石井一孝、矢田悠祐ら出演 親子の歴史を歌と生演奏で紡ぐ、バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサートが開幕
バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート
2025年5月8日(木)新国立劇場 小劇場にて、バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサートが開幕した。この度、出演者コメント&舞台写真が公開された。
バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート 舞台写真
バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート 舞台写真
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ヴィヴァルディの「四季」は、誰もが聞き覚えのあるヴァイオリン協奏曲で、春夏秋冬それぞれに3楽章ずつ計12楽章から成り立ってる。この曲が産まれるまでには、作曲家のアントニオと、父ジョヴァンニの父子で育んだ栄光と希望、挫折や葛藤の感動秘話が。今作ではドラマ仕立てのコンサートとして、圧倒的な歌唱力と演技力で知られるキャスト陣が歌と生演奏で親子の歴史を四季になぞられて紡ぐ。
バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート 舞台写真
バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート 舞台写真
父/ジョヴァンニ・ヴィヴァルディ役の石井一孝は、天才の息子を持ってしまった喜びと悲しみを力強くかつエレガントに表現。特に2幕の愛する息子への想いを唄う独唱「アントニオよ」は胸を打たれる。
石井一孝
矢田悠祐
バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート 舞台写真
石井と親子を演じることが話題となった息子アントニオ・ヴィヴァルディ役の矢田悠祐は、ナイーブなアーティストを好演。街の人気者で女性たちにモテモテなのも納得させるセクシーな歌声は必聴。
辰巳真理恵
宮原浩暢
北翔海莉
アントニオの音楽のミューズ歌姫アンナ・ジロー役の辰巳真理恵は、生命力にあふれた歌声はもちろんのこと可憐で小悪魔的な魅力で観客をも魅了していた。そして数々の登場人物とナレーター男を演じる宮原浩暢と同じくナレーター女ほかを演じる北翔海莉も大きな見どころのひとつ。宮原は若者から商人そして老人まで、北翔もひたむきな女性からアネゴ、さらに男役までそれぞれ7役に変化、声色を変えて挑んでいる。2人によるコミカルパートは回を重ねるごとに進化していく。
バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート 舞台写真
そして岡本さとるの演出、中村匡宏による書き下ろしの歌唱曲に加え、全編に渡り絶えることの無いヴァイオリン/花井悠希、フルート/林愛実、電子チェンバロ/山本有紗による生演奏は、物語を彩り大きな支えとなっている。
バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート 舞台写真
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本公演は5月11日(日)まで上演。(1幕:65分/休憩:20分/2幕:60分)
出演者コメント
■ジョヴァンニ・ヴィヴァルディ:石井一孝
石井一孝
天才の息子を溺愛するあまり、鬱陶しがられる父親(笑)ジョヴァンニを演じます。
自分の夢を息子に託して熱く指導する父親…今の時代にもいますよね。
日本でいうと江戸時代のイタリアのお話ですが、とても普遍的なテーマです。
キャストは5名のみ。しかし驚くべき歌唱力と芝居力のメンバーばかりで、稽古でも耳が幸せでなりませんでした。笑いと涙の宝石箱のような脚本・知的でドラマティックな音楽・鬼気迫る魂の演奏。
まさに見所満載です。しかし劇場で、お客様の眼差しと呼吸の中、皆様にヴィヴァルディの人生を辿っていただかなければ、この作品は完成しません。
この愛と絆のストーリーを皆様にも楽しんでいただけたら幸いです。
■アントニオ・ヴィヴァルディ:矢田悠祐
矢田悠祐
アントニオ・ヴィヴァルディ役の矢田悠祐です。
素晴らしい音楽に囲まれたこの作品が、無事に初日を迎えられることをとても嬉しく思います。
ヴィヴァルディ親子の半生を描いたこの作品が、時におもしろおかしく、時に美しく、時に悲しく、時に暖かく、皆さんに寄り添う作品になれば良いなと思っております。
ヴィヴァルディが実際に作曲した曲も劇中で演奏され、尚且つ今回のこの音楽劇の為に書き下ろされた曲も沢山あります。
その素晴らしい楽曲を素敵な歌い手の皆さんとオーケストラの皆さんと共に千秋楽まで美しい音色を紡いでいければと思います。
個人的には父、ジョヴァンニ・ヴィヴァルディ役の石井一孝さんからは作中のアントニオ同様沢山学ばせて頂くことが多かったので、親子で似ているな、と観にいらっしゃった皆さんに思って頂けると嬉しいです!
■男性:宮原浩暢(LE VELVETS)
宮原浩暢
バロック音楽劇「ヴィヴァルディ」四季ドラマコンサート、初日の幕が遂に開きます。
石井一孝さん演じる父親ジョヴァンニと矢田悠祐さん演じる息子アントニオの父子の物語。そしてその物語に登場する個性豊かな人物達を、男女のナレーター役である北翔海莉さんと宮原浩暢が大半を担っていきます。
次から次へと役が変わったりナレーションをしたりと大忙し。そこも見どころのひとつ。
そして、ドラマコンサートのタイトル通り、素敵なソロにデュエットにと歌も盛り沢山です。
ヴィヴァルディの名曲にオリジナルも加えて、チェンバロ、バイオリン、フルートの贅沢トリオで。
優雅な響きがバロック音楽の世界へとお客様を誘います。どうぞこのひとときをお楽しみ下さい。
■アンナジロー:辰巳真理恵
辰巳真理恵
お稽古が始まってから、本当にあっという間に幕が開きました。
出演が決まったときは錚々たる方々ばかりで緊張していましたが、いざお目にかかると、温かく穏やかで面白く、歌も演技も素晴らしい方ばかり。日々学ばせていただいています。
岡本さとる先生による、感動的な(中に、くすりと笑いもある)台本と演出、
中村匡宏先生のロマンティックな珠玉の名曲の数々、楽士の皆様の華やかな演奏。
見どころ・聴きどころばかりです!
私はアントニオの音楽のミューズ、実在のオペラ歌手アンナ・ジロー役を、心を込めて歌い演じます。
お一人でも多くの方に劇場にいらしていただけますと嬉しいです!再演・全国公演も実現しますように!
■女性:北翔海莉
北翔海莉
今回はなんと7役も演じさせて頂きます。尚且つ歌も演じ分けるので、非常に大変ですが(声帯が…)、
ヴィヴァルディ親子が世に伝えてきた音楽を2時間半にわたり、皆様と共有できることを嬉しく思います。
中年女性から清純な女の子、陽気なウエイトレス、そして敵(かたき)である嫌味たらしい男の役まで演じますので、これぞ七変化となれば幸いです。
初めて共演させて頂く、ミュージカル界の大先輩、石井さんをはじめ、共演者の方々からたくさんのことを学ばせて頂きながら、千秋楽まで挑戦し続けたいと思います。
カメラマン:山副圭吾
(C)2025.バロック音楽劇 ヴィヴァルディ-四季- ドラマコンサート
公演情報
会場:新国立劇場 小劇場
上演台本・演出:岡本さとる
音楽:中村匡宏
企画・製作:アーティストジャパン
演奏:花井悠希、林 愛実、山本有紗
料金:S席9,500円 A席8,500円(税込・全席指定)