タイで“神の使い”と呼ばれているナマズの仲間とは!?「長崎ペンギン水族館」vol.2
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世界最大級の淡水魚「プラー・ブック」に会えるのは国内で2館だけ!
「長崎ペンギン水族館」(長崎県長崎市)では、地球上に生息するペンギン18種類のうち、9種類のペンギンを飼育しています。9種類の個性あふれるペンギンたちと出会えるのは、世界中でも同館だけです。前回は、飼育下にあるペンギンを自然の海で展示している「ふれあいペンギンビーチ」や、亜南極に住むペンギンたちを紹介しましたが、同館では、温帯に住むペンギンや、ペンギン以外の生き物も展示されています。
フンボルトペンギン
「温帯ペンギン」ゾーンでは、マゼランペンギン、ケープペンギン、フンボルトペンギンが展示されています。フンボルトペンギンは、毎日開催されている「ペンギンの食事タイム」の時間になると大集合。外の「ふれあいペンギンビーチ」とは、違った姿を見ることができます。
コガタペンギン
2Fには、オーストラリアからやってきた、コガタペンギンが展示されています。体長約35センチ、体重約1キロという、世界最小のペンギンです。5羽の名前とカラーバンドの色が写真と一緒に貼り出されているので、見分けてみましょう。「ペンギンの食事タイム」のときにも、飼育員さんがエサをあげながら1羽ずつ紹介してくれます。
※イベントのスケジュール等は、同館の公式サイトや館内でご確認ください。
プラー・ブック
同館では、ペンギン以外にも、様々な生き物が展示されています。例えば、世界最大級の淡水魚、プラー・ブック(メコンオオナマズ)。タイのメコン川のみに生息し、絶滅危惧種として保護されています。タイでは、“神の使い”と呼ばれているナマズの仲間で、成長すると全長3メートル、体重300キロにもなるそうです。同館で飼育されている個体は、1992年にタイ国政府から、学術研究と国際親善を目的として、長崎市に寄贈されたもの。国内でプラー・ブックを飼育しているのは、同館を含めて2館のみです。
干潟水槽
干潟水槽では、有明海の干潟を再現。ムツゴロウやトビハゼが展示されていますが、ムツゴロウは警戒心が強く、なかなか姿を見ることができません。もし、ムツゴロウが見られたら、かなりラッキーとのこと。ちなみに、目がハート型をしているのはトビハゼです。
1Fにある「ペンギンショップ AQUA」では、たくさんのペンギングッズが販売されています。
世界一のご長寿ペンギン「ぎん吉」くん ぬいぐるみ(2500円)
こちらは、2002年まで同館で飼育されていた、世界一のご長寿ペンギン「ぎん吉」のぬいぐるみ。ペンギンの平均寿命は20年といわれる中、飼育期間39年9か月15日という記録を持つ「ぎん吉」。現在は剥製となって、同館を見守っています。
「ぎん吉」とその娘「ペペ」のはく製
長崎ゆめジャム「びわ」(700円)
長崎県の特産品である、ビワを使った無添加ジャムも販売。瓶がかわいくて、味も美味しいということで、お土産として人気です。
営業時間:9時~17時(8月は18時まで)
休館日:年中無休