大阪で16年ぶりの大規模個展『塩田千春 つながる私(アイ)』開催、無数の糸を張り巡らせたインスタレーションで「記憶」を可視化

2024.8.13
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『塩田千春 つながる私(アイ)』ポスタービジュアル

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9月14日(土)~12月1日(日)の期間、大阪中之島美術館にて、大阪では16年ぶりの大規模個展『塩田千春 つながる私(アイ)』が開催される。

塩田千春「巡る記憶」2022 年 写真:Sunhi Mang (c)JASPAR, Tokyo, 2024 and Chiharu Shiota

現在ベルリンを拠点として国際的に活躍する大阪出身の塩田千春。「生と死」という人間の根源的な問題に向き合い、作品を通じて「生きることとは何か」、「存在とは何か」を問い続けている。無数の糸を張り巡らせたインスタレーションは、場所や物に刻まれた人々の痕跡を「記憶」としてとらえ、それらを糸で編みこむことで「不在の中の存在」というテーマに向き合うもの。かたちのない、現実に不在である「記憶」を確かに存在するものとして可視化し、真実に触れようとしている。

塩田千春 「家から家」2022 年 写真:Sunhi Mang (c)JASPAR, Tokyo, 2024 and Chiharu Shiota

こうした「記憶」は自分以外のものとの「つながり」によって形成されている。同展覧会では、全世界的な感染症の蔓延を経験したことにより、否応なしに意識した他者との「つながり」に、3つの【アイ】-「私/I」、「目/EYE」、「愛/ai」を通じてのアプローチに挑戦する。塩田千春の代名詞ともいえる、糸を使ったインスタレーション作品は必見で、約1,700㎡、天井高6mの会場を舞台に、6点のインスタレーション作品を発表する予定。ほかにも絵画、ドローイングや立体作品、映像など多様な手法を用いた作品を展覧し、塩田千春の創作をみつめる。さらに一般募集していた「つながり」をテーマとして寄せられたメッセージを含むインスタレーション、その他の出品作品を通じて、たくさんのつながりに思いを巡らせる機会となる。

塩田千春「風景」1992 年 (c)JASPAR, Tokyo, 2024 and Chiharu Shiota

はイープラスにて販売中。

イベント情報

『塩田千春 つながる私(アイ)』
会 期:2024年9月14日(土)~12月1日(日)
休 館 日:月曜日、9月17日(火)、24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
※9月16日(月・祝)、23日(月・休)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館
開場時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
会 場:大阪中之島美術館 5階展示室
観覧料:
一般2,000円(前売・団体・平日:1,800円)、高大生1,500円(前売・団体:1,300円)
※中学生以下無料。団体は20名以上。
※一般(平日)券は、休館日を除く平日のみご利用いただけます。土・日・祝日・休日はご利用いただけません。
※平日価格は一般のみ。
主 催:大阪中之島美術館、MBSテレビ、朝日新聞社
協 賛:ダイキン工業、DNP大日本印刷、竹中工務店、ハマナカ、リーガロイヤルホテル(大阪)
美術館公式ホームページ: https://nakka-art.jp/
展覧会サイト:https://nakka-art.jp/exhibition-post/chiharu-shiota-2024/
お問い合わせ: 06-4301-7285 大阪市総合コールセンター(なにわコール)
※受付時間 8:00~21:00(年中無休)
公式SNS:X @Osaka_Shiota_ex Instagram @chiharu_shiota_ex24
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