新日本フィル主席フルート奏者・清水伶がプロデュースする春の夜 『マンハイムを訪ねて ~華麗なるオールモーツァルトプログラム~』が開催
清水伶がプロデュースする『マンハイムを訪ねて ~華麗なるオールモーツァルトプログラム~』が、5月8日(木)に東京・豊洲シビックセンターホールで開催される。
『マンハイムを訪ねて ~華麗なるオールモーツァルトプログラム~』は、2024年年末より新日本フィルハーモニー交響楽団の首席フルート奏者を務める清水が、「今の自分の音楽を率直に届けたい」との想いを込めて企画した、初の本格的ソロ・プロデュース公演。
オールモーツァルトで構成されるプログラムの前半には、清水が信頼を寄せる弦楽器奏者たちがフルート四重奏曲(K.285、K.285a、K.Anh.171)を演奏。ヴァイオリンには、第20回ハチャトゥリアン国際コンクールでヴァイオリン部門日本人初の優勝を誇る関朋岳を迎える。清水は、高校時代からの友人でもある関について、「音楽に対する姿勢からセンスまで、すべてにおいて信頼している」とコメントしている。また、若手弦楽四重奏団・カルテット風雅のメンバーでもある、ヴィオラ・川邉宗一郎とチェロ・松谷壮一郎も参加。北九州音楽祭でも共演した二人について、清水は、「この頼もしい3人は伴奏に収まることなく、バス声部や対旋律を鮮やかに、積極的に演奏してくれると確信しています。主旋律を担当する私にとってもきっと刺激的だと思いますし、モーツアルトの瑞々しく立体的な音楽を皆さまにお楽しみ頂けると思います」と語る。
プログラム後半のフルート協奏曲第1番と第2番(K.313、K.314)では、シルフィード室内管弦楽団と、清水が「最も尊敬する芸術家の一人」と評する指揮者・大森大輝が共演。清水は、大森について、「今回のオーケストラ編成は本来なら指揮者なしでの演奏が一般的ですが、彼がオーケストラを率いることで、私からは見ることの出来ないモーツァルトのフルート協奏曲像を体感したいという想いで共演を熱望しました。きっと細かいニュアンスまで意図をもった音楽を披露できると思います」とコメントしている。
今回の公演について、清水は「これまでモーツァルトとは、コンクールやオーディションといった“試される場”で向き合うことが多くありました。今回は、仲間たちと自由に音楽を描ける特別な機会。心から楽しみたいですし、お客様にも“音楽の喜び”をお届けしたいと思っております。ぜひ、豊洲シビックセンターホールに足をお運びください」と呼びかけている。
『マンハイムを訪ねて~華麗なるオールモーツァルトプログラム~』は、イープラスにて5月7日(水)23時59分まで一般発売中。