リアル・トラウムVSウィーン・ヨハン・シュトラウス・ヴィルトオーゾ公演、曲目が決定&18歳以下の無料招待も緊急決定

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Wien Johann Strauss Virtuosi with REAL TRAUM ~ヨハン・シュトラウス2世 生誕200年記念~

Wien Johann Strauss Virtuosi with REAL TRAUM ~ヨハン・シュトラウス2世 生誕200年記念~


IL DIVOに始まり、日本でもLE VELVETSやTHE LEGENDなど多くのフォロワーを生んできたクラシカル・クロスオーヴァーの男性ヴォーカル・ユニット。メルビッシュ湖上音楽祭やドイツ44カ所のオペレッタツアーに参加するなど国際的なキャリアを歩むテノールの高島健一郎をリーダーとして、東京芸術大学を卒業した同門の声楽家たち4人が集まって結成されたのが、REAL TRAUM(リアル・トラウム)である。ドイツ語で「正夢・夢を実現する」といった意味のグループ名通りに、2025年2月には夢の舞台Bunkamuraオーチャードホールでの公演をソールドアウトして大好評のうちに終え、次なる関東圏での大舞台として、ウィーン・ヨハン・シュトラウス・ヴォルトオーゾとの共演が用意されている。

来る5月30日(金)19時から葛飾シンフォニーヒルズのモーツァルトホールにて、ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世の生誕200年を記念して、関西万国博覧会に招待されたウィーン・ヨハン・シュトラウス・ヴィルトオーゾとの貴重なコラボレーションによるコンサート。

ヨハン・シュトラウス・ヴィルトゥオーゾは、ヨハン・シュトラウスとその同時代の作曲家たちの音楽に捧げられたウィーンの名高いアンサンブルである。1997年に設立され多くの成功を収めている、皇妃エリザベート所縁のウィーン・シェーブルン宮殿のオランジュリーでのコンサートで知られる「シュテファン・シュトラウス宮殿管弦楽団」のソリストたちで構成され、メンバーはウィーンで生まれ育ち、彼の地の音楽教育を受けた、生粋のウィーンっ子たちばかり。卓越した音楽性と彼らの演奏に特有の「ウィーン風のスタイル」が生き生きと反映されている。世界中での演奏経験を持つ同アンサンブルは、国際的な活躍を続けており、ウィーンの魅力を世界中の観客に届け、情熱とテクニックで魅了している。

アニバーサリー・イヤーでますます人気と注目の高まるヨハン・シュトラウス2世のワルツやポルカはもちろん、「こうもり」や「ジプシー男爵」といったオペレッタの名曲の数々をリアル・トラウムと共演で聴かせてくれることはすでにSPICEでもお伝えしたが、改めて来日直前にそのコンサートの全貌が明らかになった。

あわせて、本公演は、劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業の助成が決定となり、小学生から18歳以下の若年層の無料招待の募集も開始となった。

まず、リアル・トラウムとの共演曲は、以下の名曲の数々。

J. Strauss Ⅱ/喜歌劇「ジプシー男爵」から– バリンカイのアリア
F. Lehar / レハール:オペレッタ「微笑みの国」より「君こそ我が心のすべて」
J. StraussⅡ / シュトラウスⅡ喜歌劇「ウィーン気質」から
J. StraussⅡ /歌劇「こうもり」から「乾杯の歌」
J. Strauss II/トリッチ・トラッチ・ポルカ
J. Strauss II/美しき青きドナウ
Sieczynski/ウィーン、わが夢の街

ウィーンの薫りをたっぷりに、生誕200年のヨハン・シュトラウスⅡ世の名曲をしっかりとおさえたプログラムとなっている。オーケストラとしては「春の声」「南国のバラ」、「酒、女、歌」といったシュトラウスのゴージャスなワルツにとどまらず、ウィーンのダンス音楽のもうひとつの魅力であるポルカを「チクタク・ポルカ」、「農夫のポルカ」、ポルカ・シュネル「ドナウの岸辺から」、そして弟ヨーゼフのポルカ「憂いもなく」「休暇旅行で」、「飛ぶように急いで」など軽快に楽しく届けてくれそうだ。ウィーンのニュー・イヤー・コンサート並みの贅沢な選曲で、葛飾のモーツァルトホールを楽友協会のように感じさせてくれるコンサートになるだろう。

文=神山薫

公演情報

Wien Johann Strauss Virtuosi with REAL TRAUM ~ヨハン・シュトラウス2世 生誕200年記念~
 
[開催日]
2025年5月30日(金) 19:00 開演
 
[会場]
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール (東京都)
 
[出演者]
ウィーン・ヨハン・シュトラウス・ヴィルトーゾ
REAL TRAUM(リアル・トラウム)[鳥尾匠海(テノール) 高島健一郎(テノール) 杉浦奎介(テノール) 堺 裕馬(バリトン)]
 
【演奏予定楽曲】
J. Strauss Ⅱ/喜歌劇「ジプシー男爵」から– バリンカイのアリア
F. Lehar / レハール:オペレッタ「微笑みの国」より「君こそ我が心のすべて」
J. StraussⅡ / シュトラウスⅡ喜歌劇「ウィーン気質」から
J. StraussⅡ /歌劇「こうもり」から「乾杯の歌」
J. Strauss II/トリッチ・トラッチ・ポルカ
J. Strauss II/美しき青きドナウ
Sieczynski/ウィーン、わが夢の街
※演奏予定曲は変更となる可能性がございますので予めご了承ください。
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