「魅力を世に知らしめたい」大見拓土の神戸セーラーボーイズ愛が爆発、津山晄士朗&崎元リストが照れまくる相思相愛インタビュー

インタビュー
舞台
2025.7.24
左から津山晄士朗、大見拓土、崎元リスト

左から津山晄士朗、大見拓土、崎元リスト

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俳優・大見拓土は、神戸セーラーボーイズ(以下、神戸セラボ)を非常に好いている。2023年の出会い以来神戸セラボへの強火愛を口にし続け、過去の公演にゲスト出演した際には、「神戸セラボのみんなが尊い」と舞台上で号泣していたのを鮮明に覚えている。そんな大見が、7月25日(金)から大阪・扇町ミュージアムキューブ CUBE01で、8月14日(木)から東京・CBGKシブゲキ!!で行われる『神戸セーラーボーイズ Assort Box 2025』に出演する。そこで今回は、満を持して大見と神戸セラボメンバーの初対談を実施。神戸セラボからは崎元リスト、津山晄士朗が登場し、ふたりへの愛を存分に伝えてもらうと同時に、公演についてもたっぷり語ってもらった。大見の先輩としての眼差しも光る、ファン必読のインタビューとなった。

左から津山晄士朗、大見拓土、崎元リスト

左から津山晄士朗、大見拓土、崎元リスト

●真っ直ぐに輝いてくれるから素直に応援できる

ーー大見さんと神戸セラボの待望の初対談が叶い、嬉しいです。今回は大見さんの神戸セラボ愛をメインに、次回公演についてお聞きしたいと思います。まず、大見さんと神戸セラボの最初の出会いは?

大見:東京の『いろいろ ドルフェス2023』(2023年9月)というイベントで初めて会ったよね。

崎元:僕たちの楽屋のカーテンを外したら、たまたま拓土さんの楽屋と繋がっていて。

大見:僕はその時から惚れ込んじゃいました。大人たちがやってる舞台作品の中に参加していた、10代の神戸セラボのみんなが1番輝いてて。本番は僕らが1番輝いたんですけど(笑)。

津山・崎元:ハハハ(笑)。

大見:みんながリハーサルから本気で、誰よりも輝いて元気にやってるのを見て「負けてられないな」と思わせてくれた衝撃が強く残っていて。挨拶もしっかりしてるし、ステージ上から「盛り上がっていこう!」と言ったら、みんな盛り上がってくれて「なんて可愛い子たちなんだろう」と思って。

ーー観る側でもやる側でも全力で。

大見:そうなんですよ。1日で大好きになりました。

ーー神戸セラボにとっても初遠征で、刺激もたくさん受けた日ですね。その時お話はされたのですか?

崎元:本番が終わってから少しだけ。その一瞬でもかなり気さくに話してくださって。

大見:かわいいから(デレ)。でもその時俺はこうちゃん(津山)と話してないと思う。こうちゃんは人見知りじゃないよね?

津山:いや、人見知りです。

大見:そうなんだ。話すといっぱい話してくれるし、意外とボケタイプで話しやすい子なんですけどね。

津山晄士朗、崎元リスト

津山晄士朗、崎元リスト

ーーその次がアフタートークですか。

崎元:2023年11月の定期公演(vol.1『ロミオとジュリアス』『Water me! ~我らが水を求めて~』)のアフタートークゲストでした。

大見:めちゃくちゃ覚えてますよ。神戸セラボの素晴らしさを食らったんですよ。北乃颯希と一緒に登壇させていただいたんですけど、本番を颯希の隣で観て、気付いたら涙がボロボロ流れていて。颯希に「やばい!  話にならないくらい涙出てる」とか話しながら、その後出させてもらったアフタートークでも涙止まんなくて。人間って輝いてるものを見ると、無条件に涙が出ますよね。ふたりはまだその年齢に達してないと思うんだけど、大好きなアーティストがライブでステージに登場した時って、涙が出そうになりません?

ーーわかります。

大見:それなんですよ。

崎元:めっちゃ嬉しい。

ーー北乃さんは冷静に?

大見:冷静でいてくれました。颯希がいたので泣けました。

ーー大見さんの琴線と涙腺に触れるポイントがあるんでしょうね。

大見:あると思いますね。僕自身、学生時代に戻ってやりたいことがいっぱいある人間なんです。その時代を思い切り輝いてる子たちを応援することで、その気持ちが浄化されるんですよね。真っ直ぐに輝いてくれるから素直に応援できるし、みんなに知ってほしい。「大好き」と言わせてくれて、ありがとう。

ーー神戸セラボだから好きなポイントはありますか?

大見:僕が神戸セラボの大好きなところはクオリティーでして。例えば某おつかい番組のように、小さい子が一生懸命頑張る姿に無条件に胸を打たれるけど、それだけじゃない。裏に隠された努力が伝わってくるのが、尊敬できるところ。僕も応援していただいている職業なので、ちゃんと実力をつけてその応援を確かなものにしたいし、日頃「この人を応援して良かったなと思ってもらえるように頑張ろう」という気持ちでいるんですが、神戸セラボは会うたびにそれを見せてくれる。だから応援しがいがあるし、最近は「負けてられない」という感情も湧いてきています。そろそろ杭を打っとかないとな……嘘ですけど(笑)。でも特にこのふたりはそれくらいの成長と実力を感じます。

●リストは周りが見れる、本当に優しい子(大見)

