ダブル主演の高橋大輔と増田貴久が会見で怪気炎! 7月の『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』は3月23日までチケット最速先行
『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』発表会見に臨んだ4人。左から堤幸彦、高橋大輔、増田貴久、SUGIZO ©︎さいとうりょうこ
この夏話題のアイスショー『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』が7月5日(土)~7日(月)、横浜アリーナ(神奈川県)で開催される。ダブル主演の高橋大輔、増田貴久らが3月12日(水)、都内で会見し、熱く意気込みを語った。は、この日19:00から最速先行販売(抽選)が始まった。
高橋大輔が生まれた岡山の昔話「桃太郎」の元となった伝説をベースに
氷艶は、スポーツと日本文化を融合したストーリー仕立てのアイスショー。過去3作では、第1弾で歌舞伎、第2弾で源氏物語、第3弾で銀河鉄道の夜をモチーフにした。第4弾となる『鏡紋の夜叉』では、高橋大輔の生まれ故郷岡山の昔話「桃太郎」の元となった「温羅(うら)伝説」をベースに、大義のぶつかり合いを描く。
舞台は古代大和の西にある吉備の里。特殊な製鉄術を持つ白霧族の王・温羅(高橋大輔)が、結婚を控える中、朝廷が闇呑神(やみどんのかみ)の力を借りて育成した殺戮兵器、吉備津彦(きびつひこ=増田貴久)から命と土地を狙われる。壮絶な戦いの火花を散らす中で、2人は熱い思いを交錯させる。
高橋大輔 ©︎さいとうりょうこ
高橋にとって氷艶初のダブル主演
この伝説で鬼とされた温羅を演じる高橋は、「桃太郎をテーマにやりたかった。かっこ良くなるんじゃないかと思っていました。今回は桃太郎ではなく、鬼のモチーフとなった温羅をやれるのが楽しみ。何が悪で、何が正義なのか、いろんなことを考えさせられ、新たな化学反応が生まれそうでワクワクが止まりません。見に来てくださる方にも発見があると思います。最高に素晴らしいものをお見せできるようにしたいです」と意気込んだ。
今回は高橋にとって氷艶初のダブル主演。「どんな心持ちで挑めばいいのか、正直分かっていない部分もありました」としながらも、増田のライブを見て、気持ちを新たにした。「その時々でいろんな顔があることをパフォーマンスで見させていただいて、”この人とやるんだ”、レベル上げていかないとダブル主演という立ち位置になれない」と思い、緊張感が次第に高まっていく自分を意識している。
ダブル主演の高橋大輔(左)と増田貴久 ©︎さいとうりょうこ
増田は「氷艶の良いピースになれるよう頑張ります」
また、桃太郎のモデル、吉備津彦役の増田は、「(アイス)スケートは、滑れなくてもいいというオファーでしたが、大輔君をはじめ、出られるスケーターの方々の氷艶にかける思いなどを聞いて、その一部になりたいなと思いました。練習して、どこまでできるか、自分との戦いではあると思います。精一杯頑張って、滑って、氷艶の良いピースになれるよう頑張ります」と、新境地の開拓に並々ならぬ決意を見せた。
増田貴久 ©︎さいとうりょうこ
伝説を現代に蘇らせるのは演出の堤幸彦
「桃太郎伝説」と「温羅伝説」。正義と悪、表裏一体の伝説を、美しく残酷な「氷上の悲劇」として現代に蘇らせるのは、演出の堤幸彦。1995年の日本テレビ「金田一少年の事件簿」(堂本剛主演)以来、ユニークな手法で数々のヒット作を生み出してきた。
堤幸彦 ©︎さいとうりょうこ
氷上では初演出となる堤。リンク上での練習を前に、ホールをチェス盤のように区切ってシミュレーションしていることを、会見で明かした。そして、「スケートの演出は初めて。映画とは移動のスピードも立体的なものも違うが、映画のスクリーンは白い。似てると思えば、何とかなるんじゃないかと思う。皆さんのお力を借りながら作っていきたい。やっていく最中に発見があると思います。楽しみながら緻密に、細やかに演出したい。楽しいエンタメショーになると思います」と、ヒットメーカーらしく、自信をのぞかせた。
SUGIZOは「自分の音楽の集大成にしたい」
そして、今回、異色の顔ぶれとして目を引くのが、スペシャルゲストアーティストのSUGIZO(SGZ)。LUNA SEA、X JAPAN、THE LAST ROCKSTARSのメンバーとして世界規模で活動する音楽家が、作曲家とパフォーマーの二刀流で参加する。
SUGIZO ©︎さいとうりょうこ
堤監督と一緒に仕事することが、約四半世紀越しの悲願だったというSUGIZO。会見では「アイスショーは初めてですが、アイススケートにとらわれずに、自分の音楽の集大成にしたい。映画、スポーツ、エンタメ界のトップ3人とご一緒で、テンションが上がっています。総決算の音楽で、未知なる体験や景色に導けるよう、全力でやります。現代社会に伝えたいテーマ、フィロソフィーが世界に届くと良いですね」と熱弁を振るい、トップアーティストの誇りを胸に、新たな舞台に挑戦する。
増田のアイススケートに高橋がお墨付き
この日の会見で、4人が最も盛り上がったのは、やはり、増田のアイススケートに関して。先だって、高橋と一緒に人生2回目の滑りに挑んだという。
増田が「みんなに『マッスーは何でその仕事受けたの?』と言われるんです。永瀬廉君からは『今すぐ断った方が良い』と言われました」と、裏話を明かすと、すかさず高橋が「(練習)1回目で、本番レベルの滑りでした」と、その運動神経の良さに驚いたことで、話をつないだ。
増田はこれに気を良くしたのか、「スケートは頑張って上り詰めたい。うまくなると、服の丈が短くなると聞いているので、本番では、上だけ着ているみたいに……」と、笑いを誘いながらも、本気で取り組むことを宣言した。
堤監督は増田に「手加減しません」
会見後の囲み取材でも、増田のスケート話は止まらない。NEWSの2人からも「マッスー滑れたっけ? あの氷艶になぜ?」と言われたことを明かしつつも、「ローラーとインラインは得意です。滑る感覚はあるので、あたりまえに滑れるようになりたい」と、前のめりになった。
すると、現場で指導もする予定の高橋が、「増田さんは何の心配もないです。(先日の練習で)同じスピードで付いてきてくれたので」と持ち上げる。これに慌てた増田が「僕が初めて滑った映像を見て、堤さんが『1回目でこれなら、結構動けるね』と言われたと聞きました。ハードルが上がっている」と抑えめの演出を希望すると、堤監督は「手加減しません」とバッサリ。SUGIZOに至っては「増田さんのかっこいいスピン、ジャンプをイメージして曲を作っています。3回転を目指しましょう」と容赦なかった。
全く新しい究極のロックオペラ
SUGIZOが言うには「堤 x フィギュア x SGZによる、全く新しい究極のロックオペラ」となる『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』。イープラスでの最速先行販売(抽選)は3月23日(日)23:59まで。期間中、忘れずにエントリーしてほしい。
イベント情報
『氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-』
日時:7月5日(土)11:30/16:30開演
6日(日)11:30/16:30開演
7日(月)11:30開演
場所:横浜アリーナ(神奈川県)