木村多江扮する町子の目元をフィーチャーした公演ビジュアルが解禁 小沢道成作・演出・美術の『わたしの書、頁を図る』
-
ポスト -
シェア - 送る
『わたしの書、頁を図る』
2026年7月、東京・紀伊國屋ホールにて上演される『わたしの書、頁を図る』の公演ビジュアルが公開された。
自ら作・演出・美術を手がける演劇プロジェクトEPOCH MANの『我ら宇宙の塵』(2023)にて、第31回読売演劇大賞3部門受賞の快挙を遂げた、新進気鋭の作・演出家、小沢道成。そんな小沢が「静かな図書館を舞台にした“華やかな”物語が観てみたい」という構想から誕生したのが本作だ。
図書館職員として何の変哲もない毎日を繰り返すだけの柳沢町子。しかし、突如現れた年下の青年によって大きく心を揺さぶられ、図書館の常連利用客たちの真の姿や想いを知ってゆくに連れて、葛藤し、変化していく……。
本作の主人公・図書館職員の柳沢町子を演じるのは木村多江。自身にあて書きされたともいえるキャラクターを通して、自分自身の新たな一面に出会うために、そして、これまでの印象を一新し、本来自分の中に有るという“ロックな魂”を開花させる。共演には自主映画監督として町子に出演を持ちかけ運命を大きく動かしていく岸口慶太役に味方良介。さらに、光嶌なづな、中井智彦、坂口涼太郎、猫背 椿が、一癖も二癖もある図書館の常連利用客を演じる。
この度公開された公演ビジュアルでは、図書館職員の町子が常連客の姿を観察するかのように目元をフィーチャーしたビジュアルに加え、本に囲まれた躍動感あふれる登場人物たちが描かれている。ギター・アコーディオン・フルート・サックス・ドラムとそれぞれ違う楽器を演奏する個性豊かな常連利用者たちと、指揮棒を持った町子の姿。静かな場所というイメージのある図書館の中で奏でられる本作ならではの物語と舞台演出に期待しよう。
なお、本公演は2026年7月3日(金)〜19日(日)紀伊國屋ホールにて上演。
キャストコメント
■味方良介
今作の舞台は図書館。
僕には馴染みがあるようでない場所。
本に囲まれた紀伊國屋ホールは馴染みの深い場所。
小沢道成さんの作る世界、木村多江さんをはじめとする個性豊かな俳優さんたち、今は未知なことばかりで想像することしかできませんが、この作品に触れた人は、改めて自分を見つめることのできる作品になるはずです。
「舞台を観る」と聞くと、少しだけ特別なことのように感じるかもしれません。
でも「図書館に行く」と思ったらどうでしょう。
紀伊國屋の図書館で、お待ちしています。
■光嶌なづな
舞台は、私にとって表現を学び、お芝居の楽しさに出会った原点です。
そんな大切な場所で尊敬する皆さんと作品を創れることが、本当に夢のようです。
不登校の中学生という、繊細で壊れやすい心を抱えた役に挑みます。
稽古を重ねながら、今の不安や期待と真っすぐに向き合い、役を通して成長していきたいです。
小沢さんの演出において、音楽によってぱっと世界観が広がる瞬間がとても好きなので、今回はどんな景色が生まれるのか楽しみです。
紀伊國屋書店100周年という節目にふさわしい舞台を届けられるよう、全力で挑みます。
ぜひ、劇場で見届けていただけたら嬉しいです。
■中井智彦
「図書館が舞台」。こんなに心躍る設定があるでしょうか。振り返れば、高校・大学の頃の勉強場所であり、大人になった今も集中するために通い続けている大切な場所です。中でも「ここに座ると作業が捗る!」と自分の中で決めている、縁起の良い特別席もあります。通ううちに同じ時間を過ごす同志のような存在も生まれ、この空間での人間関係って面白いなと想像することはあったのですが、まさかその世界が舞台になるとは…。小沢道成さんの発想力に乾杯!この愛着ある空間の魅力を、舞台を通して丁寧にお届けできるよう心を込めて挑みます。
■坂口涼太郎
親友のみっちー(演出:小沢道成)と大好きな本屋さんの中にある劇場で、居場所だった図書館の演劇ができて幸甚の極みです。
出演者が楽器を奏でて生演奏しながら歌うのですが、私は吹奏楽部で鍛えたアルトサックスを演奏します。
気分は『BLUE GIANT』の主人公になって吹き鳴らしたいと思います。
図書館にいい思い出がある方も、なんだかきゅっと切ない気持ちになる方も、
本の海で物語と音楽に合わせて気持ちよく泳いでいただけるように全力を尽くしますので、
私たちと一緒に劇場で同じ時間を過ごしていただけたら、これ以上ない幸甚の極みです。
■猫背 椿
『わたしの書、頁を図る』このタイトルからは、自分の人生を編纂するようなイメージが浮かびました。
本や資料の編纂であれば、捨てることの出来る項目もありますが、人生において起きてしまったことは無かったことには出来ません。
実際には無かったことにしたいことの方が断然多いのにね!!
それでも前向きに生きようと進むあなたに寄り添う芝居であったなら、と自分にも言い聞かせながら参加させていただきます♡