尾上菊五郎・尾上菊之助 襲名披露お練りの詳細が発表 江戸時代から続く音羽屋の歴史をZeebraが披露
尾上菊之助
松竹創業百三十周年を迎える令和7(2025)年、5・6月歌舞伎座において、尾上菊之助改め 八代目尾上菊五郎襲名披露、尾上丑之助改め 六代目尾上菊之助襲名披露『團菊祭五月大歌舞伎』『六月大歌舞伎』が開幕する。襲名披露興行に向けて、3月31日(月)には“江戸総鎮守”の神田明神にて、歌舞伎界の大名跡、尾上菊五郎・尾上菊之助の襲名披露を披露する「お練り」を開催。この度、襲名披露の「お練り」の内容が発表された。
1300年の歴史を有する“江戸総鎮守”の神田明神は、平成25(2013)年2月に菊之助が結婚式を行った場所でもあり、平成30(2018)年12月には「神田明神文化交流館 EDOCCO」開業記念式典で七代目菊五郎と菊之助が奉納舞踊を披露した音羽屋とも関わりの深い神社だ。そんな神田明神にて行われる今回の「お練り」では、尾上菊之助と尾上丑之助を中心とした参列者が練り歩くだけではなく、特別演出によるパフォーマンスも披露されることが発表された。
尾上丑之助
3月31日(月)12時より、神田明神の鳥居から隨神門への参道で纏、木遣りを先頭に、襲名披露の尾上菊之助・尾上丑之助を中心として練り歩くなか、神輿やお囃子、芸者衆も参列してお練りを盛り上げる。境内では、日本舞踊尾上流四代家元・尾上菊之丞による総合演出のもと、特別出演のZeebraが江戸時代から続く音羽屋の歴史を語り部のように語り、ラップも披露。さらに太鼓奏者・山部泰嗣の大太鼓が神田明神に鳴り響く。今回のお練りにはアドバイザーとして、菊之助と親交の深い小橋賢児も参加する。
Zeebra
菊之助は「1300年の歴史を誇る江戸総鎮守の“神田明神”様と、江戸時代から300年続く“尾上菊五郎”、そして、私と同じ1970年代に生まれた“ヒップホップ”が三つ巴となり、古と現代が融合します」と意気込む。また、御神殿前に特設舞台を設営し、尾上菊之助・尾上丑之助による奉納舞踊『七福神』が執り行われることも発表された。
関連情報
※詳しくは、歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」にて。