ピアノバンドとしての矜持と確信――WEAVER 最新作『Night Rainbow』を大いに語る
WEAVER
『Handmade』以来、実に3年ぶりとなるWEAVERのオリジナルアルバム『Night Rainbow』が完成した。3ピース・ピアノバンドとしての2014年のロンドン留学、そして帰国後のツアーやフェス出演を経て、「音楽的にも精神的にも自由になれた」と3人は語る。そしてこのアルバムには、タイトルに冠された〝虹〟という言葉どおり、WEAVERの様々な魅力と最新の姿が色鮮やかに収められているのだ。コンプレックスも理想も、臆すことなくすべてを歌に託して、彼らの新しい季節がここから始まろうとしている。
――4月からのツアーに先駆けて、3年ぶりのニューアルバム『Night Rainbow』がついに完成しました。その間、ロンドンへの留学やベストアルバムのリリースがあり、帰国後にはツアーやフェスなどへの出演があり……と、3年間様々な変化があったんじゃないかと想像していまして。そこを浮き上がらせていきたいんですが、まずはそれぞれ、アルバムが完成しての率直なところをお聞きしたいなと。
杉本雄治(以下、杉本):アルバムが完成して最初に思ったのは、デビューしてから6年間続けてきた経験値って大きいなっていうことで。曲を作る過程でも、自分たちがイメージしたものをより具体的に出せるようになってきたし、壁にぶち当たってそれを乗り越えてきたからこそ掴めた自分たちの精神的な「芯の強さ」っていうのが、曲作りをより自由にさせてくれたなって。毎回、「自分たちらしい」だとか言ってはいるんですけど、今回は本当に何の負い目もなく「自分たちらしい作品ができた」って言えると思います。
奥野翔太(以下、奥野):この3年間は苦しむこともたくさんあったし、留学という大切な時期も経て。そういう経験を積む一方で、なかなか世の中に対して、やりたいことを形にしていけないフラストレーションもあったりしたんですけど……。でも、「くちづけDiamond」でアニメのタイアップをさせてもらったり、「Boys & Girls」というライブですごく盛り上がる曲も生まれて。このアルバムを作るために、この3年が必要だったなっていうのをすごく感じています。
――3年の間に感じた苦しみというのは、具体的にはどういうものなんでしょうか。
奥野:前作の『Handmade』はセルフ・プロデュースでやらせてもらった作品なんです。それまではずっと亀田誠治さんにプロデュースしてもらってたり、素晴らしい環境で作らせてもらってたんですけど、一方で本当に自分たちが鳴らしたい音楽っていうのが見えてなかったというか。ピアノ・バンドっていう特殊な編成に、自分たちが縛られてしまってた。ギターは入れてはいけないんじゃないか?とか。でも、それだとギター・バンドには音圧で勝てないし、どうしたらいいんだろう?とか。
――新作では、そこから解き放たれたという感覚ですか?
