観客とスペシャルゲストたちで作り上げたステージ　ミステリップ『ようこそ楽しい催眠術ショーへ』オフィシャルレポートが公開

2025年6月22日（日）草月ホールにて、体験型ミステリーイベント「ミステリップ」の第一弾公演『ようこそ楽しい催眠術ショーへ』が開催され、オフィシャルレポートが公開された。

スペシャルゲストが変わることで、昼夜全く異なる盛り上がりとなった本公演。まさに「一生に一度の体験」を観客と共に創り上げ、昼夜ともにそれぞれ違った熱気に包まれた一日となった。

オフィシャルレポート（原文ママ）

本公演は開場中から体験がスタート！受付を済ませ、草月ホールの階段を降りると、会場では既に物語が始まっています 。VIPの観客は一般の観客よりも1時間早く入場し、物語に深く関わる特別な役になりきるため、衣装や小道具を受け取り、自身の設定資料を読み込みます。その後、キャストと１対１で紡がれる体験が始まります。公演中ではそれぞれの出番があり、物語の重要なピースとなりました。一般の観客たちは、誰がVIPなのかわからないため、隣の席に座る人物が物語の鍵を握っているかもしれないという、臨場感とスリルを味わうことができました。また、さらに驚くべきは、本公演は情報解禁時より物語が始まっていたこと！　HPやX（旧Twitter）に散りばめられたヒントは、一握りの観客だけが知りえる情報となり、それがスペシャルゲストを助ける重要な鍵となりました。まさに観客の皆さんとスペシャルゲストたちで作り上げたステージです！

【昼公演：仲村宗悟＆ニーコ、驚きと笑いの渦に！】

昼公演には、スペシャルゲストとして声優の仲村宗悟さんとニーコさんが登場しました 。
本物の催眠術師・漆原正貴氏がゲストや観客に実際に催眠術をかけていくと、観客席からは「えー！？」という驚きとどよめきの声が上がり、会場は異様な興奮に包まれました 。仲村さんは催眠術にかかるたびに、驚きの表情を見せ、そのリアクションが会場の笑いを誘いました 。こぶしが開かなくなる催眠術中、漆原氏に「爪に意識を向けてください」と言われた際に「爪は、はがれないですよね…？」とまさかの一言で爆笑を誘いました。さらに椅子から立てなくなる催眠術では、催眠を解かれてもまだ立てない仲村さんが、事態を掴めず戸惑う様子に、笑いが巻き起こっていました。ニーコさんもまた、催眠術にかかった状態でのユニークな反応で観客を魅了し、リアクションをする度に会場からは「かわいい～！」と聞こえてきました。

そんな楽しい催眠術ショーの最中、突如として事件が発生！　会場は一転してミステリーショーへと切り替わりました 。「まさかこんな展開になるとは！」と戸惑った様子の仲村さんの側ら、ニーコさんは先ほど手に取ったアイテムのグルグル眼鏡をかけなおし、「私、わかりました」と落ち着いた様子で早くも推理モードに 。名探偵役になった二人からの「協力し合おう！」という掛け声に、会場のボルテージが一気にあがりました。観客の皆さんからは、事件解決に繋がる貴重なヒントとして、スクリーンに映し出されたオープンチャットでリアルタイムに寄せられるコメントや、マイクで直接伝えられた声が、仲村さん・ニーコさんをサポートしました。オープンチャットには、観客からの推理や考察、そしてお二人への応援コメントが殺到。スクリーンに映し出されるコメントに、仲村さんが真剣な表情で頷いたり、ニーコさんが「わかったー！」と声を上げたりと、会場全体でのやり取りが繰り広げられました 。観客の協力によって犯人が特定されていく度、仲村さんとニーコさんが決めポーズを披露し、会場からはそのたび、大きな歓声と拍手が起こりました。また、声優の二人がスクリーンを読み上げる様子は臨場感あふれ、「鳥肌が立った！」と感嘆の声が続出しました。終始、大きな笑い声に包まれた昼公演となりました。

【感想戦アフタートークショー】

アフタートークショーでは、ニーコさんから「公演前、催眠術にびびっていたけど、観客の皆さんと宗悟くん、スタッフの皆さんと一緒にできて楽しかった」という感想が語られました。観客からオープンチャットで寄せられた「お二人はどこまで事件のことを知っていたのか？」という質問に対しては、リハーサルはなく、「催眠術ショーをお楽しみに」とだけ伝えられていたこと、そして事件については全く知らなかったことが明かされ、観客は二人のアドリブ力に驚愕しました。楽屋で「ナーゴ・ニーコで催眠術コンビになってもいいね！？」と話していたというエピソードには、観客からも拍手が沸き起こりました。仲村さんからは、「先輩（ニーコさん）と初めて共演できてすごく楽しかったし、台本が無い状態で皆さんと一緒に事件解決に向かっていく体験できて幸せでした」と、このイベントならではの喜びが語られ、昼公演は幕を閉じました。

