『のだめカンタービレ・ニューイヤーガラ2027』のだめ新年は、初日石井琢磨が「のだめベスト」、2日目Budoで新趣向も!

2026.6.12
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クラシック

『のだめカンタービレ・ニューイヤーガラ2027』


『のだめカンタービレ・ニューイヤーガラ2027』が2027年1月30日(土)~1月31日(日)埼玉県・ミューズ アークホールにて上演される。この度、公演への魅力や出演者コメントなどが届いたので紹介する。
 

「Kiss」(講談社)にて2001年から2010年まで連載された『のだめカンタービレ』は、天才的なピアノのセンスを持つ「のだめ」こと野田恵と、指揮者を目指す青年・千秋真一が繰り広げるラブコメディ。単行本全25巻が刊行され、2006年にはTVドラマ化、2007年にはTVアニメ化され人気を博した。連載20周年を記念して、2021年には全13巻で新装版が刊行して、2023年にはミュージカルも大好評のうちに終了。2025年9月には3日間4万人を動員して、ミュージカルのオーケストラ版も好評のうち終了し、本年5月にはついに原作者=二ノ宮知子さんの故郷・秩父のアンフィシアター(野外劇場)でついにフェス開催まで行われ、連載開始から四半世紀にして根強い人気を誇る。そして、アニメ化20年となる2027年に、25年に実施されて大好評だったニューイヤー・ガラが再び所沢のミューズホールに帰ってきた。

もちろん指揮は、コミックのクラシック監修を手がけた茂木大輔マエストロが担当し、管弦楽は「のだめオーケストラ」のスピリットを継承した「のだめ祝祭管弦楽団」が担当。コンサートマスターには、山形交響楽団のコンサートマスター・平澤海里氏があたり、都内オーケストラの若手演奏家たちが集合した編成である。

1日目のソリストには、のだめ公演ではすっかり常連となったピアニストの石井琢磨が登場して、コミックで千秋真一とシュトレーゼマンが「楽しい音楽の時間」を繰り広げた、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」を奏でる。ラフマニノフへの意気込みを石井はこう語る。

「数あるピアノ協奏曲のなかで、最高にロマンティックかつドラマティックな作品です! 甘いメロディあり、そしてソロ部分は超絶技巧。コミックさながらの「楽しい音楽の時間」にします。そして、この作品といえば、『のだめカンタービレ』の中でも1.2を争う人気曲です! 千秋とのだめが繰り広げる音楽への情熱や、クラシック音楽の楽しさを多くの人に伝えてくれたあの世界観が、この協奏曲にも詰まっているように感じます! 当日は『のだめカンタービレ』の世界に飛び込んだような気分で、コミックさながらの「楽しい音楽の時間」をお届けします。どうぞ肩の力を抜いて、物語を楽しむようにお聴きください! さあ、楽しい音楽の時間デス」

ニューイヤーということで、ウィーン在住の石井琢磨得意のヨハン・シュトラウスをピアノ協奏曲に編曲したウィーン協奏曲の第1楽章「ウィーンの夜会」(オペレッタ「こうもり」のパラフレーズ)も演奏される。後半には、茂木マエストロ渾身のブラームス交響曲第1番から。初日はまさしく「ベスト・オブ・のだめ」な選曲を楽しめる公演となる。

2日目のソリストは、のだめカンタービレのミュージカルでピアノの演奏も務めたBudo。2日目のコンサートは、のだめクラシック・コンサートとしては初めて作曲家に焦点を当てた新趣向のコンサートとなるのだが、コミックの「のだめカンタービレ」でも鍵となる作曲家、27年はアニバーサリーイヤーとなるベートーヴェンがテーマ。野田恵さながらの、“カプリチオーソ・カンタービレ”なベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」の第2楽章はもちろん登場するのであろうが、目新しいのは、Budoがベートーヴェンの代表的なピアノ協奏曲第5番を演奏してくれる。そして、茂木マエストロによる、ベートーヴェンの「交響曲第7番」のハイライト演奏も登場し、2日間連続でトライすると、のだめカンタービレの世界にどっぷりと浸れる内容となる。コミック新装版を読破して、コンサートに出かければ、その音楽がより深く楽しめること間違いない。
 

文=神山薫

公演情報

『のだめカンタービレ・ニューイヤーガラ2027』
 
日程:2027年1月30日(土)~1月31日(日)
会場:埼玉県・ミューズ アークホール
 
出演
茂木大輔(指揮) 、石井琢磨(ピアノ・1/30のみ)
のだめ祝祭管弦楽団  他
 
曲目・演目
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章(Pf : 石井琢磨)
ブラームス:交響曲第1番 他