【対談】NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers 音楽的接点、性格、異色共演の抱負を語る

インタビュー
2016.2.16
NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers/撮影=西槇太一

NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers/撮影=西槇太一

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札幌から登場したラウドロックシーンの新星・NOISEMAKERと、沖縄で生まれ育ったハイブリッドなロックバンドの雄・Hello Sleepwalkersが、東京の夜を熱く盛り上げる。NOISEMAKERがホストをつとめる『TOWER RECORDS presents TWINTOWER』シリーズの第二夜、2月18日(木)に代官山UNITで行なわれるライヴは、距離を超え、ジャンルを超えた新鮮な顔合わせになった。最近知り合ったばかりだという二組の音楽的接点、性格、ライヴの抱負など様々なトークに花が咲いた、NOISEMAKERからAG(Vo)とHIDE(G)、Hello Sleepwalkersからシュンタロウ(Vo&G)とナルミ(Vo&G)の4人による初々しい対談をお届けしよう。



――まずは、二つのバンドの接点の話から始めましょうか。

ナルミ:初対面は、去年の年末ですよね。

AG:そう。Zepp Diver Cityにライヴを見に行かせてもらって、そこで「はじめまして」と。

――お互いの印象は?

AG:アー写で見た時は、すごい怖いかなと思ってた(笑)。

HIDE:スタイリッシュというか、アーティスティックというか。つんけんしてるのかな?って。

AG:びくびくしながら会いに行ったら、すごいハッピーな感じでした。

シュンタロウ:よかった(笑)。メンバー全員、きょどってたと思うんですけど。しゃべりに特化してない人間の集まりなので。

ナルミ:人見知りしかいない。

シュンタロウ:最初に言っておかないと、怒ってると思われるパターンがすごく多くて。

AG:わかりますよ。うちもけっこう人見知りタイプのバンドだから。『TWINTOWER』の日は無言にならないように、お互い頑張らないと(笑)。

――ライヴはどうでした?

AG:すごいクリエイティブな感じ。オーディエンスを引き込むタイプのバンドだなと思ったんですよ。ツインボーカルで攻めるのも新しく感じたし、アーティストという感じがすごくしました。

HIDE:CDを聴いて、クオリティの高さを感じましたね。印象に残った曲がいくつかあって、お会いした時に口ずさんでたと思うんですけど。

シュンタロウ:「円盤飛来」ですかね。♪デッデッデッて。

HIDE:そうそう。すごく印象に残ったんで。俺がみなさんの年ぐらいの時に、こんなことできなかったなと思った。

AG:自分たちが影響を受けたものと、違うものがあるのかな? と。それがすごい新鮮で、「どんな音楽聴いてるんですか?」って聞いて、教えてもらったりして。

シュンタロウ:Of Monsters and Menって言ったら、何かと混同して、あれ? って

AG:Of Mice&Menだと思ったんですよ。それはすごいメタルのバンドだから、「え、そんなの聴いてるんですか?」って(笑)。どこにそんなルーツがあるんだろうって(笑)。

――逆に、ハロスリから見たNOISEMAKERの印象は?

シュンタロウ:この間、『TWINTOWER』の第一回のavengers in sci-fiとのライヴを見に行かせてもらって、それが初めてだったんですけど。登場して、1曲目に入った時の圧のすごさ。バンドがカタマリになってガン!と出てくるのをすごく感じて。心臓に響く感じで、“僕らとは違うなぁ”と思いました。

ナルミ:(笑)。

シュンタロウ:同じギターでも、違うように聴こえるとか、歌も違って聴こえるとか。すごく新鮮味がありました。かっこよかったです。

ナルミ:音源を聴いて、私たちとは真逆というか、熱い感じがあって。一緒に遊びたくなる音だなと思って、ライヴに行ったら、実際まさにその通りで。何よりもお客さんがすごい楽しそうに、ワーッとなってるのが印象的で、“あ~、いいな”と。

AG:俺らのライヴは、演奏に集中するよりも、感情を爆発させるほうが重要というか。個人的にJESSE(RIZE、The BONES)さんがすごい好きなんですけど、ギラギラする感じで、ステージに立っただけで“何をしでかすんだろう?”というロックの危険さがすごい好きだから。ライヴ前に言うもんね。「今日も一番ロックで行きましょう!」って。

HIDE:そうだね。

――ハロスリの、ライヴのポリシーみたいなものはある?

