特別展『生きものたちの性』が開幕 オープニングイベントにお笑いコンビ・ラランドのサーヤ、ニシダが登場

ニュース
アート
2026.11.2
ラランド

ラランド

画像を全て表示(3件)

特別展『生きものたちの性』が10月31日(土)から2027年2月21日(日)まで国立科学博物館[東京・上野公園]にて開催されている。

本展は、科博としては初めて生きものたちの「性」をテーマに据え、生きものがもつ多様な性のあり方やその仕組みに迫る特別展。その開幕に先立ち、10月30日(金)に監修を担当した国立科学博物館の研究者に加え、本展オフィシャルアンバサダーのお笑いコンビ・ラランドのサーヤ、ニシダが来場し、オープニングイベントを行った。

ラランド

ラランド

アンバサダー就任についてサーヤは「私たちは人間のメスとオスでやらせていただいているので、『生きものたちの性』のアンバサダーはラランドしかいないんじゃないかなと思っていました」とコメント。するとニシダが「男女コンビってみんなそうだから!」とツッコミを入れるなど、息の合った掛け合いで会場を沸かせた。

さらにサーヤが「ニシダは人間界で唯一、ハーレムをつくるタイプの種だと思うので、今回の展示には合っているかなと思います」と相方を後押しすると、ニシダは「今回、テーマが“性”だからこそアンバサダーに選んでいただけたと思うので、とてもうれしいです。このお話がなかったら、たぶん一生アンバサダーを経験することなく人生を終えていたと思います」と喜びを語った。

展示の感想を問われたサーヤは「体の部位によってオスとメスの特徴が混在する“雌雄モザイク”の生きものがいることを、今回初めて知りました。『ギナンドロモルフ』という名前もめちゃくちゃかっこよくて、次に改名するなら絶対『ギナンドロモルフ』にしたいくらい! そんな面白い仕組みをもった生きものがいることを、この歳まで知らずにいたのが不思議だなと思いました」と語り、一方のニシダは、「生きものの求愛行動に、こんなにも多彩なパターンがあることに驚きました。フェロモンを発したり、シンプルに戦ったりと、それぞれの違いを知ることができて面白かったです。『もっと知られていてもいいのに』と思う情報がたくさんあったので、ぜひ皆さんにも会場に足を運んでいただき、知ってもらえたらうれしいです」と本展の見どころをアピールした。

そして、二人の話題は、本展でも紹介されているビワアンコウへ。ビワアンコウは、オスがメスに寄生して融合・同化し、最終的には精子を供給する役割を担うという特異な生態を持つ。「ニシダはヒト科の中で、メスに寄生する生き方を先取りしていたんだなと思いました」とサーヤが語ると、ニシダは「俺は彼女の家に家賃を払わずに上がり込んでいるだけだから!」と即座に自虐的なツッコミを入れ、会場を沸かせた。さらにサーヤは、「オスがメスを引きつけるために体を大きくする生きものもいるんです。体が大きいほどモテるというわけですね。それでいうとニシダは最近、筋肉系のお仕事が増えていて、体がどんどん大きくなっている。この地球上に子孫を残したいという気持ちがひしひしと伝わってきます」とコメント。これに対しニシダは、「確かに今年は相撲を取ったり、腕相撲をしたりとフィジカルな仕事が増えて、体はどんどん大きくなっています。前よりモテている実感もありますね。太っている男性が好きな女性のシェアを100%取ろうというのが、私の生存戦略です!」と応じ、会場をさらに沸かせた。

本展の開催にあたり、総合監修を務めた堤千絵研究主幹は、「展示をつくりながら『なぜ今までこうした“性”をテーマにした展示をやってこなかったのだろう』と思いました。生きものたちの性の仕組みや姿、あり方は非常に多様です。国立科学博物館にはさまざまな生きものの専門家がいるからこそ、科博ならではの視点で、多様な生きものの性を紹介する展示が実現できたと感じています」と振り返った。

