尾上右近、紅ゆずる、佐藤流司、川井郁⼦、尾上菊之丞ら出演 J-CULTURE FEST presents 詩楽劇『⼋雲⽴つ』が開幕

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2025.12.30
J-CULTURE FEST presents 詩楽劇『⼋雲⽴つ』

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2025年12⽉29⽇(⽉)東京国際フォーラム ホールB7にてJ-CULTURE FEST presents 詩楽劇『⼋雲⽴つ』が開幕。初日に先立ち行われたゲネプロ取材会の模様が到着した。

J-CULTURE FEST は伝統と⾰新をコンセプトに、⽇本⽂化に親しみ、新たな価値発⾒の機会を提供することを⽬的に、東京国際フォーラム20 周年記念事業として2017 年にスタート。⽇本古来の伝統芸能の良さを現代に⽣かす⾳楽や舞等の“公演プログラム”と、正⽉⾏事を中⼼に⽇本⽂化をさまざまな形で体感する“正⽉テーマパーク”を実施。2020年より、“公演プログラム”と“体験・企画展”を通して、⽇本⽂化を様々な形で体験できるイベントとして毎年開催されている。

J-CULTURE FEST presents 詩楽劇『⼋雲⽴つ』

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詩楽劇『⼋雲⽴つ』は、2022年から2023年の年末年始の時期に、公演を通して神々に触れることで、⼀年の穢れを祓い、新しい⼀年を寿ぐことをテーマに上演された作品だ。知っているようで知らない古くから⽇本に伝わる神々の物語を本物の装束を纏い、⽇本のプロフェッショナルたちが集結し、古典芸能と⾳楽が融合する舞台を届ける。

主となるのは荒魂(あらみたま)と⼋岐⼤蛇(やまたのおろち)の物語。須佐之男の成⻑物語を展開しながら、岩⻑姫の美貌への嫉妬からの闇堕ち、草薙剣の誕⽣から岩⻑姫が神上がり浄化されるまでを展開。⽇本という国の構築に⼤きな役割を果たした須佐之男と岩⻑姫の魂の交わりを描く。

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取材会には、構成・演出を務める尾上菊之丞、須佐之男(すさのお)を演じる尾上右近、岩⻑姫(いわながひめ)役の紅ゆずる、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)役の佐藤流司、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)役の和⽥琢磨、⽊花咲耶姫(このはなさくやひめ)役の梅⽥彩佳、そしてヴァイオリンの川井郁⼦が登壇した。

菊之丞は、今回の演出⾯での⾒どころについて「普段はご⼀緒する機会がなかなかない皆さんに集まっていただき、互いの領域に踏み込みながら、歌も踊りも芝居も⼀緒に感じることができるというのがこの詩楽劇の醍醐味だと僕は思っています。稽古をしながら、互いに⾼めあい、その瞬間瞬間に感じるものを⼤事にしながらつけさせていただきました」と語った。

また、2022年の公演に引き続き、主演を務める右近は「前回も精⼀杯やらせていただきましたが、この3年で経験させていただいたことに思いを馳せ、幼い頃からお世話になっている菊之丞先⽣に⾃分の成⻑や変化を感じていただこうと思っておりました」と話し、「今回はよりさまざまなジャンルの皆さまとご⼀緒しているので、楽しいです。お稽古でも皆さん、マイペースな⾃分を優しく受け⼊れていただいて、居⼼地よく過ごさせていただきました」と笑顔を⾒せた。

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本作は出演者たちの装束も魅⼒の⼀つだが、紅は「初めて装束を体験したときは、美しいなという思いでしたが、実際に着⽤してみますと、守られているという感覚よりも背負っているという感覚の⽅が強くて。この装束の1つひとつの所作にも意味を持たせたいなと思いますし、丁寧に⾝を預けたいなという気持ちです」と話す。そして、右近から装束について「(装束を)どうしたらいいんだろうという気持ちではなく、この⾐裳を⾃分が操るんだという気持ちでなくてはだめだ」というアドバイスがあったことを明かし、「本当にその通りだと思って、⾐裳を⾃分で操ってやると思って頑張っております」と意気込んだ。

⼀⽅、梅⽥は「遠くからでも近くからでもじっくり⾒たくなるくらい、とっても綺麗なお⾐裳なので、その⾐裳に負けないように頑張らないといけないなと思いました」と思いを寄せた。

また、普段の稽古場とはまた違う稽古を経験した佐藤は「参加させてもらった稽古は、⽇数にしたら10 ⽇ほどでしたが、こうして劇場に⼊って皆さんの出番のシーンを観ていると、本当に壮⼤で。皆さんがいかんなく才能を発揮されて稽古をされてきたんだなと改めて感じています」とコメント。和⽥も「今ここに登壇している以外にも演奏者の⽅や神楽の⽅、舞踊の⽅などたくさんの⽅が関わって今回の作品が出来上がっています。⾃分が出ているシーンは限られていますが、出ていないシーンも⾮常に楽しく稽古場から拝⾒させていただきました。普段、なかなか触れたりお会いしたりしない⽅々とこうしてご⼀緒できるのはとても貴重な機会になりました」と語った。

