冬だって熱い! 心ゆくまで声援を! ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺 ゲネプロレポート
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺
2026年1月31日(土)東京・パルテノン多摩 大ホールにてミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺が開幕! その初日前に行われたゲネプロの模様をレポートする。
全国大会準決勝を描く青学(せいがく)vs四天宝寺。大阪からやってきた四天宝寺の特徴は、“オモロくて強い”。試合中も試合以外もコテコテの関西ノリを隠すことなく、のびのびと自分たちらしいトークやテニスを披露していく。そんな彼らにしばしばペースを乱され、今回ばかりはうっかりオモシロ寄りになっていく青学(せいがく)メンバー。熾烈な戦いを描きながらも常に「陽」の空気に満たされたステージ上は、真冬の寒さを吹き飛ばす、賑やかで熱い戦いが繰り広げられた。
物語前半、まずはここまでの過程として、テニスコートでは不動峰vs四天宝寺の試合が。この後どちらが青学(せいがく)と対戦するのか——不動峰の絆の強さと泥臭いまでのガッツに対比するように、早くも四天宝寺の底知れぬ強さの片鱗が見せつけられていく。
メインとなる青学(せいがく)vs四天宝寺戦はセミファイナルということで、オーダー発表から始まり、じわじわと観客の期待値をアップさせる流れ。第一試合はシングルス3、青学(せいがく)・不二周助(橋本勇大)vs四天宝寺・白石蔵ノ介(中本大賀)だ。天才vs聖書(バイブル)の対戦は、パーフェクトテニスで不二を翻弄する白石と、今までの殻を脱ぎ捨ててがむしゃらに勝利を掴もうともがく不二の、手に汗握る対決。Mナンバーも多彩に、じっくりと試合展開を届けてくれた。
休憩を挟み、二幕冒頭。好戦的な気持ち湧き上がる全員集合のナンバーで場のテンションを一気に引き上げ、この先に続くバラエティ豊かな試合の数々を想像させていく。そのワクワクとした気持ちの先に待っていたのは、ダブルス2の青学(せいがく)・桃城 武(有岡歩斗)&海堂 薫(渡邊 樹)vs四天宝寺・金色小春(串田真人)&一氏ユウジ(内藤将大)。ここはお待ちかねの“お笑いテニス”ど真ん中! いろんな種類の曲者が揃ったコート上はまたしても「テニスの試合」の概念がひっくり返されるテニプリならではのテニスの描き方となっており、キャスト一丸となって「真剣勝負」と「芸達者」を両立させた、このカードならではの賑やな盛り上がりに。
そこから一転、シングルス2の青学(せいがく)・河村 隆(坂上翔麻)vs石田 銀(成海 亮)のパワーテニス対決は、シビアな空気で劇場内を張り詰めさせていく。“波動球”に文字通り命を賭けたプライド勝負、互いの覚悟を真っ向からぶつけ合う骨太な時間だ。「自分にとってはこれが最期」と決意のタカさんをスタンド席から見守り続ける山吹の亜久津 仁(益永拓弥)の姿も。変わることのない漢と漢の友情にも胸が熱くなる。
最後の試合は青学(せいがく)・手塚国光(寺田友哉)&乾 貞治(世良大雅)vs四天宝寺・千歳千里(米山剛志)&財前 光(松岡拳紀介)のダブルス1。本来ならシングルス対戦となるであろう手塚と千歳がダブルスで出たことで、結果、変則的な“ダブルスだがシングルス”という状況が生まれていく驚きの展開が見もの。冷静に且つ最大出力で己の力を一打一打に込める、そんな、高みにいる者の戦い方を目の当たりにし、ここにいる“テニス選手”が全員で心からの応援を送る。試合の進行に合わせて高まり続ける一体感、何重にも重なって響く彼らの歌声は、まさにスタジアムを包む大歓声のようだ。「声援」の大切さが形になって伝わってきた瞬間だった。
さらに…これも語り継ぐべく名勝負、“本日の締め”でイレギュラーな“一球だけの試合”を披露したのは青学(せいがく)・越前リョーマ(竹内雄大)と四天宝寺・遠山金太郎(宮川元和)。西のルーキーと東のルーキーが、いよいよ邂逅した! 全国大会だからこそ出会えた新たなライバル、素晴らしい選手のプレーに触発されテニス心が沸々していたリョーマと、「とにかくコシマエ(越前)と試合がしたい!」と駄々をこねまくった金太郎がボールを通じて深いコミュニケーションを果たすことで、「テニスって面白い」というシンプルだが珠玉の一言が実感を伴って空間を満たしていく。決して諦めず、前を向いて、上を向いて、調子乗って、みんなで笑って——。そんな気持ちがまた、次の厳しい試合へと、彼らを向かわせてくれるのだろう。
今回、またしてもまたしても、「『テニスの王子様』は本当にミュージカルに似合う」という思いが強くなった。特に今作はソロももちろんだが、集団でのパフォーマンスの“進化”がとても印象に残った。何重にも重なる弾む歌声は合わせるだけではなく絡み合うことでもさらにイメージを広げてくれるし、ナンバー自体のテイストもカッコいいから面白いまでジャンルの幅が豊か。キャラクターやチームの個性をさらに取り入れこれまで以上に複雑さも増したダンスの賑やかで楽しい構成と、演者が自らセットを動かしてスムーズに空間が変化していく視覚的効果の多様などなど、試合数が限られているからこそ舞台としての自由度をより心得、存分に遊んでいることで生まれるチームとしての、カンパニーとしてのパワーがしっかりと感じられた。フレッシュさと頼もしさが共存する“テニミュ”は、やはりミュージカル界に於いても唯一無二のジャンルなのだ。
