L'Arc-en-Ciel 結成35周年を迎え、『35th L'Anniversary TOUR』が開幕

レポート
音楽
2026.10.15
L'Arc-en-Ciel 『35th L'Anniversary TOUR』

L'Arc-en-Ciel 『35th L'Anniversary TOUR』

画像を全て表示(5件)

L'Arc-en-Cielが10月9日(金)〜12日(月/祝)の3日間、国立代々木競技場第一体育館にて『35th L'Anniversary TOUR』が開幕した。本記事では、同公演の一般公演の初日に当たる10月11日(日)の模様のレポートする。


結成35周年を迎えたロックバンド・L'Arc-en-Cielの全国アリーナ ツアー"35th L'Anniversary TOUR"がスタートした。10月9日(金)のファンクラブ会員限定公演を経て、11日(日)、12日(月/祝)と、国立代々木競技場第一体育館にて3Daysを開催。一般公演の初日に当たる10月11日(日)の模様を以下レポートする。12月まで続いていくツアーのため、曲名などの具体的な表現を最小限に留めた総論レポートとするが、ネタバレに繋がる描写も含まれている点をご了承いただきたい。

序盤、「L'Arc-en-Ciel、来たぜ! 360度かわいがってやるからな、東京!」とアリーナ中央に設置された円形のステージ上から、hyde(Vo)は呼びかけた。ライブの展開に伴ってステージが回転していき、東西南北、全方位のファンが必ず一度は正面からパフォーマンスを楽しむことができる。hyde、ken(Gt)、tetsuya(Ba)は外周を動き回りランウェイにも歩み出て、行く先々でファンを沸かせていく。yukihiro(Dr)はステージの中心が定位置だが、プレイを背後から観ることができるのは貴重な体験である。アリーナ会場ではあるが、ステージと客席との間で生まれていた一体感と熱量は"巨大なライブハウス"といった印象。老若男女、国内だけでなく世界各国から国旗を手に多くのファンが参加しているのが見てとれた。

hyde

hyde

セットリストは、アニバーサリーツアーにふさわしく歴代の代表曲を網羅しながら、コアファンすら「あっ!」と言わせるレア曲も取り入れた、予想をよい意味で裏切る充実した内容となっていた。ロックからポップまで振り幅の広い音楽性を誇るバンドだが、今回はロック色の強い曲たちの存在感が際立つ。とりわけ1990年代、2000年代の楽曲群を、円熟を増した現在のL'Arc-en-Cielが歌い奏でるとこれほどまでに重厚で骨太、かつゴージャスに仕上がるのかと驚嘆させられた。メンバーが各自パフォーマンスに深く没入し、時には互いに絡み合ったり、4人で円を成すように向き合って呼吸を揃えたりしてグルーヴ感のある演奏を繰り出す、そのこと自体に強烈な魅力があり、目を離すことができなくなる。ロックバンドとしての原点を磨き上げたような、力強いライブだった。

ken

ken

12月2日(水)のフィジカルリリースおよびフル配信に先立ち、「Radio Edit」を配信リリースした新曲「総天然色」ももちろん披露。ポジティブなロックンロールナンバーで、去る8月、初出演にして東京、大阪両会場のヘッドライナーを務めた『SUMMER SONIC 2026』で初披露されたことも記憶に鮮明だ。4人が放つ音は瑞々しく輝き、前へと進んでいこうとするエネルギーに満ちており、バンドの行く先に広がる明るい未来を予感させた。

tetsuya

tetsuya

2020年のアリーナツアー『ARENA TOUR MMXX』で初めて取り入れたセンターステージ方式をより洗練された進化型として示すとともに、2024年に好評を博した『ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND』ツアーを彷彿とさせるような、レア曲を熱望するコアファンと幅広いリスナー層の双方を満足させる絶妙なセットリストを展開。近年のL'Arc-en-Cielが積み重ねてきた幾つもの新たな挑戦が、奇跡的なバランスで結実したのが今回のツアーなのかもしれない。ネタバレを避けるため詳細には記さないが、35年の時の流れを最新テクノロジーを用いて表現したオープニング映像は見応えがあり、かつ、11日の映像は9日のファンクラブ限定公演とは内容が異なっていることにも驚いた。レジェンド アーティストのアニバーサリー公演やツアーであれば定番の内容で当然、などという固定概念を覆し、現在進行形で変化を遂げていくモンスターバンドの凄みを様々な形で目の当たりにする、心躍るツアーの幕開けだった。

yukihiro

yukihiro

「L'Arc-en-Ciel、35歳になりました」「支えてくれてありがとうございます」などとhydeはファンに語りかけ感謝を伝え、メンバーは同意を示すようにその都度拍手。これまでに何度も披露してきた代表曲であっても、「ラルクと共に蘇ったり、(ファンの)自分の人生の一部になっていると思うと、響いてるのかな?と思いながら演奏してました」(hyde)とも語り、35年の軌跡に並走してきたファンの人生に寄り添った。「皆さんによって生かされているようなバンドなので、今後ともよろしくお願いいたします」という挨拶はひときわ温かく響いた。

ツアーはこの後、福岡、愛知、神奈川、千葉、大阪と続き、12月に東京 有明アリーナでファイナルを迎える。3カ月にわたる旅を通して、果たしてどのような進化を遂げていくのか。目が離せないツアーである。

ツアー情報

『35th L'Anniversary TOUR 』
【東京】 国立代々木競技場第一体育館
2026年10月09日(金) ※FC限定公演
2026年10月11日(日)、12日(月/祝)
【福岡】 マリンメッセ福岡 A 館
2026年10月31日(土)、11月01日(日)
【愛知】 IGアリーナ
2026年11月21日(土)、22日(日)
【神奈川】 横浜アリーナ
2026年 11月28日(土)、29日(日)
【千葉】 ららアリーナ東京ベイ
2026年 12月12日(土)、13日(日)
【大阪】 大阪城ホール
2026年 12月16日(水)、17 日(木)
【東京】 有明アリーナ
2026年12月24日(木) ※FC限定公演
2026年12月26日(土)、27 日(日)
<35th L'Anniversary 特設サイト>https://le-ciel.com/L35
<L'Arc-en-Ciel Official Website>https://www.LArc-en-Ciel.com
シェア / 保存先を選択