また、「今回ご紹介できたのは、そのほんの一部に過ぎません。展示をご覧いただいた後に、身近な生きものや好きな生きものの性について改めて目を向けていただければ、新たな発見や学びにつながり、視野の広がりも感じていただけるのではないかと思います。ターゲットは少し高めの世代に設定していますが、親子でも楽しめる展示を目指して準備してきました」と、本展に込めた思いを語った。

同じく総合監修を務めた篠田謙一顧問は、「この特別展を企画したのは、現代社会では性について率直に語り合ったり、議論したりする機会が少なくなっていると感じたことがきっかけです」と開催の背景を説明。

「私たちは学校教育の中で性について学びますが、その後は主に人間の性というひとつの視点で捉えることが多くなります。しかし、性はほぼすべての生物が持つ仕組みです。本展では、生物が持つ多様な性のあり方を知っていただき、その先に私たち自身の性についても考えていただける構成を目指しました」と本展の狙いを述べた。

さらに、「ご来場後には、ぜひ友人同士で、親子で、ご家族で展示について語り合っていただければと思います。生きものたちの多様な性の世界を知ることで、新たな気づきや対話のきっかけが生まれることを願っています」と来場者へメッセージを送った。

特別展『生きものたちの性』オープニングイベント

特別展『生きものたちの性』オープニングイベント

なお、特別展『生きものたちの性』のはイープラスにて販売中。

イベント情報

特別展『生きものたちの性』

会期:2026年10月31日(土)~2027年2月21日(日)
開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日、11月4日(水)、11月24日(火)、12月28日(月)~1月1日(金・祝)、1月12日(火)※ただし、11月2日(月)、23日(月・祝)、1月11日(月・祝)、2月15日(月)は開館
会場:国立科学博物館[東京・上野公園](〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20)
入場料(税込):一般・大学生2,300円、小・中・高校生600円
※ご入場に際して、土日祝日は日時指定予約(無料)をおすすめします。詳細は公式HP等でご確認ください。
※未就学児は無料。小学生以下は保護者同伴でのご入場をお願いいたします。
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※学生証、各種証明書をお持ちの方は、ご入場の際にご提示ください。
※本展を観覧された方は、同日に限り常設展示(地球館・日本館)もご覧いただけますが、常設展示の開館時間内に
限ります。
※会場内の混雑等により、ご入場を制限する場合があります。

販売窓口:e+(イープラス)他

音声ガイド:出演:ラランド サーヤ・ニシダ
特別解説:堤千絵(国立科学博物館 植物研究部 多様性解析・保全グループ研究主幹)
●会場レンタル版 貸出料金(税込)¥650
・お一人様1台
・特別展会場入口にて専用ガイド機をレンタルできます。
●アプリ配信版「聴く美術」(iOS/Android)販売価格(税込)¥800
配信期間:2026年10月31日(土)〜2027年2月21日(日)(予定)
※配信期間中に限り回数制限なし。会場外で聴取可能。
※アプリ限定トラックつき

オフィシャルアンバサダー:ラランド
スペシャルコラボクリエイター:はじめまして松尾です
スペシャルコラボクリエイター:礼賛 イメージソング「つれない」

お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)、03-5814-9898(FAX)
 
公式サイト:https://www.ikimono-sei.jp
公式X:https://x.com/ikimono_sei(@ikimono_sei)
本展公式Xアカウントでは、『生きものの性』に関する驚きのトリビアを定期的に発信しています。

主催:国立科学博物館、読売新聞社、フジテレビジョン
協賛:早稲田アカデミー

■監修
総合監修
堤 千絵(国立科学博物館 植物研究部 多様性解析・保全グループ研究主幹)
篠田 謙一(国立科学博物館 顧問)
監修
西海 功(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ研究主幹)
川田 伸一郎(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ研究主幹)
田島 木綿子(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ研究主幹)
中江 雅典(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ研究主幹)
吉川 夏彦(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ研究員)
並河 洋(国立科学博物館 動物研究部 海生無脊椎動物研究グループ長)
神保 宇嗣(国立科学博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ研究主幹)
田中 実(名古屋大学 名誉教授)
シェア / 保存先を選択