崎元リスト

崎元リスト

ーーではおふたりの好きなところ、尊敬するところを聞かせてください。

大見:じゃあリストからいくね。まずリストは第一印象で、「あ、リストだ!」とわかるのがすごい。キャッチコピーで「元気120%!」と言って舞台上を明るくしてくれるキャラクター性が好きだし、神戸セラボ自体がその明るさに助けられてるなと思うことがいっぱいあったんです。でも接してみると、意外と繊細な子。勢い任せに思われがちだけど、ちゃんと周りを見ることができて、なおかつ本当に優しい心を持ってる。元気に振舞うけど、「みんなが嫌な気持ちになっていないかな?」と周りを見てる。そういうところを知って、さらに好きになりました。

崎元:やっば(照)。

大見:そしてリストの改めてすごいなと思うところは、アッパーな役割です。思い切りも良くて、それがパフォーマンスに表れてる。ダンスリーダー的存在は、これまでが(中川)月碧、今は(田中)幸真、こうちゃん、かなてぃ(細見奏仁)の3人かなと思ってるんだけど、今回会った時にリストもダンスを習いに行ったのかと思うくらいレベルが上がっていました。きっとこの環境でしっかり周りを認めてリスペクトして、自分も食らいついていった結果が今なのかな。僕、こうちゃんの踊り方がすごく好きなんですけど、リストの踊り方はそれとはまた違うタイプで、グルーヴを感じる。

津山:わかります。

大見:わかるよね! ダンスを堂々と楽しめるところが僕はすごく好きです。あと第一声が100点満点。『なんて素敵にピカレスク』(2024年12月、定期公演vol.3)の体が弱いベンジャミンの役と『ロミオとジュリアス』のロレンス神父役は、どちらも普段のリストとは違う落ち着いた役だった。今回も元気いっぱいだけど、「彼はそうじゃない、繊細な音も出せますよ」って書いといてください!(笑)。

ーー確かに、幅広い役ができるようになられましたね。

大見:そうなんですよ。繊細なお芝居もできる子だと僕は思ってます。いつもありがとう!

崎元:これやばい!(照)。こうちゃん覚悟しときな。

●こうちゃんの輝く未来は俺が保証する(大見)

津山晄士朗

津山晄士朗

大見:ゲスト出演させてもらった『Boys×Voice 403』(2024年3月)の稽古に合流して、1番衝撃を受けたのが、実はこうちゃん。こうちゃんはずっと影にいる子で、稽古場でも全く目立たないんですよ。神戸セラボのYouTubeも全部見たんですけど「こうちゃんもっと出ろよ!」と思うくらい、本当に静かな子。それでもダンスパートが始まった時、センターじゃなかったけど僕には誰よりも輝いて見えて。誰よりも音とダンスを楽しんで好きなことが伝わってきて、そこから見ないようにしても目で追っちゃう。こうちゃんのダンスが大好きだなと思ったんですけど、『テニミュ』(ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンへ出演)を経て少し明るくなったというか、社交的になった。先輩方が卒業して、引っ張っていかなきゃいけないという意識が芽生えたのか、どこか中心にいてくれる意識もあるのがすごい。あと「Oh my God!!」ではこうちゃんが主役ポジションだと思ってるんですが、初っ端から遊びを入れてきて。

ーー今回の公演はRICE on STAGE「ラブ⽶」「小学生コント」「Oh my God!!」と3本のショートストーリーが上演されて、津山くんは「Oh my God!!」に出演されますね。遊びというのはアドリブですか?

大見:いや、セリフの中で遊んでるんです。セリフ外のところでアドリブを入れるのは、言っちゃえば誰でもできるんですけど、与えられたセリフを最大限に遊んでいる。しかも僕からしたら攻めてて、びっくりでした。「これができたら、もうどこでもできまっせ」と思わされた。『403』でも1番安定感があったし、多分すごく頼りにされるポジションで、芝居、歌、ダンス、どれをとってもハイクオリティー。「ここにこうちゃん入れとけばまとまるわ」というスキルの持ち主。今回合流して、そのグラフがまたさらに広がっていて「全方面でスペシャリストになっちゃうな」というのがこうちゃん。ほんとに頼りにしてます(笑)。

ーーおおー。

大見:あと演出家が1言ったら10で返す。「ちょっと時間巻きたいね」と演出家がサラッと言った時に、巻けると思ったところを勝手に巻いてて「この子マジか」と思って。だから僕はこうちゃんの爆発力を期待してます。こうちゃんに思うことはひとつで、長く役者を続けてほしい。こうちゃんが輝く未来は俺が保証するから(笑)。

津山:嬉しい。

●大見拓土は「ほぼ神戸セラボ」(津山)

大見拓土

大見拓土

ーーそんな大見さんの神戸セラボ愛の強さ、おふたりの目にはどう映っていますか?

大見:やっべ、お願い! 引いてないでね?

津山:僕は神戸セラボに入って1番最初に観た作品に拓土さんが出ておられて、めちゃくちゃ好きになったんですよ。その後『ドルフェス』で一緒になって。そこで神戸セラボを好きになってくれたと聞いていたので、素敵な方だなって。公演に出てくださった時も、好きだからこそみんなにアドバイスをして、本当に支えてくださって。もう、ほぼ神戸セラボ。

大見:よっしゃ!!

崎元:僕は今回「小学生コント」で一緒なんですけど、拓土さんは今回ツッコミ役ということもあって、拓土さんがいないと絶対お芝居が成立しないんですよ。それでいていつも後ろから見守ってくれていて。ライクというよりラブみたいな、家族に対する無償の愛みたいなものを感じてます。僕はお父さんみたいな存在だと思ってます。

大見:嬉しい〜。

ーー愛が伝わっていましたね。

大見:この年齢でこの観点持ってるのすごくないですか。一歩引いて見てくれて、すごいよ本当に。ありがとね。

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