奥野:ロンドンに留学することで、自分たちがいた状況を俯瞰できたっていうのはあって。留学がサウンドの幅も広げてくれたし、「もっとやりたいことをやっていいんだ」っていうのを教えてもらったなって。杉本が作るデモが変わってきたのも、それくらいからなんじゃないかな。
河邉徹(以下、河邉):僕はシンプルに、これまでで一番いいアルバムができたなって思ってます。バンドっていうものは日々少しずつ、でも確実に変わっていくもので、その時々で一番いい物を作ってきたんですけど……『Night Rainbow』はその上でも、一番いい作品ができたなと思えるものになりました。ひとつひとつの楽曲がすごく個性的で、色が違っているから「Rainbow」っていうタイトルにしたんですけど、まさにこの言葉がアルバムを表しているんじゃないかなって思っています。
――ひとつの色にしてしまうのではなくて、それぞれの色のままで収録しているという。そして、そんなアルバムの1曲めを飾るインスト「Overture」なんですが、「幕開け感」というか、新しい始まりを予感させる開放的なサウンドが印象的です。
杉本:アルバムを作る上で、コンセプトを決め込んでいたわけではなかったんですよ。ただ、この2年くらいのモチベーションとして、「ライブでどう表現していくのか?」っていうのがすごく大きくて。僕らはピアノとベースとドラムっていう編成なので、ステージで動きを出すこともなかなか難しいんです。その中でお客さんをどう楽しませるかっていうことだったり、ライブのストーリーであったり、自分が演奏する楽器が曲の中でどう動いていくのかっていうことを曲作りの時点から考えていくようになって。曲の中でライブを表現したいっていう思いがどんどん強くなってきていて、そういうところから生まれたのが「Overture」なんです。まさにこの曲からライブやツアーが始まるよっていう風な音にしたくて。
――そこから続く「You」なんですが、この曲ではピアノがギターの役割を果たしていますよね。こういうところにも、WEAVERのピアノバンドとしての魅せ方や意志みたいなものを強く感じました。
杉本:そうなんですよ。僕自身も、この曲ができた瞬間に「これで次のアルバムが出せる!」って強く思えました。僕らがピアノ・バンドであることの意味を出せた曲じゃないかなって思っています。あと、奥野がキーボードを弾けるからこそなんですけど、今回いろんなシンセの音も入っていて。例えばこのリフを奥野に弾いてもらって、僕はハンドマイクでパフォーマンスするっていうことも想定してます。逆にシンセを僕が弾くこともできるし。ピアノ・バンドっていう核は残しつつ、新しい表現にも挑戦できたんじゃないかなと。
河邉:この曲ができるまで、アルバムにアップテンポの曲がなかったのかな? 「こういう曲が欲しいよね」ってディレクターさんとかと話していた時に、まさに杉本が持ってきたのが「You」なんですよ。リフの感じもそうですし、3人の演奏をしっかり追ってもらえるっていう意味でも、3ピースならではの新しい名刺みたいなものになった気がします。
――「さよならと言わないで」は、サウンドにもロンドン留学で得たものが強く打ち出されているんじゃないかと思うんですが、いかがでしょう? イントロのシンセ使いのエレポップ・リヴァイバル感であったり。
杉本:実は、最初はこの曲にはシンセが入ってなかったんですよ。もともと、今の日本のロック・シーンで流行している4つ打ちに僕らなりに対抗しようっていうイメージがあったんです。僕らなりに戦うために、どういう音が作れるのか?っていう。でも、どこか真似ごとになってしまうというか……WEAVERで同じことをしても敵わないというか……違和感を覚えていたんです。で、じゃあこの曲をどう仕上げていくのか?っていう時に、ロンドン留学で得たものが出てきたんです。向こうでは80'sのエレポップであったり、R&Bにたくさん触れたんですね。それは僕の今の曲作りの中でひとつ大きなテーマにもなってて。そのテイストをWEAVERで切り開いていったら面白いことになるんじゃないかなと思って生まれたアレンジですね。
――個人的には、メトロノミーとか、あのあたりの電子音使いに近い感覚を受けて。そういう海外シーンの先端的サウンドを取り込みつつ、歌メロは歌謡的でもあるというバランスが心地いいなと。
河邉:最初にデモをもらって聴いた時に、ちょっと懐かしさを感じたんですよ。一昔前のドラマみたいな(笑)。あえて歌詞ではそういう方向に特化させた方がサウンドが活きるんじゃないかなっていうのはありましたね。
杉本:歌のメロディはメロドラマに合う感じやんな(笑)。
奥野:さっき杉本が「「You」のおかげでアルバムが見えた」って言いましたけど、「さよならと言わないで」は、さらに新しいWERVERの在り方を教えてくれたっていうか。「僕らはこういう音も鳴らせるんだ」っていう。
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――次の「クローン」は曲の猥雑な雰囲気というか、ファンク/ジャズを思わせる色気があって。この曲もアルバムの中で独特の存在感を放っていますよね。攻撃的な歌詞もそうですし。
杉本:今まで、WEAVERのイメージ……外から僕らがどう見えているのかっていうのを気にしすぎていた面があったんですね。
河邉:うん、それはあったね。
杉本:そう。「クローン」は、「自分たちにこれはマッチしてないんじゃないか?」って出せずにいた部分なんです。でも、このアルバムではやりたいことを全部出したかったから。実は3人とも、クレバーで皮肉っぽい部分が人よりも強かったりするんですけど、それもちゃんと出したいなって。歌詞が入る前から、仮タイトルにも「皮肉」っていうテーマを入れていたりして。
――より、内面性であったり、偽りのない言葉を前に出したという?
