「想像力をカバンいっぱいに詰めこんだら、いざ、出発!」ベルギー出身のジャン=ミッシェル・フォロンの展覧会『空想旅行案内人』大阪で開催

2024.11.8
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『空想旅行案内人ジャン=ミッシェル・フォロン』

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2025年4月5日(土)~ 6月22日(日)の期間、大阪・あべのハルカス美術館にて展覧会『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』が開催される。

名刺「フォロン空想旅行エージェンシー」1990年頃

この名刺は、ベルギー出身のアーティスト、ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)が、実際に使用していたもの。そこには、FOLONの名前とともに、AGENCE DE VOYAGES IMAGINAIRES(空想旅行エージェンシー)と記されている。つまり、空想の旅への案内人を、自ら名乗っていた。

フォロン、ミラノにて1968年(撮影:コレット・ポルタル)

詩的でユーモアに富み、やわらかな色彩とかろやかなタッチで表現されたフォロンの作品は、見る人を空想の旅へと連れ出してくれるとともに、この世界で起きているさまざまなことがらへの気づきをもたらす、豊かなメッセージ性をもそなえている。

「いつもとちがう(雑誌『ザ・ニューヨーカー』表紙原画)」 1976年 フォロン財団蔵 (c)Fondation Folon, ADAGP/Paris, 2024-2025

ベルギーの巨匠マグリットの絵に魅せられ、美術の道を志した彼は、実に多彩な才能を発揮したアーティストだった。アメリカの有名雑誌に挿絵が掲載されたことをキッカケに、その名を世界へと羽ばたかせた。日本を含め各国で展覧会が開かれ、彼自身も世界中を旅して、その経験を創作のエネルギーとしていた。

「月世界旅行」 1981年 フォロン財団蔵 (c)Fondation Folon, ADAGP/Paris, 2024-2025

フォロンの没後20年、彼が生前に設立したフォロン財団の25周年を記念する同展では、フォロンが生み出した絵画や写真、ポスター、彫刻やオブジェ、アニメーションなど約230点を、まるで空想旅行をするような気分で楽しむことができる。道連れのチラシビジュアル「リトル・ハット・マン」とともに、作品の中の世界を見回し、耳を澄ませると、隠された一筋縄ではいかない謎やメッセージに気づけるかもしれない。

「秘密」 1999年 (c)photograph by Fernandez フォロン財団蔵 (c)Fondation Folon, ADAGP/Paris, 2024-2025

2025年1月11日(土)~3月23日(日)には名古屋市美術館でも開催。はイープラスにて販売中。

イベント情報

『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』
会 期:2025年4月5日(土)~6月22日(日)
会 場:あべのハルカス美術館
[〒545-6016 大阪市阿倍野区阿部野筋1-1-43 あべのハルカス16階]
開館時間:火~金10:00~20:00、月土日祝10:00~18:00※入館は閉館30分前まで
休 館 日:4月7日(月)、5月12日(月)
主 催:あべのハルカス美術館、産経新聞社、関西テレビ放送、フォロン財団(ベルギー)
後 援:ベルギー王国大使館
特別協力:ベルギー王国フランス語共同体政府 国際交流振興庁(WBI)
展覧会公式HP:https://ourfolon.jp/
美術館公式HP:https://www.aham.jp/
お問い合わせ:06-4399-9050(あべのハルカス美術館)
観 覧 料(消費税込):
※超早割券販売期間:2024年10月12日(土)10:00~2025年1月17日(金)23:59まで
※前売券/ペア券販売期間:2025年1月18日(土)10:00~2025年4月4日(金)23:59まで
※超早割券/ペア券は主要プレイガイドのみで販売。
※団体は15名様以上。
※障がい者手帳をお持ちの方は美術館カウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名まで当日料金の半額