ドレミ團のマコトとKENが新ユニット・怪人二十面奏として1stシングル「愛憎悪」を発売
怪人二十面奏
昨年復活したドレミ團/THE BEETHOVENのメンバーとしても活動中のマコト(Vo)とKEN(G)による怪人二十面奏が、1stシングル「愛憎悪」を3月16日にリリースする。
怪人二十面奏は、マコトとKENが2014年より始めたアコースティックギターの弾き語りユニット。まだアコギを弾き始めて間もなかったマコトが、ライヴ時にKENへサポートを依頼。ドレミ團の楽曲のセルフカバーや往年の歌謡曲のカバーを演奏の中心に据えていたように、マコト自身の趣味性の強い音楽活動の一貫として、緩い形のもと始まった。
だが、評判を聞きつけた関係者らが次々とイベント出演をオファー。2人も表立った活動が増えれば、次第にオリジナル曲を作りたい願望も芽生え、「本格的に怪人二十面奏として、しかもバンドスタイルで活動を始めよう」と決意。2015年6月28日に川崎クラブチッタで行なわれたイベントへバンドで登場したことをきっかけに、正式に怪人二十面奏として動き出した。
ただし、怪人二十面奏はマコトとKENによるユニットであり、ライヴはサポートメンバーを迎え入れて行なう形を取っている。現在、サポートメンバーの軸を担うのが、龍 (G:ドレミ團) /IORI (B:from OWL)/桐(Dr:from heidi.)の3人。3月16日に発売となる完全限定1000枚シングル盤「愛憎悪」も、このメンバーで作りあげた。
怪人二十面奏が描いているのは、“昭和歌謡/レトロ浪漫/哀愁/刹那”な要素を重ねあわせた楽曲のうえで、“終わった恋に執着し続け、忘れられない人を憎らしいほどに愛し続ける、切ない女性の恋心”を綴った物語の数々。1stシングル「愛憎悪」に収録した「愛憎悪」「想望カルト」「嘘憑きと盲目と」すべてが、物語の設定や曲調は違えど、同じ<関係壊れてもなお、"あなた"を想い続ける"わたし">という設定で描かれている。
マコトも、「怪人二十面奏が歌う曲たちには、相手に振りまわされながらも“好きになった人から逃れられない”女性たちが登場します。しかも主人公たちは、“叶わない恋にも関わらず、好きを募らせる”と言うのかな!? 恋が終わってさえも、相手を殺したいくらい愛し続けてゆく。1stシングルに収録した「愛憎悪」「想望カルト」「嘘憑きと盲目と」の3曲とも、内容は異なれど、同じ目線を持った“わたしとあなた”の関係性を“わたし視点”で記した歌になっています」と語っている。
昭和歌謡の香り漂う1stシングル「愛憎悪」に納められたのは、怪人二十面奏が描く音楽性の核となる、痛い哀愁と影を背負った抑揚歌たち。
「ここに収録したのは、“怪人二十面奏ってどんなバンドですか? ”と聞かれたときに“これです!! ”と明確に示せる歌ばかり。まずは、バンドの核となる色を持ってきました」(マコト)
その言葉通り、いきなり怪人二十面奏の本質に触れ、痛い恋心に共鳴しては、一緒に枕を海のように濡らして欲しい。
怪人二十面奏は、3月18日に渋谷REXを舞台に番組の収録も兼ねて行なわれる『MusicJapanTV ヴィジュアル刑事Z & BadeggBox presents BATTLE FEVER TOUR 2016春&一斉検挙 VOL.03』への出演など、リリースに合わせライヴやインストアイベントの本数も増やしながら活動を本格化させてゆく。3月は、シングル盤の制作メンバーがライヴでもサポート。4月以降のライヴに関しては、誰がサポートメンバーで参加するかも楽しみにしていて欲しい。さらに、7月3日には新宿RUIDO K4を舞台に、怪人二十面奏としての活動一周年を記念したワンマンライヴ『一周年記念単独公演 NUMBER TWENTY~ネオン街に棲む悪魔~』も行なわれる。
「活動を始めてちょうど約1年。初のワンマンライヴということもあって、あえて小さな箱を舞台に。来てくれた人たち一人一人にしっかり届く環境のもと、まずは怪人二十面奏の世界観を届けたいなと思い、企画しました」(KEN)
「怪人二十面奏は、まだまだ始まったばかりのバンド。1stシングルの『愛憎悪』を出すまでの期間は、あえて密かに活動してきましたけど、ここからはもっと多くの人たちに伝える術も取っていきます。まずは、一度触れてみてください。僕ら、こんなことをやってますよというのを知ってもらうことから始めたいので」(マコト)
文=長澤智典
怪人二十面奏「愛憎悪」
※完全限定1000枚
BDBX-0033 ¥1,500+税
<収録曲>
1.愛憎悪
2.想望カルト
3.嘘憑きと盲目と
発売元:株式会社BadeggBox
販売元:株式会社タイムリーレコード