望海風斗×凪七瑠海、副音声収録の模様が到着! 8/30(土)放送WOWOW「宝塚への招待」『壬生義士伝』(雪組2019年)
宝塚への招待「壬生義士伝」―望海風斗×凪七瑠海 副音声解説付―
2025年8月30日(土)午後5:30放送のWOWOW「宝塚への招待」では、2019年に上演された雪組作品『壬生義士伝』が元雪組トップスター・望海風斗と、元専科スター・凪七瑠海との副音声解説付きで放送される。放送を前に、収録写真ならびにレポートが到着した。
今回放送される『壬生義士伝』は、2002年にドラマ化、そして2003年に映画化され大ヒットを記録した、浅田次郎氏のベストセラー小説。過去に宝塚歌劇でも新選組を題材とした作品は数多く上演されてきたが、同作はこれまでとは全く異なる視点から描かれる新選組の物語。近藤勇、土方歳三、斎藤一、そして沖田総司といった新選組の名だたる隊士が一目おいた田舎侍・吉村貫一郎を主人公に、武士としての義、家族への愛、そして友との友情という人間ドラマが凝縮された作品となっている。
望海と凪七は宝塚歌劇団の89期生。副音声収録中、「そういえばこんな感じだったね」「宝塚ならではの『壬生義士伝』だよね」「今日は新鮮な気持ちで楽しんでいる」「曲がいいよね」といった感想が飛び出したほか、今だから話せる公演の裏話、同期だからこそ話せる当時の思い出などを次々と披露。リラックスムードの中、繰り広げられるそのトークは和気あいあいとした雰囲気だったが、クライマックスでは思わず物語の世界に入り込み、感極まった様子で思わず涙ぐんでしまったふたり。笑いあり、涙ありの収録に凪七が「ふたりとも泣いちゃいましたね」と笑うと、望海も「最後の物語が怒涛の追い込みなので。泣きポイントがたくさんありましたね」と振り返った。
そんな大盛り上がりだった収録を振り返って「忘れてることも結構あったので、新鮮に楽しんだり、驚いたりしていました。当時のことがよみがえりつつも、ひとりの観客として観てしまった自分もいました」と振り返った望海。「やっぱり浅田次郎先生の小説を宝塚版にするということで、石田(昌也)先生もものすごい工夫をされていて。いい作品だなとあらためて思いました」。
「わたしもこうやって正面から、お客さまの視点で見ることがなかった。Blu-rayも見返してなかったくらいですから」と語る凪七も、「だからすごく新鮮に見ることができました。忘れてることもいっぱいあって。『このシーンの時はこうだった』と思い出すこともいろいろあって。このお話自体はすごく重いところはありますが、ラストは夢や希望がある感じでしたね」。
望海と凪七は宝塚歌劇団89期生の同期生。凪七が「お部屋での鑑賞会みたい。同期鑑賞会みたいになっちゃった」と笑うと、「本当に鑑賞会だった。『これ、あったね』とか言いあいながら。かなりリラックスした状態で観ちゃいました」と望海。さらに「自分たちが一緒に出てた作品をふたり一緒に見るのって、なかなかこういう機会もないですから。二十数年前は、時々、先輩が出ている宝塚のビデオを一緒に見たこともあったけどね」と凪七が付け加えると、「そういうこともあったね」とうなずいた望海も「だから今回はいい機会をいただいたなと。しかもお互い卒業してるから『こんなことあったね』と言い合うことが多くて。それくらいちょっと遠い記憶になってるんだなと思いました」としみじみ語った。
そして『壬生義士伝』の魅力については「宝塚というと、洋物で華やか、というイメージがあるかもしれないですが、この作品はしっかりとした芝居で見せる作品だったなと思います。わたしはこの作品で初めて雪組さんに参加させていただいたんですけども、それであやこ(望海)率いる雪組の力をすごく感じたし、あやこの背中を見てみんなが育ってるんだなとも感じた。芝居という面でもこれだけ楽しんでいただける、というのが作品の魅力のひとつ」と語ると、望海も「映画化やドラマ化もされている小説なので、知ってる方も多いと思うんですが、それをまさか宝塚でやるとは思わなかったのではないでしょうか。宝塚では、こういう和物の作品もたまにやるので、『こういう作品もやるのか』と興味を持ってもらえたらうれしいですね」とコメント。そこに凪七が「男性の方にも見ていただきたい」と続けると、望海も「本当にそうですね」と深くうなずいた。
そして最後に視聴者に向けて望海が「本当に『壬生義士伝』というのは、昔の幕末のお話でありながらも、ハッとさせられるセリフがあったりと、ところどころで今の時代にもつながるというか。歴史は繰り返すじゃないですけど、今、見て良かったなと思ったんです。だから、結末を知ってると、なかなかつらいと思われてしまうところもあるかもしれないですが、宝塚ならではの美しい作品に仕上がってるなと思うので。ティッシュとハンカチを用意して見ていただけたら。そして見終わった後に、周りにいる人、大切な人を思い浮かべて楽しんでほしいなと思います」とコメント。
さらに凪七も「わたしも見終わった後、いろんな要素が含まれてるなと思いました。この作品は純粋な気持ちにもなれるし、吉村さんとしづの愛もズッシリときます。けれども宝塚ならではの美しさ、華やかさも兼ね備えているので、多くの方に楽しんでいただけたらいいなと。意外にコミカルなシーンもあって、クスッと笑えるところもあるので、ぜひそこも楽しんでいただけたら」とメッセージを送った。
番組終了後には、副音声収録の未公開映像がWOWOWオンデマンドで限定配信される。こちらもチェックしよう。
放送情報
放送日:8/30(土)午後5:00 [WOWOWライブ]
放送日:8/30(土)午後5:30 [WOWOWライブ]
◆宝塚プルミエール SPロケ&ナレーション収録日記:https://wod.wowow.co.jp/program/204169
◆宝塚への招待 未公開映像公開中:https://wod.wowow.co.jp/content/130679