シュンタロウ:口に出して「こうしよう」とかはないです。ただ、ステージに出る前には「おまえ、緊張してる?」とか、煽りあったりしてるんですけど、ステージに立って横を見ると、さっきとは違う人がいるんですよ。ドラムのユウキなんか、普段は猫背なのに、背筋伸ばしてバシバシ叩いてるし。なんだろうね、あの感じは。ライヴでガン!と変わっちゃう人が多いです。そんな感じ、ないですか?

AG:ライヴと普段は、確かに違いますね。普段からあんなにギラギラしてたら、生きていけない気がする(笑)。スイッチは入りますよね。

シュンタロウ:僕らの場合、それが極端で。「全然違う人ですね」ってよく言われます。

NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers/撮影=西槇太一

NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers/撮影=西槇太一

――二つのバンドは、一見、違うジャンルのように思えますけども。

AG:でもavengers in sci-fiもそうだったんですけど、ジャンルは違っても、バンドをやってる以上共通してる部分もすごくあって。ジャンルは関係ないかなって思ってますね。

シュンタロウ:ライヴを見た時に思ったんですけど、僕がもう少し外交的な性格だったら、NOISEMAKERさんみたいなバンドをやってたと思うんですよ。ひん曲がっちゃったんですよ、どこかで(笑)。

AG:あはは。ちょっと内向的ということ?

シュンタロウ:内向的で、部屋でじっくり作るタイプの曲が多いですね。ガツン!とやるのがかっこいいなと思うんですけど、ぐっと入り込んじゃうタイプなので。

AG:それがまた、個性になってるんでしょうね。持ち味というか。

――根っこにある衝動は、けっこう近いものがあるかもしれない。

シュンタロウ:そうですね。(ぽそり)でも、みんなうまかったんだよなぁ……。

HIDE:うちら、うまいバンドじゃないよ(笑)。

シュンタロウ:バンド感ってそれぞれあると思うんですけど、音が一個のカタマリになって飛んでくる感じに、すごい憧れがあって。5人いると、縦が揃いにくいし、いろいろあるので。その点でも“バンド感ってこういうことか”って、思い知らされた感じがしたというか。

AG:うれしい。そう言ってもらえると。

――ナルミさん、ラウド系の音楽は?

ナルミ:聴きますよ。でも自分でやるか? というと、内向的なので(笑)。

シュンタロウ:すごい懐かしい感じもしたんですよね。僕らは沖縄でやっていて、僕は読谷村という中部出身なんですけど、南部はラウドやハードコアの文化がすごく根強くて。

AG:2Side1BRAINとか?

シュンタロウ:そうですそうです。南部のバンドに誘われてライヴに出ると、僕らだけ浮いてるみたいな感じがあって。そういう意味で懐かしいというか、親近感が湧きましたね。

AG:また浮くのか、って(笑)。内向的、外交的というのは面白いですね。考えたことなかった。

HIDE:性格が出るんだろうね。

シュンタロウ:メンバー同士、ぶつかったりするんですか? 曲作りで。

AG:この二人の間では、ガンガン言い合いますよ。

ナルミ:うらやましいかも。

AG:ここは兄弟だから、何でも言いたい放題なんで。「めっちゃいいのできた」「なんだそれ? 全然よくねぇ」とか。

HIDE:つい最近までレコーディングしていて。30秒もないギターのイントロを、10回ぐらい直したし。「この音階じゃない」「こっちだ」「いや、こっちだ!」って(笑)。

シュンタロウ:そういうの、僕らはほとんどないんです。

ナルミ:気に入ってたら「これいいよね」って言い合うけど、あんまり好きじゃないと、誰も何も言わなくなりますから。

AG:そこで察するんだ(笑)。

ナルミ:そうです。「これ、気に入ってないんだろうな」っていうのがわかる。

AG:それはそれでいいバランスじゃないですか。平和的というか(笑)。ハロスリのほうが大人なんじゃないの?