【夜公演：パンサー尾形貴弘さん＆トンツカタン森本晋太郎さん、爆笑と熱血推理の夜！】

夜公演には、パンサーの尾形貴弘さんとトンツカタンの森本晋太郎さんがスペシャルゲストとして登場しました 。催眠術ショーが始まると、お二人は驚くほどスムーズに催眠術にかかっていく様子を見せ、二人のリアクションに会場は爆笑に包まれました。特に尾形さんは、見たこともないくらい5円玉の振り子が揺れる姿を見せ、更に笑いを誘いました。

催眠術ショーが最高潮に盛り上がる中、事件が発生！　尾形さんは「俺たちが犯人を探すの！？」と驚きつつも、持ち前の熱血ぶりで推理に没頭 。最初は的外れな推理で笑いを誘っていた尾形さんですが、観客からのヒントを得るにつれて、次第に事件の核心に迫っていきました。会場は、もはやオープンチャットを介さない発声での声援もどんどん大きくなり、観客は一体となって尾形さんを応援。尾形さんが間違えると舞台上の他のキャストもずっこけるなど、笑いを交えながらも、推理を熱く繰り広げられました。一方、森本さんは冷静沈着な分析力で、観客からのヒントを巧みに引き出しながら、事件の核心に迫っていきました 。オープンチャットには、昼公演にも増して活発な推理や考察が寄せられ、スクリーンは常に観客のコメントで埋め尽くされました 。尾形さんは観客からの鋭い指摘に「なるほど！」と感心しきり 。窮地に陥ると森本さんを盾にする場面もあり、会場を爆笑させました。森本さんは、時に観客のコメントにツッコミを入れながらも、的確な指示を出すことで、会場全体を巻き込みながら推理を深めました 。笑いと興奮に包まれながら、全員で犯人を特定した瞬間には、大きな拍手と歓声が湧き起こり、会場全体に一体感が広がりました 。事件解決後の名探偵の推理に大きな拍手が送られると、尾形さんは「サンキュー！」と応え、会場からも掛け声が飛び交いました。

【感想戦アフタートークショー】

アフタートークショーでは、探偵役の感想を問われた尾形さんは「初めての経験です。お客さんが教えてくれたから覚醒できた」と観客への感謝を述べ、森本さんも「オープンチャットは新しい体験で楽しかった」と語りました。スタッフから昼公演が盛り上がったと聞かされ震えていたことや、リハーサルもなく犯人も知らない状況で全てアドリブだったことが明かされると、観客からは驚きと大きな拍手が送られました。特に尾形さんの熱いセリフがアドリブだったことには、「お笑いの力を信じた言葉がすごい良かった」と森本さんが感心する一幕も。「みんなで（この公演を）つくりました！」という尾形さんの言葉に、会場は温かい拍手に包まれました。初めてこのようなイベントへ参加したことについて、尾形さんは「ハマりそう。またこの2人で事件解決したい」と意欲を見せ、「（観客含めて）このメンツで、全員でやりたい！」と語り、会場を沸かせました。また、「芸人がだめだったらこっちで食べてこうかな。名探偵として、FBIとか…」と冗談を飛ばす尾形さんに、森本さんから「いや死因とか分かってなかったじゃん」と鋭いツッコミが入りつつも、「いや伸びしろあるから」と返答。最後に尾形さんが「ぜひまたやりたい！お客さんの顔も覚えた。このメンツでまたやろう！サンキュー！！！」と叫び、大きな拍手と歓声の中で夜公演は幕を閉じました。

【今後の「ミステリップ」プロジェクトにも乞うご期待！】

各公演異なるスペシャルゲストのリアルなリアクションと、オープンチャットを通じた協力推理が、かつてない一体感と大きな笑いを生み出しました。演劇、ミステリー、謎解き、イマーシブ、催眠術、ゲストたちとの推理…様々な要素が詰まった「ミステリップ『ようこそ楽しい催眠術ショーへ』」。まさに一日限りの特別な体験型ミステリーショーとして、大成功を収めました。本公演は、単なる観劇に留まらない、観客自身が物語を創造する予測不能な体験を提供しました。松竹株式会社は、今後も「ミステリップ」を通じて、参加者一人ひとりの記憶に深く刻まれるようなエンターテイメント体験を追求していきます。