内野聖陽主演、舞台『リア王』上演が決定 森新太郎と三度目のタッグ

2026.2.19
ニュース
舞台

内野聖陽

画像を全て表示(2件)


内野聖陽主演、森新太郎演出の舞台『リア王』が2026年9月21日(月・祝)~10月4日(日)東京芸術劇場 プレイハウスにて上演されることが決定した。

シェイクスピア四大悲劇の一つ、老境を迎える王が、権力も領土も娘たちの愛も全て失って転落するさまを描く傑作『リア王』。今回、名だたる名優がその晩年に演じてきた難役に挑むのは内野聖陽。内野は昨年WOWOW連続ドラマW「ゴールドサンセット」で、シニア劇団で『リア王』を演じる謎の老人を演じた。それ以来この役に寄せる熱い思いが、今回の出演につながったという。2017年には同じくシェイクスピア四大悲劇の『ハムレット』を演じた内野。シェイクスピアの主人公の中でも最も聡明な、全てを知りつつ破滅する若いハムレットを48歳で演じ、いま58歳にして、最も愚かで無知なまま滅びていく老境のリア王を演じる。四大悲劇の両極にある二大ヒーローを10年のうちに演じる、このふり幅こそが、俳優 内野聖陽の真骨頂といえるだろう。

森新太郎

演出をつとめるのは、日本演劇界を牽引する名演出家の森新太郎。ミュージカルから古典劇まで幅広く手掛ける作品はいずれも現代性、社会性が透徹しており、特にシェイクスピア劇の演出で見せる 鮮やかな手腕は高く評価されている。内野とは、『THE BIG FERRAH』『東海道四谷怪談』に続く三度目のタッグ。共に熱量の高い二人が、悲惨な結末に突き進んでいく、救いようのない人間たちのドラマをいかに描きあげるか、期待しよう。

内野聖陽メッセージ 

なぜいま「リア王」を演じるか?それは、自分が納得いくリアという作品を見てみたいからです。17世紀のシェイクスピアの時代も21世紀の現在も、人間ってのは大して成長してないなということ。そして、非常事態の中で見せる人間の本音の絡み合いは、やはりワクワクするものがあること。そういう作り手のワクワク感をお届けしたいのと、やはり、創作過程で自分たちが思いもよらなかった景色が見えて来たら最高だなと思っています。何よりリアという作品を、今、初老の段階に入っている自分なら、どう演じるのかをみてみたいという感覚があります。 
この企画を立ち上げた時はこんなにも『リア王』ラッシュが続くとは思いもよりませんでした。『リア王』には現代に生きる我々が直面している問題が多いからなのではと思ってます。国のトップの覇権争い、親子・血縁・側近のディスコミュニケーション、そして、老いや健康寿命の問題などなど…またリアかよと思われるかもしれませんが、森新太郎演出のリアは、絶対に面白くなる予感がします。 
まずはテキストを深く掘り下げて内野ならではの感性でリアを自由に羽ばたかせたい。そして才能ある共演者の皆様とのセッションで面白い景色を沢山発見したいです。 森新太郎さんという現代演劇の気鋭の才能に、演者としてたくさん提示して創造的なセッションが沢山出来れば、きっといい結果が生まれると信じてます。 
ご期待ください。

森新太郎メッセージ

リアという一人の王の破滅だけでなく、一つの世界秩序がいとも簡単に、凄まじいスピードで崩壊する様を描けたらと考えています。人間をこうまで無知無力、虫けら同然だと感じさせるシェイクスピア作品を私は他に知りません。新時代への希望などほとんど……あるいはまったく謳われていない終幕だからこそ、この劇がいま必要なのだと思う次第です。魂の俳優・内野聖陽さんと共に、〝リア王の荒野″に力強く分け入っていきたい。

公演情報

『リア王 -King Lear-』
 
作 ウィリアム・シェイクスピア
訳 松岡和子
 
演出 森新太郎
 
主演 内野聖陽
 
公演日程 2026年9月21日(月・祝)~10月4日(日)(予定)
会場 東京芸術劇場 プレイハウス
 
主催 東京芸術劇場
お問い合わせ 東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 (休館日を除く10:00~19:00)