羽田美智子、剛力彩芽がゲスト出演 三宅裕司率いる熱海五郎一座『黄昏のリストランテ』製作発表記者会見オフィシャルレポートが到着
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新橋演舞場6月公演として、三宅裕司を座長に、「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第11弾 東京喜劇『黄昏のリストランテ〜復讐はラストオーダーのあとで〜』」が上演される。3月26日(水)に行われた製作発表記者会見のオフィシャルレポートが到着した。
「お客様が心の底から本当に面白いと思える東京の喜劇“軽演劇”を上演しよう、“東京の笑い”を継承しよう」と、2004年に旗揚げした「伊東四朗一座」。伊東がスケジュールの都合でどうしても参加できない時もその想いを継承すべく、2006年に三宅裕司を座長に「熱海五郎一座」を旗揚げ。2014年には、ついに伝統ある大劇場・新橋演舞場に進出。以降、新橋演舞場にて毎年公演を行い、毎公演満員御礼で、劇場を大爆笑の渦で包み込んだ。昨年は一座旗揚げから20年、演舞場シリーズ10回記念公演として伊東四朗と松下由樹をゲストに迎え、全公演満席で幕を閉じ大成功を収めた。
新橋演舞場シリーズ第11弾となる今年の舞台は、リストランテの世界。おなじみの一座メンバー(座長・三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博(深沢と交互出演)、深沢邦之(東と交互出演))に加え、豪華ゲストに羽田美智子と剛力彩芽を迎える。
製作発表記者会見では、松竹株式会社 取締役副社長 演劇本部長の山根成之が「昨今、劇場にお越しになるお客様は笑いを求めていらっしゃいます。この熱海五郎一座は毎年皆さまの期待を裏切らない喜劇を上演し、演舞場の宝物でございます。今年は松竹百三十周年、新橋演舞場百周年という大事な年の熱海五郎一座、自信を持ってお送りします」と語り、株式会社アミューズ 専務取締役 荒木宏幸は、「昨年伊東四朗さんと松下由樹さんをお迎えして、大変好評でたくさんのお客様に笑いをお届けしました。今年は羽田美智子さんと剛力彩芽さんをゲストにお迎えし新たにパワーアップしたかたちでお届けしたいと思っております。災害も含め、色々と大変な地域もございますが、東京からきちんと楽しんでいただける東京喜劇の舞台を作りますので、ぜひ劇場に足を運んでください」と期待を込めた。
続いて、「どうも、新橋演舞場の宝物です」と自信満々に自己紹介をした座長三宅裕司が今日最初の笑いで会場を沸かせた。「昨年大好評で全ステージ満席でした。その大好評だった演目の次なので大変ですけど、その分台本がとても面白いのでぜひ期待していただきたいです」と力強くやる気を見せた。
渡辺は「毎年製作発表の時点では台本をもらっていないのでワクワクとドキドキ、そして不安もあります。昨日役柄が送られてきまして私は官僚で剛力さんの上司だそうです。剛力さんの上司ということはドキドキワクワクするんですけど、台本がまだなので不安です。でも舞台に立ったら大爆笑をとるんです」と言うも会場が静まったところで司会者に強制的に止められ会場の爆笑をさらう一幕を作り挨拶を終えた。ラサールは「今年古希になります。身体も劣化してきていますがその度に部品を取り替えて少しずつ若返っています。どんな役でも全力で演ります」と毎年恒例の高齢自虐を込めて意気込んだ。昨年古希となった小倉は「70歳というとそれなりの年なんですけど、ちょっと枯れた芝居とか今まで生きてきた重みみたいなものを舞台で出したいなと常々思っていましたところに、昨年の伊東さんのお芝居を見て本当に重みがあって本当に素晴らしいなと思いました。翻って自分は中途半端だなぁと。今回も中途半端な感じで・・・」と長くなりそうな挨拶に司会者からの合図で強制的に終え会場の笑いを誘った。
昇太は「毎年熱海五郎一座に参加させていただいて、毎年これ以上の舞台ができるのかな?と思うんです。ところが、翌年新作を作って幕が上がるといつもものすごいウケるんです。もしかしたら、この一座のファンは高齢なので前年のことを忘れているのかな、と思うくらいです。すごく新鮮に僕たちの舞台を観ていただいて本当にありがたいな、と思っております。こういうことがサラっと言えるのが公益社団法人落語芸術協会会長だなと思います」とドヤ顔で挨拶した。
「人生100年時代と言いますけど、70代のおじさんたちがこれだけ笑いと勇気を与えられる舞台は本当に熱海五郎一座だけじゃないかと思っています。私は55歳ですが、いまだにこの一座では前説を担当しています。やりがいあります」と東が語ると、東と交互出演の深沢は「舞台を1ヶ月乗り切るためには健康が大事だと思い、健康診断に行ってきました。健康にはまず笑いが大切です。この舞台を観れば健康が手に入ります。熱海五郎一座を観て爆笑していただきたいと思います」とやる気をのぞかせた。
この一座の始まりである伊東四朗さんとドラマで20年親子役を演じてきた今回のゲストの一人である羽田美智子は、「こんにちは。羽田美智子です」と言うだけで会場に笑いが起こる逸材ぶりを発揮し「この一座の大ファンで毎年欠かさず観劇していました。昨年の伊東さんを観て、笑って泣いて、今でもあの日のことが忘れられないくらいの感動をいただきました。そんな中オファーをいただいて伊東さんに『私に務まりますか?』と相談したら『あそこの舞台に立っているみっちゃんを早く観たかったぞ』と背中を押してもらい思い切ってチャレンジしようと思いお受けしました。人を笑わせること、東京喜劇が一番難しいことは伊東さんからも三宅さんからも聞いています。日本の喜劇をリードしていらっしゃるレジェンドの先輩方と一緒に(舞台を)作っていける時間が今から待ち遠しくて楽しみでワクワクしています」と熱く意気込みを語った。
もう一人のゲスト剛力彩芽は「今はまだ大まかなあらすじを知っている状態なのにも関わらず、製作発表でこんなに緊張しなかったのは初めてです」とさらりと爆笑をとり、続けて「こんな楽しい場所に立たせていただけることはないと思い、即答でオファーに答えました。私も笑いはすごく難しいものだと思っています。さまざまなことを皆さんから学びたいと思います。未熟者ですが、皆さんに笑いを届けて日本を元気にしたいです。私が一番若いので全力で身体張ってがんばります!なんでもやります!」とやる気を見せた。
最後に座長である三宅は、「前作より面白いものを作ることを目標にやってきました。昨年が大好評でしたが、作家が当て書きした今作の台本、セリフがゲストお二人にピッタリでハマっているので昨年よりも面白いものが作れると確信しました。新橋演舞場はお年寄りの遊び場みたいになっていますが、若い人が観ても楽しんでもらえる作品になると思います」と意気込み会見を締めくくった。
歌あり、ダンスあり、アクション最上級のエンターテインメントで、とにかく“笑い”に拘った抱腹絶倒の熱海五郎一座。大爆笑東京喜劇をぜひ新橋演舞場で!
公演情報
東京喜劇 「黄昏のリストランテ~復讐はラストオーダーのあとで~」
詳細は公演ホームページまで。
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202506_atamigoro2025/