杉本:ライブで伝える言葉の大切さっていうことを意識し始めて。多分ですけど、WEAVERにはどこかきれいなイメージ、ピュアなイメージがあったと思うんです。ただ、ライブを重ねて、3人の変化もあって。河邉も、言葉として生々しい部分を出せるようになってきた。
河邉:ロンドンに行ったことがやっぱり大きかったんです。何か決定的な出来事があったとかじゃないんですけど……言葉が自由になった。ロンドンに行って、最初はまったく歌詞が書けなかったんですよ。
――それはいわゆるスランプで?
河邉:というよりは、抑圧と解放っていうか。向こうに行っている間、極力、日本語を使わないようにしていたんですよ。それから日本に戻ってきた時に、自分の中で抑えられていた言葉がすごくたくさんあることに気づいたんです。そしたら解放されたみたいに「今、何でも書けるわ」っていう感覚になれて。僕だけっていうより、バンドがそういう段階に来てるっていう感覚。「これも歌えるし、こういうのも歌ってもええんちゃうか」っていう。
――今、具体的な出来事があったわけじゃないっていう風におっしゃいましたけど、ロンドンにいた自分と帰国しての自分は別物になっていたわけじゃないですか。今の自分がそれまでを振り返って比較してみて、明確に変わったなっていう部分は言葉の面以外にもありますか?
河邉:そうですね……ロンドンで日本の状況を俯瞰してみたときに、寂しさもあったんです。今のチャートでは誰が何位に入っていて、っていう中で、自分たちはその場にいないっていう。「同年代とか知っている奴らがこんな頑張ってんのに、俺らは何してんねやろ?」っていう。向こうにいる間は日本にいるときのようなプロモーションもライブもできなかったから、歯がゆさもあって。アルバムの「Welcome!」に<歌は全ての準備をして/そうさ 君が来るのを待っていた>っていうフレーズがあるんですけど、それはファンの人たちに向けっていうのもありつつ、僕ら自身のことも歌は待っていたんだなって思った。離れることで、音楽をやれているっていう状況のありがたみを知ることができたのは明確に大きな変化じゃないかなと思います。
杉本:それまでの僕って、どこか「周りの人が幸せであったらいいな」って思ってて。自分のことはどうでもいい見方っていうか。でもロンドンで、スタッフさんもいないし、メンバーそれぞれの考えていることもようわからんし、音楽も生まれてこないっていう状況にもなって。それまで、音楽だけが自分の救いだったのに、それが生まれてこない状態になってしまったんです。そういう風になって初めて、「自分自身がしたいことってなんだっけ? もっと自分がしたいように、自分のために生きていいんだ」って感じたんですよね。それまで、周りの顔色も見てたし、周りの人が聴きたい音楽っていうのを目指した結果、ふわっとしたものになっていた部分はあったんじゃないかと思って。でも、より自分が作りたいものっていうのが芯にあって、その上でお客さんや誰かに共感してもらいたいって思えるようになったんです。
――スタッフやレーベルや事務所っていう体制がしっかりしていればするほど活動は円滑に回っていくもので、それが無くなって初めて、自分とは何か?っていうところに向きあった。
杉本:それはめちゃくちゃ大きいですね。
奥野:僕はBUMP OF CHICKENさんやASIAN KUNG-FU GENERATIONさんに憧れて音楽を始めて、その気持ちが今もあって。そういう人たちが活動している日本のシーンでやっていきたいっていうことをあらためて感じたんです。それまで、J-POPシーンで活躍したいクセに、どこかシーンっていうものに対しての自分たちにコンプレックスを持っていて……でも、一度外の世界を見たからこそ、自分たちにしかできないことも再確認できたし、それまで積み上げたものは間違いじゃなかったんやなって思えたし。
