吉田仁人(M!LK)が剣と魔法のアクションで魅了する、舞台『FFBE幻影戦争 THE STAGE Ⅱ』開幕【写真10点】
●注目してほしいのは前作よりもハードに進化したアクション
前作を経て、王となったモント(吉田仁人)の前に立ちはだかるのは、巨大クリスタル「光の繭」だけではなく、様々な思惑渦巻く世界だった。民を導く立場になったことで、多くの責任を背負う覚悟を、背中のマントの紋章からもジリジリと感じる。
双子の弟・シュテル(武藤潤)とストーリー上共闘することはなかったが、彼が持つ「指輪」の力により一緒に戦ったり、彼の心の中にはいつもお互いがおり、離れていてもつながっているような繋がりを感じられる演技だった。
そのシュテルは兄弟間の負の感情に囚われてさまよい、真実を知り、なお苦しんでいる。新たな出会いと、幻影の誘惑。そして彼は新たな一歩を踏み出す。シムール(安田桃太郎)とギルガメッシュ(合田雅吏)は今回、そんなシュテルとのシーンが多い。シュテルとギルガメッシュの間には深い因縁もあるのだが――。
ギルガメッシュの甲冑について、合田は「動きづらくはないんですが、とにかく暑いのと見えないのでアクションが怖くて。どこから刃が飛んでくるのかわからないんですよね。軽々扱っているように見えるんだけど仁人のマントも実はかなり重いし、それぞれの衣装も普段の服装とは違うので、生で見てほしいところではありますね。」と語る。本格的な衣装や小道具のディティールの細かさなどは衣装展などを開催して近くで見てほしい! とキャストも絶賛するほど。
「FFシリーズ」必須の<竜騎士>、オベロン・ハインドラの衣装(甲冑)も随一の見ごたえを誇るといっても過言はないだろう。全身甲冑、地につきそうなくらい長いマント、そして装飾が細かく長い槍……。オベロン役は雨宮翔(GENIC)が、複雑な立場の役どころを見事体現していた。
モントに嫁ぐことになるマシュリー・ホルンを演じるのは昨年NMB48を卒業した川上千尋だ。記者に心境の変化について聞かれると「特にないですが、この舞台にすごく気合が入っています。アイドル卒業後俳優を目指したいと思い、その一歩を踏み出した中で舞台『FFBE』の仲の良いみなさんと共にできて、この環境にいられるのがすごく光栄で、頑張りたいと思っています。」と話す。さらに吉田が「今回のマシュリーは王女になっているので、すごく頼もしくなっています。川上さんのアクションもすごく良くてかっこいいです!」とモントの危機に何度も現れる川上演じるマシュリーに、無二の信頼を明かした。
今回の新キャスト、鈴木曉(WATWING)のジェーダン・ランダルは軍事大国の王で、銃を使用する。モントとの対比なのか、肌の露出部分がある衣装で豪快な兄貴肌。今回の登場人物一声を張って臣下の兵たちを鼓舞していた。鈴木は初舞台で緊張しているか聞かれた時、「今は落ちついて話していられるんですが、これから自分の一言目を話すまではめちゃくちゃ緊張すると思います。緊張で鼓動が早くなるのでセリフも早くならないように気を付けたいです。でも気合は十分で、自信があります。ジェーダンには『俺の歴史の一部にしてやる』というセリフがあるんですが、気に入っているので注目してください!」と、アピールも忘れず、会場を和ませていた。
双子の母、ヘレナ・リオニス役を演じるのは鈴木紗理奈。バラエティータレントとして圧倒的な知名度を持つが、女優としても評価が高い。ヘレナは王女としての高貴さや品が苦手な役どころだと前作では言っていたが、周りのキャストに聞くと「もう慣れてるよね」とのお墨付きが得られていた。
さらに2年ぶりの息子たちとの再会の感想を聞かれた際には「モントもシュテルも国を背負う立場の人間ですが、親目線で見たらすごくあるあるな子たちだなと思っています。長男はまっすぐ手がかからない子、次男は思い通りにいかず、すごく親としては気になってしまう……。命を懸けて戦っていても、母子の関係っていうのは変わらないんだと。母親としてはそこがすごく素敵だなと思っております。」と話す。
稽古期間や普段の関係性でも、「長男次男どちらも立派にカンパニーを引っ張ってくれています。私は母として抱きしめるっていうよりも、ママ背中に乗っていいよって言われて連れて行ってもらっている感じですね。ふたりともすごく頼りがいがあります。」といかにも最愛の息子たち、という風で褒め言葉が止まらなかった。
本作品は殺陣に非常に力を入れており、キャストの男女問わず全員にアクションシーンが用意されている。剣、メイス、銃、槍、杖、斧、さらに魔法……と、武器種や長さや扱う人物によっても違う、個性豊かな戦い方に注目だ。
『BBBE幻影戦争 THE STAGE Ⅱ』は1月30日(金)~2月8日(日)東京・池袋、2月14日(土)~16日(月)大阪・梅田にて公演予定。
取材・撮影=松本裕美
公演情報
吉⽥仁人(M!LK)
武藤 潤(原因は自分にある。) 川上千尋
桜木心菜(私立恵比寿中学) 雨宮 翔(GENIC) 福澤希空(WATWING) 鈴木萌花(AMEFURASSHI)
赤井沙希 清井咲希
鈴木 曉(WATWING)
安田桃太郎 あべ こうじ
鈴木紗理奈 合田雅吏
ほか
【⾳楽】上松範康(Elements Garden)
【脚本・演出】 松多壱岱(ILCA)
東京公演:2026年1月30日(金)~2月8日(日)
サンシャイン劇場
梅⽥芸術劇場 シアター・ドラマシティ
<東京公演>公演事務局:https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
<⼤阪公演>キョードーインフォメーション:0570-200-888(12:00〜17:00 ※土日祝休業)
【企画協⼒】スクウェア・エニックス