きっと、河村の父(北代高士)と四天宝寺の監督・渡邊オサム(川隅美慎)が要所要所で伝えてくれた“テニスの王子様たちを愛する大人の気持ち”はイコール、多くの観客の気持ちでもあるはず。まだまだずっと、彼らを心ゆくまで応援し続けよう。
キャストコメント
■越前リョーマ役:竹内雄大
ーー3回目の本公演となる青学(せいがく)。比嘉公演、全国大会 氷帝公演を経て、準決勝を迎えた今の気持ち
最初の比嘉公演は自分にとって初めての公演だったのでとても緊張していて、次の全国大会 氷帝公演も久しぶりで緊張していたのですが、今回も相変わらず緊張しています(笑)。相変わらず緊張はしていますが、今回の四天宝寺という学校は4thシーズンで初めて登場した学校なので、僕たち青学(せいがく)が先輩らしく、背中を見せられるように頑張ります。四天宝寺は明るくてノリのいい学校なので、緊張をバネに明るく楽しくやっていけたらと思います。
ーーご観劇いただく皆さまへのメッセージ
今回は四天宝寺公演ということで、また今までの公演とは一味違った公演にはなると思うので、この四天宝寺公演を観て、お客さんはとても楽しい気持ちで帰っていただけるように、精一杯頑張りますのでどうぞ劇場にお越しください。
■不二周助役:橋本勇大
ーー3回目の本公演となる青学(せいがく)。比嘉公演、全国大会 氷帝公演を経て、準決勝を迎えた今の気持ち
比嘉公演、そして全国大会 氷帝公演とやっていく中で、本当にたくさんのお客様とたくさんのOBの方が観に来てくださって、客席降りなどで皆さんの笑顔を見たときに、改めてすごい歴史のある作品を僕たちは繋いでいるんだなと実感しました。“繋ぐ”という意味では僕たちが今回四天宝寺にいろいろなものを伝えて、4thシーズンの青学(せいがく)vs四天宝寺公演としてこのミュージカル『テニスの王子様』を繋いでいけたらと思っています。
ーー不二vs白石の試合について、自身の役としての見どころ・注目して欲しいポイント
今回はシングルス3ということで、不二が試合のトップバッターを任されています。そこに対して不二がどのように挑んでいくのかという姿を見て欲しいですし、なんといってもチームに目を向けている姿を見られるのがこの試合で一番の不二周助の見どころだと思っているので、そこに注目してほしいです。白石蔵ノ介役の(中本)v大賀くんと「一球一球で感情の動きを見せられるラリーをしたいね」と考えてラリーを作ってきたので、そこもぜひ楽しんでほしいなと思います。
■白石蔵ノ介役:中本大賀
ーーテニミュ4thシーズンでは初登場となる四天宝寺。初日を迎えた気持ち
僕が初めてテニミュを観たのは4thシーズンの不動峰公演だったので、その不動峰の皆さんと一緒にステージに立てるのはすごく嬉しいです。
テニミュを観ている立場から、今度はステージに立つ側になれたのがとても嬉しくて、40公演あるのですが、毎公演噛みしめて勝ったモン勝ちの精神で食らいついていこうかなと思っています。
ーー不二vs白石の試合について、自身の役としての見どころ・注目して欲しいポイント
白石としては、不二が新たなカウンターを生み出すので、そのカウンターをどう攻略していくのかを細かい芝居でやらせていただいているので、そこはぜひ注目していただきたいです。
不二がこれまで汗を流して苦戦するシーンはなかなかなかったと思うので、それをどこまで引き出せるのかは白石の大事な役目なのかなと思っています。
■遠山金太郎役:宮川元和
ーーテニミュ4thシーズンでは初登場となる四天宝寺。初日を迎えた気持ち
僕自身は初舞台ということもあって、稽古とか場当たりとか初めてのことばかりで、これまでの時間は濃すぎて、初日を迎えるまで濃くてかけがえのない時間を過ごすことができました。
4thシーズンまでつなげてくださった先輩たちの想いをリスペクトしつつ、4thシーズンの新しい四天宝寺をお届けできるように、全力で笑かして、全力で熱い試合をしていきたいと思います。
ーーご観劇いただく皆さまへのメッセージ
外はマイナスの気温になるくらい寒いと思いますが、会場は汗をかいてしまうくらい熱気がすごいので、寒暖差で風邪をひかないように、温度管理できるような服で観劇しに来てください!僕たちの熱量を身に染みるほど、感じてください!
取材・文=横澤由香
公演情報
イベント情報
イベント情報
■GiGO総本店
期間:2026年1月31日(土)~2月15日(日)
開催時間:10:00~21:00
期間:2026年2月21日(土)~3月8日(日)
開催時間:10:00~21:00
期間:2026年3月14日(土)~3月29日(日)
開催時間:10:00~21:00
・状況により整理券を配布する可能性がございます。詳細情報は各店舗Xアカウントにて告知予定です。
※事故・混乱防止のため、スタッフからのご案内にご協力をお願いいたします。
サイン入りポラショットプレゼントキャンペーン
店頭で対象商品を3,000円以上(税込)ご購入毎にお渡しする応募ハガキに必要事項を記入の上、切手を貼ってご投函いただいたお客様から抽選で「出演キャスト様サイン入りポラショット」をプレゼントいたします。
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※転売目的の商品のご購入は固くお断りいたします。売り場でお声がけさせていただく場合がございます。
※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。
※商品の発売・仕様などにつきましては諸般の事情により、変更・延期・中止になる場合がございます。