――そうして得た新しい価値観や自由が顕著に出ているのが、リード曲にもなっている「KOKO」かなと思うんですけど。
杉本:曲ができた経緯としては、EDMっていう世界的なムーブメントになっているサウンドでもあって、自然と惹かれたっていうのもあるんですよ。向こうでクラブにもたくさん行って、そこで生まれていた一体感って、僕らがライブで目指しているものと同じだと思って。自分らがやりたい音を探っていたのと合致して「KOKO」にたどり着きましたね。「KOKO」って、実はリードにするには一番勇気がいる曲だったんです。
――それはどういう意味で?
杉本:表面上だけで見られると、流行のEDMをやったんでしょ?って思われても仕方ないと思うから。でも、そういう恐れの中でも……初めてWEAVERを聴く人、一回離れたけど戻ってきたっていう人、ずっと応援してくれてる人……そういう人たちにインパクトを残したくて。僕らは攻めてるんだっていう姿勢を見せたかったんです。
――そういう色々な人が集まるのがライブじゃないですか。で、「KOKO」って、ライブの映像がすごく浮かぶんですよ。それが大規模なハコでも、百人単位の近しい距離感のライブハウスでも熱を共有するアンセムになりうる可能性を秘めているというか。
河邉:ライブはすごく想定してました。
――その一方で、歌詞で描かれている世界観って、すごく刹那的ですよね。
河邉:サウンドでクラブやエレクトロっていうものを意識して、歌詞もそことリンクして出てきたんです。クラブっていう場所のイメージというか。「KOKO」っていうのは、ロンドンに実際にあるクラブの名前なんです。
――そうなんですか!? 「いまこの場所=ここ」っていうことかと思ってました。
河邉:そういう意味も持たせられたらいいなとは思ってたんですけど。「KOKO」にはよく行ってたんですけど、人がたくさんいるのに孤独っていうか……そういう感覚を表現したくて。
――クラブの名前ということを聞いて、歌詞のニュアンスが腑に落ちました。この曲の歌詞って、消えていってしまうからこそ、いまこの瞬間を噛み締めよう、みたいなイメージがすごくあったんですよ。一夜の享楽っていうか。
河邉:その説明、次から使っていきます!(一同笑)
――どうぞどうぞ(笑)。そして、「KOKO」がアルバムのリードとすると、9曲めの「Welcome!」って、裏リード曲みたいなポジションじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
河邉:そうなんですよ! 実際に「Welcome!」が先にできて、そこから『Night Rainbow』っていう言葉が出てきたんです。秋のツアーから演奏してるんですけど、この曲はもともとロンドンで生まれて、僕らにとっても重要な曲なんです。すごくWEAVERの原点を感じる曲だし、しかもそれを今のWEAVERらしく洗練させることができたんじゃないかと思っていて。メロディラインにしても、バンドを始めたばかりの高校生の頃の僕が聴いても「いい曲やな」って思えるんじゃないかなって。
――さっき河邉さんは、留学があって言葉が自由になったとおっしゃっていましたよね。「Welcome!」では<「奇跡はおこる」「夢は叶う」/そんな 言葉じゃ 風邪もひかないさ>と歌われていますけど、これって、ある意味、バンドとしては勇気のいる歌詞なんじゃないかと思って。<「歌声は何も助けてくれない」>とかもそうですけど。
