パーヴォ・ヤルヴィ、渋谷タワレコに登場!

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2015.7.24
「英雄の生涯、ドン・ファン/パーヴォ・ヤルヴィ&NHK交響楽団」ジャケットより ソニーミュージックSICC-19003

「英雄の生涯、ドン・ファン/パーヴォ・ヤルヴィ&NHK交響楽団」ジャケットより ソニーミュージックSICC-19003

「パーヴォ・ヤルヴィ、N響とシュトラウスを語る」イベント開催決定

渋谷区神南のNHKホールでコンサートを聴いて、その流れでついちょっと同じく渋谷区神南のタワーレコード渋谷店に立ち寄る。これはよくある音楽ファンの行動だけれど、そのルートをたどる人がNHK交響楽団の首席指揮者となるパーヴォ・ヤルヴィの、それも10月24日の予定だった場合はどうだろう。

パーヴォ・ヤルヴィが2015/16シーズンからNHK交響楽団の首席指揮者に就任すると発表されたのは2012年だから、もう3年も前のことだ。その時点では共演回数がさほど多くなかったこともあって今ひとつ現実味がなかったところもあったが、ことし発表されたレコーディング計画、それもオーケストラの実力が問われるリヒャルト・シュトラウスの交響詩という本気の選曲、そして5月に放送されたNHK Eテレの番組「クラシック音楽館」での破格の扱い(おまけとして放送された浅草行もなかなかの見ものだった)に、と来ては現実を認識するしかない。フランクフルト放送響、ドイツ・カンマーフィル、そしてパリ管弦楽団など世界のオーケストラと見事な演奏を展開してきたパーヴォ・ヤルヴィはNHK交響楽団のシェフになるのだ。ありがたいことである。

さてその10月24日だが、この日はNHKホールにて15時からNHK交響楽団 第1819回定期演奏会が開催される。五嶋みどりを独奏に迎えたショスタコーヴィチの協奏曲にバルトークの「オケコン」こと「管弦楽のための協奏曲」などによるプログラムが演奏される、パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任記念演奏会、Cプログラムの二日目である。この日コンサートを指揮したパーヴォ・ヤルヴィは、18時30分より渋谷タワーレコード7階でトーク&サイン会を開催するわけである。

これは前述したレコーディング第一弾「R.シュトラウス:英雄の生涯&ドン・ファン」リリース記念のイベントであり、時宜を考えれば自然と首席指揮者就任のお祝いともなろう。多くのファンが先ほどまでの公演の余韻を保ったまま、パーヴォのトークに傾けることができる。なんと贅沢なことか。個人的には某大統領氏よりも俳優のマーク・ストロングに似ていると私見しているパーヴォの、彼独特の低いいい声を聞くだけでも渋谷に行かねば、と思ってしまう魅力的なイベントだ。このタワーレコードのイベントは観覧は自由なので(サイン会への参加は対象商品の購入が必要)、興味のある方はコンサートとイベント、両方に参加されてみては如何だろう。この演奏会のチケットは7月26日(土)に一般発売されるのでそちらもチェックしていただきたい。なお、同日発売の9月のシーズン開幕公演にはヘルベルト・ブロムシュテットが、11月定期にはネヴィル・マリナーとメナハム・プレスラー(二人合わせて180歳超え!)が登場するので、そちらもあわせてお見逃しなく。

そしていま、地下鉄表参道駅では「パーヴォ・ヤルヴィ、NHK交響楽団首席指揮者就任」を告知する大規模な広告が展開されている。これは今まで日本のオーケストラではあまり行われてこなかった「新たにオーケストラのシェフが就任する」ことを広く一般にアピールする、ひとつの先例となるだろう。スポーツの日本代表監督の話題ならあんなに各種メディアに取り上げられるのだ、これから世界トップレヴェルの指揮者が就任する日本を代表するオーケストラのひとつであるN響がそれを話題にして悪いわけはない。そうは考えられないだろうか。そう考えたい。そうだといいなと心から切望するものである。

大規模広告はともかく、テレビやラジオでの展開などは日本で唯一の放送交響楽団だからできることもあるけれど、素晴らしい指揮者を迎えてそれを広く世間に告知して、より多くの聴衆を獲得しようとする貪欲な努力には拍手を送りたい。間近に迫ったパーヴォ&N響の門出が演奏でも、またそれ以外の面からも佳きものとなるよう祈念する次第だ。

NHK交響楽団ホームページより

NHK交響楽団ホームページより


 
イベント情報
パーヴォ・ヤルヴィ、N響とシュトラウスを語る~トーク&サイン会

 日時:10月24日(土) 18:30開始
 会場:タワーレコード渋谷店 7階イベントスペース
 出演者:パーヴォ・ヤルヴィ(NHK交響楽団 首席指揮者)
 
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