HIDE:スイッチ入るからね、俺たちは(笑)。

NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers/撮影=西槇太一

NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers/撮影=西槇太一

――ちなみに1月に出たNOISEMAKERのシングル「Butterfly」では、どんな兄弟喧嘩が(笑)。

AG:喧嘩、あったっけ(笑)。「Butterfly」はスムーズだったよね? HIDEがバックを作ってきて……。

HIDE:俺、デモの段階からクオリティ高く作っちゃうんですよ。そしたらレコーディングの時に、「デモのギターのほうがいい」と言われて(笑)。レコーディングはちゃんと弾くけど、デモはだらしなく弾くから、人間味があるんですよ。

シュンタロウ:ああ~。音がすっきりしすぎるとなくなっちゃう、何かがありますよね。

HIDE:今も1曲作っていて、またそういうのが出てきちゃった。「デモのほうがいいじゃん」って言われて、「じゃあいいよ」って、デモのままにした。あれ大丈夫? チューニングが心配なんだよね。

AG:大丈夫。「これチューニングずれてる」なんて、誰もそこまで聴かないから(笑)。それぐらい、音が当たっちゃったり、ザツいのがいいんだよ。

HIDE:最初のインパクトが、焼き付いちゃうんだよね。

AG:今までで一番壮大な曲だから、いろいろチャレンジもやってみて。

HIDE:録り方も今までにない感じで、センターにギター1本しかないとか。余計なものはいらない! という感じで作った曲です。

――ハロスリももうすぐアルバムが出ますね。

AG:フルアルバムは3枚目? いっぱい出してますね。最初からA-Sketchですか?

シュンタロウ:そうです。でも最初の頃は沖縄に住んでいて、ライヴのたびにちょくちょく出てくる感じで。まだ大学に行っていたころだったので、無事に卒業できたら上京しようか、みたいな。で、ギリギリ卒業できました。今でも夢に見るんですよ。「単位が足りない!」っていう夢を(笑)。

AG:それはバンドのやりすぎで?

シュンタロウ:2年の時に、曲を書いていたのもあったし、いろんなことでサボりすぎて。

AG:沖縄の人って、時間にすごい遅れてくるって聞いたことがあるんですけど。学校も遅れて行くんですか?

ナルミ:人によります(笑)。すごい遅く来る人もいるし、授業の始まる鐘と共に来ない先生もたまにいます。

AG:先生が来ないの(笑)?

ナルミ:あと、バスは時間通りに来ないです。飲み会も、1時間後ぐらいに集まる感じ。

AG:聞いた話では、リハーサルも「1時ぐらい」って書いてあるって(笑)。沖縄タイムだなーって。ROACHのtaamaくんが、そんなこと言ってた。

HIDE:『TWINTOWER』の日、大丈夫? 「あれ、ハロスリ来ないんだけど」とか(笑)。

――逆に、北海道の人の特性は何かありますか?

AG:何だろう? 北海道は、普通かな。

HIDE:普通だね。中途半端に標準語だし、特別に“こういう人たち”というのはないかもしれない。北海道の人たちに、何かイメージあります?

シュンタロウ:僕らも言われるんですけど、「お酒強いでしょ」って言われません?

AG:あんまり言われないかも。

HIDE:この二人は飲まないし。

AG:北海道は、内気な感じがするのかな。沖縄の人って、明るいイメージがあるじゃないですか。

シュンタロウ:……。

HIDE:“そんなことねぇよ”って顔してるよ(笑)。あくまで、イメージね。

AG:イメージイメージ。明るくてフレンドリーでおおらかで、みたいな。北海道は暗いというか、クールというか。

シュンタロウ:気候とか、あるんですかね。

AG:前にPay money To my PainのPABLOさんが、ポロっと言ったことがあって。「北海道の人は辛抱強いな」って。「たぶん、すげぇ寒い冬を耐えて生きてるから、そういうのが出てるんだな」って。そういう見方もあるのか、と思ったけど。客観的に見れないんだよね。