河邉:「夢は叶う」じゃないですけど、僕らはこの先も、綺麗事って言われるようなことも歌っていくと思うんです。でも、前向きな歌に対して、「そんなの嘘でしょ」って思う人もいるかもしれないですよね。だけど、やらない偽善よりやる偽善ってわけじゃないですけど……ポジティブな気持ちを歌っていくことには絶対にいい意味があると僕は信じていて。だから、この曲でも、最後はポジティブな気持ちで終わってるんです。ネガティブなアンチテーゼがあるからこそ歌えるポジティブさを表現したくて。
奥野:うん。綺麗なことをただ歌うんじゃなくて、そこには意志があるから。それを出せたっていう意味でも、アルバムの中でも大切な曲です。
杉本:僕らって、優等生に見えてたと思うんですね。でも、決してそういう部分だけじゃないし、負の気持ちだって持ってて。それを出せるようになってきたのは大きいです。だからもっと強くなったし、ストレートな言葉を使えるし。<放て心 揺らせ身体>っていうフレーズにしても、英語ならしっくりくるけど、日本語で歌うにはストレートすぎると思ってて。でも、これを歌いたいから歌うんだ!って。そういう話し合いもすごくしましたし。迷いがなくなった。
――そういう迷いがなくなったり、自由になったアルバムのラストに、初めて杉本さんが作詞した「Hello Goodbye」が入っていて。このタイミングで自身の作詞曲を出したのはどういう意図で?
杉本:やっぱりバンドって、ヴォーカルが歌詞を書くっていうことが多いじゃないですか? だから、自分も書かないとなっていう使命感はあったんです。でも、自分が伝えたい言葉を考えた時に、自分の持っている言葉の強さを信じられていなくて。それが形になるのに、今まで時間が必要だったんです。プラス、いま出すのであれば、ファンタジーや作られた世界じゃなくて、感じていることをそのまま出したかった。27年生きてきて、親しい人の死というものにも立ち会ったし、自分の死を感じながら生きている人とも会ってきて。僕が誰かに何を残せるんだろう?って考えた時……例えば、誰かにうまく伝えられなかった後悔があったとしても相手がそれを肯定してくれればきっと救われるだろうなって。アルバムではそういうことを歌えたら、誰かの救いになるかもしれないなって思ったんです。でも、テーマが重いから、自分に書けるんだろうか?っていう迷いもあって。その時にちょうど荒井由美さんの「ひこうき雲」を聴いて、すごく穏やかというかさらりとした曲なのに、こういうことを歌って表現できるんだって感じて。そこから、言葉が淀みなく出てきたんです。
――そして、アルバムを引っさげて4月からはツアーが始まるわけですが。
杉本:アルバム制作時点からライブを想定していたので、これまで以上に、曲が求めている世界観をライブで表現できるんじゃないかなっていうのは感じていて。デビューしてから、自分の唯一の武器であった音楽への自信が崩れることもあって……コンプレックスとの戦いでもあったんですけど、今になって、すごく歌が好きって言えるようになってきたんです。3人でやっていく覚悟もできたし。それをそのまま出すことで、来てくれるお客さんにとっても楽しめるものになると思うし。まずはとにかく、自分が楽しめるツアーにしたいですね。
奥野:アルバム自体も3年ぶりだし、新曲がかなり多くなるだろうってことで、みんなの反応も未知数で。だけど、ライブで初めて見えてくる曲のポテンシャルもあると思うし、アルバムから新しい定番曲もあると思うし。またいろんな楽器を弾くと思います(笑)。
河邉:アルバムのツアーって、バンドにとっては一番幸せなものなんですよ。曲がお客さんに成長させてもらう場なんです。だから、このアルバムを聴いてくれる一人でも多くの人にWEAVERのライブに来て欲しいです。その人たちと一緒に僕らの音楽を育んでいきたいので。
撮影=風間大洋 インタビュー・文=矢野裕也
『Night Rainbow』