新作歌舞伎 『狐花 葉不見冥府路行』 Blu-ray&DVDが決定 特典には京極夏彦&松本幸四郎のスペシャルインタビューも収録

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2025.2.21

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ミステリー界の鬼才・京極夏彦が書き下ろし、脚本も手掛けた新作歌舞伎『狐花 葉不見冥府路行』(きつねばなはもみずにあのよのみちゆき)のBlu-ray&DVDが、2025年4月23日(水)に発売されることが決定した。

京極夏彦作品が歌舞伎となるのは初。出演の松本幸四郎は「京極さんの作品を歌舞伎で上演することは“夢のまた夢”だと思っていた。京極歌舞伎”という、新たな歌舞伎をつくる姿勢で取り組みます」と意気込み、「京極夏彦×歌舞伎」というファン待望の組み合わせに、劇場は割れんばかりの拍手に包まれた。

松本幸四郎が演じる“中禪寺洲齋“は京極夏彦のデビュー作「姑獲鳥の夏」の主人公・中禅寺秋彦の曾祖父。中禅寺秋彦が“憑き物落とし“として事件の真相を解き明かしていく「百鬼夜行」シリーズ(累計発行部数1000万部超え)や、文学賞三冠を果たした「巷説百物語」シリーズにも連なる物語ということでファンからも大きな注目が集まった。

江戸を舞台に幽霊事件の謎を描いた本作。一面の彼岸花が暗闇に浮かび上がる怪しくも美しい舞台装飾に京極夏彦の世界観を反映した衣裳、とまさに“京極夏彦ワールド”が幻想的に表現された空間で、美しい青年・萩之介(中村七之助)の幽霊騒動をめぐり次々と起きる悲しい事件の真相に、中禪寺洲齋が挑む。

今回映像特典として、京極夏彦そして松本幸四郎のスペシャルインタビューを収録。京極夏彦インタビューは、「狐花」が生まれた京極邸の書斎で行われ、小説と舞台台本の違いや難しさ、「狐花」を執筆するにあたり歌舞伎を意識した部分、歌舞伎の世界の印象などより作品を楽しめるお話を。インタビューと併せて撮影された書斎の様子も必見ですそして松本幸四郎インタビューでは、京極作品の魅力やお稽古の様子、そのほか幽霊はいると思う京極作品で次回作があるとしたらなど興味深い話も飛び出した。その他、筋書の縮刷版も封入され、『狐花』の魅力を余すところなく楽しめる内容になっている。



作品情報

新作歌舞伎『狐花 葉不見冥府路行』Blu-ray&DVD
 
Blu-ray:12,100円(税込)SHBR-0768
DVD(2枚組):12,100円(税込)DASH-0156
 
●映像特典
・京極夏彦スペシャルインタビュー
「京極夏彦書斎潜入〜『狐花』の生まれた場所にて〜」
・松本幸四郎スペシャルインタビュー「『狐花』中禪寺洲齋になる」
 
●封入特典
『狐花葉不見冥府路行』筋書縮刷版)
※「八月納涼歌舞伎」筋書からの抜粋

 
●外装特典
スリーブケース
※「中禪寺洲齋」の「齋」の上部中央は、正しくは「了」です
発売・販売元:松竹
 
(C)松竹株式会社 (C)京極夏彦KADOKAWA
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