――東京の人間から見ると、札幌にはロック、ダンス、ハードコアとかいろんなシーンがあるし、沖縄は民謡もロックもごちゃまぜで、老若男女みんな踊れるとか。どっちも音楽が盛んな土地というイメージがあります。

シュンタロウ:確かに、結婚式とかで、みんな踊ってるもんね。

ナルミ:カチャーシーっていう踊りが始まると、みんな出てきて。

シュンタロウ:僕はそれを見てます(笑)。二極化がある気がする。

ナルミ:身内ノリはすごいけど、照れ屋さんが多いかもしれないです。友達とかがいっぱいでいる時はハジけるけど、一人になると静かになるとか。

AG:友達といるところ、見てみたい。

ナルミ:でもこんな感じですよ(笑)。ちょっとはハジけるけど。

シュンタロウ:最近、お酒を飲むと人としゃべれるということを、ちょっとわかってきて。

HIDE:最近なんだ(笑)。じゃあライヴの日、お酒持って行こうか。

シュンタロウ:終わった後、何もなければ飲みに行きましょう。どうですか?

ナルミ:次の日、朝が早いって聞いてるけど…。

HIDE:そう、シンガポールに行くんです。……じゃあ一緒に連れてって、シンガポールで打ち上げ(笑)。

シュンタロウ:『TWINTOWER』の日はパスポート持って行きます(笑)。

――2月18日のライヴは、どんな内容になりそうですか?

シュンタロウ:セットリストはだいたい決めました。対抗していかないとな、って。

AG:おおっ。楽しみ。

シュンタロウ:NOISEMAKERさんは、僕らとは違う音を鳴らしているという感覚があったんですけど。avengers in sci-fiとのライヴを見た時、どっちもかっこいいなと思ったし、関係ないなってすごく思ったので。お客さんもそういうふうに楽しんでくれたらいいなと思って、セットリストも組んでるので。よろしくお願いします。

ナルミ:まず、メンバー同士が仲良くなれたらいいなと思ってます。ちょっとシャイな部分があるので。仲良くなったら、ライヴも絶対楽しくなるので。

HIDE:レーベルメイトだしね。歳も関係ないし。

AG:楽しみですね。いいライヴにしましょう!


撮影=西槇太一 インタビュー・文=宮本英夫

NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers/撮影=西槇太一

NOISEMAKER×Hello Sleepwalkers/撮影=西槇太一


 
イベント情報
TOWER RECORDS presents TWINTOWER

<#002>
2016年2月18日(木)代官山UNIT 
OPEN 18:00 / STRAT 19:00
出演:NOISEMAKER with Hello Sleepwalkers

<#003>
2016年3月17日(木)代官山UNIT 
OPEN 18:00 / STRAT 19:00
出演:NOISEMAKER with BUZZ THE BEARS【New!】

■一般発売日
<2月18日(木)#002公演>
イープラス http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002175667P0030001

<3月17日(木)#003公演>
イープラス http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002175668P0030001

■オフィシャルページ:http://tower.jp/twintower
■お問い合わせ:代官山UNIT TEL:03-5459-8630

 

NOISEMAKER情報
シングル「Butterfly」
NOISEMAKER

NOISEMAKER

2016年1月19日発売
AZNT-17 ¥1,000(税込)
1. Butterfly
2. Point of Origin
3. NEO Remix
※TOWER RECORDS 限定シングル

 

Hello Sleepwalkers情報
アルバム『Planless Perfection』
Hello Sleepwalkers

Hello Sleepwalkers

2016年3月23日発売
AZCS-1055 ¥2,600+税
<収録曲>
1:レトリック
2:水面
3:EYES TO THE SKIES
4:神話崩壊
5:LIFE is a GAME??
6:ハーメルンはどのようにして笛を吹くのか
7:夜明け
8:Stand-alone
9:Jamming
10:2XXX
11:Perfect Planner

 

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