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そして、⾳楽⾯での⾒どころを聞かれたヴァイオリンの川井は「和洋の融合のシーンももちろんありますが、それぞれが丁々発⽌するような、⾳楽の躍動感が楽しめる構成になっていると思います。舞台上で⽣き⽣き躍動しているシーンや厳かなシーンなど、いろいろな場⾯があり、それを盛り上げているのが⾳楽チームの皆さんだと思うので、ぜひ⾳楽も楽しみにしていただけたら嬉しいです」とアピールした。

登壇者の挨拶は以下。

尾上右近

短いお稽古期間ではありましたが、各エンタメ業界の第⼀線の⼈気者たち、実⼒者たちが、ぐっと集中して形にしたこの作品が、いよいよ幕を開けるということで、ワクワクしています。公演期間が⾜りず、もっと⻑くやりたいですが、このメンバーでやらせていただけることは本当にうれしいです。年末のひと時をお客さまに楽しんでいただけるように、精⼀杯勤めさせていただきたいと思っております。

紅ゆずる

私の中では⼤変短いお稽古期間でしたが、集中して頑張ってきたお稽古でした。この素晴らしい⽅々と共演させていただくことを⼤変嬉しく思っております。そして、皆さまの年の終わりの⼤切な時間をお借りいたしまして、舞台に⾜をお運びいただけることを⼤変嬉しく思っております。精⼀杯、⼒⼀杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。

佐藤流司

頑張ります。
……(コメントが)ちょっと⻑くなってしまいますが……頑張ります。

和⽥琢磨

年の瀬にふさわしい華やかな舞台になっておりますので、皆さまに楽しんでいただけるように精⼀杯務めたいと思います。公演期間が3 ⽇間と短いですが、お稽古も⾮常に短い期間であっという間に終わってしまいました。
⾮常に和気あいあいとしながらも、締めるところはピシッと締めて稽古をしてきましたので、良いものを皆さまにお届けできるのではないかと思っております。楽しみいただければと思っております。

梅⽥彩佳

⼤切に、そして責任をもって頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

川井郁⼦

いろいろなジャンルの第⼀線の皆さまとご⼀緒させていただいて、ワクワクした気持ちでリハーサルをさせていただきました。とても美しいステージなので、本番も楽しみです。皆さまもお楽しみいただけたらと思います。

尾上菊之丞

(登壇している)これだけの皆さん、また舞台にいらっしゃらない和楽器の演奏、洋楽器の演奏、そして⽯⾒神楽の皆さま、様々なものが結集しました。ただ集めただけではなく、どれだけ関わりを持って、熱量を重ね合わせて積み上げられるかを短い中で、すごい集中⼒と適応⼒、想像をはるかに超えるエネルギーでお稽古をさせていただきました。カンパニー全員が集まったのは、実は昨⽇が初めてでした。でも、その中でも皆さんが緊張感を持って臨んでいます。明⽇からお迎えするお客さまに向かって、我々の芸能の存在意義や価値を確かめながらやっていけるのではないかと感じています。ぜひ楽しみにしていてください。

公演情報

J-CULTURE FEST presents 詩楽劇『⼋雲⽴つ』

構成・演出:尾上菊之丞
脚本:⼾部和久

 
会場:東京国際フォーラム ホールB7(〒100-0005 東京都千代⽥区丸の内3丁⽬5-1)
公演⽇程:2025年12⽉29⽇(⽉)〜12⽉31⽇(⽔)
※ロビー開場は開演の60 分前、客席開場は開演の30 分前となります。また、本公演の上演時間は、約135 分(途中休憩あり)を予定しております。

 
出演:
尾上右近、紅ゆずる、佐藤流司、和⽥琢磨、梅⽥彩佳、川井郁⼦(ヴァイオリン)、⽯⾒神楽 万雷/尾上菊之丞
出演者:花柳喜衛⽂華、藤間京之助、若柳杏⼦、藤蔭慧、⾼橋諒
演奏:吉井盛悟、⽥代誠(英哲⾵雲の会)、豊剛秋、藤舎推峰、住⽥福⼗郎、川野稜太/安部潤、齋藤順、北村聡

(全席指定・税込):
SS席12,000円(税込) 、S席10,000円(税込) 、A席6,000円(税込)
※未就学児⼊場不可 ※⾞椅⼦でご来場されるお客さまは、購⼊後にお名前・ご観劇回・座席番号をご観劇⽇の前々⽇までに
stage.contact55@gmail.com までお知らせください。

 
公式サイト:https://yakumo2025.com
公式X(旧Twitter):https://x.com/yakumo__2025
公演・に関するお問い合わせ:stage.contact55@gmail.com
主催:TAILUP/井筒/井筒企画/東京国際フォーラム
企画:井筒與兵衛
後援:東京都/千代⽥区/東京商⼯会議所
協⼒:帝国ホテル、丸ノ内ホテル、東京ミッドタウン⽇⽐⾕、⽇⽐⾕OKUROJI、東京交通会館、三菱地所プロ
パティマネジメント株式会社、東京ステーションホテル
助成:アーツカウンシル東京【芸術⽂化魅⼒創出助成】
特別協⼒:⾵俗博物館/京都宮廷⽂化研究所/⽇本⼯学院専⾨学校
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