『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』悪の魅力がほとばしる、幸四郎版・松也版の予告編全5パターンが公開

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2025.9.22
シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』        (C)松竹株式会社

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』        (C)松竹株式会社

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歌舞伎を映画館で楽しむ映像コンテンツ「シネマ歌舞伎」。来年2026年1月に公開される、最新作『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』の予告編が解禁となった。

本作は劇団☆新感線の数々の名舞台を手掛けてきた脚本家・中島かずきと、演出家・いのうえひでのりによる新作歌舞伎を映画化した作品。松本幸四郎と尾上松也、それぞれが主演をつとめた「幸四郎版」「松也版」の予告編2バージョンが連続公開。

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』(幸四郎版)

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』(幸四郎版)

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』(松也版)

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』(松也版)

解禁となった予告編は、主人公・ライが、妖しい朧の森の魔物たちに力を与えられ、人生が狂い始める様子から始まる。底知れぬ欲望に捕らわれ、狡猾な詭弁で人々を騙し、底辺から王座を狙うライ。成り上がるほど悪の深みへと堕ちていく様から、目が離せない。ライの行きつく先は、栄華か、それともー。

予告編では、アクション満載の爽快な疾走感と、シェイクスピアが描いた世紀の大悪党「リチャード三世」などに着想を得た悪役主人公・ライの危険な魅力、そして幸四郎が演じる「ライ」と松也が演じる「ライ」の味わいの違いが伝わる。

幸四郎は歌舞伎俳優として初めて劇団☆新感線に参加し、『阿修羅城の瞳』『髑髏城の七人<アオドクロ>』などで度々主演。幸四郎の姿に憧れていたという松也もまた、劇団☆新感線☆RS『メタルマクベス』disc2で主演した。歌舞伎のみにとどまらずストレートプレイやミュージカル、映画にドラマなどマルチな才能を発揮し、劇団☆新感線とも所縁の深い2人が演じるライに期待が膨らむ。

なお、予告編は全5パターンとなる。

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 幸四郎版<60秒>

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 幸四郎版<30秒>

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 松也版<60秒>

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 松也版<30秒>

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 二作共通版<30秒>

伝統に革新的な表現を融合し、次なる挑戦の意思を掲げた「歌舞伎NEXT」。前作『阿弖流為〈アテルイ〉』に続く第2弾は、シネマ歌舞伎史上初の主演違い2バージョン連続公開となるので、楽しみにしよう。

上映情報

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』
■公開日 幸四郎版:2026年1月2日(金)/松也版:2026年1月23日(金)
■料金日(税込) 一般2,200円 学生・小児1,500円 / ムビチケ1,900円

 
■作 中島かずき ■演出 いのうえひでのり
■出演 松本幸四郎、尾上松也、中村時蔵、坂東新悟、尾上右近、市川染五郎、澤村宗之助、大谷廣太郎、市川猿弥、片岡亀蔵、坂東彌十郎 ほか(令和6年11,12月新橋演舞場公演を収録)

(C)松竹株式会社
 
 
 
【あらすじ】
いつとも知れぬ戦乱の世。とある島国の深い《オボロの森》の中、野良犬のごとく屍の山を漁る男が一人。
その名は《ライ》。落武者狩りで屍から金品を奪っていたところに《オボロの魔物》が現れ、
《ライ》の奥底にある欲望を呼び覚ます。
それは、この国の王座を我がものにすること――
魔物が与えた〝オボロの剣〟は《ライ》の舌に合わせて動き、人を斬っては赤い血の雨を降らす。
この出会いこそが破滅の始まりだった――。
 
シネマ歌舞伎公式Instagram:https://www.instagram.com/cinemakabuki_official/
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