NIGHTMARE ライヴの変遷、そしてステージ上のメンバーでしか感じられないものとは?

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2016.3.26
NIGHTMARE(L→R:咲人,YOMI,Ni~ya)/撮影=大塚秀美

NIGHTMARE(L→R:咲人,YOMI,Ni~ya)/撮影=大塚秀美

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ニューシングル「Awakening.」、そしてベストアルバム第3弾『best tracks 2000-2005 [clowns]』発売に続き、4月2日(土)仙台・PITから全国ツアー『NIGHTMARE TOUR 2016 Awakening of Clowns』が幕を開けるNIGHTMARE。結成15周年を経た彼らのライヴにおける変遷、そしてステージ上のメンバーでしか感じられないものとは? ここでは、YOMI(Vo)、咲人(G)、Ni~ya(B)がNIGHTMAREのライヴを大分析。


NIGHTMAREのライヴには欠かせない儀式がある!?

――NIGHTMAREのライヴに欠かせないSPICEを教えてもらえますか?

咲人:ライヴ前に“イーハー”という儀式がありまして。ライヴ直前にメンバーだけで気合い入れみたいなこともやってるんですけど、スタッフも含めてそのとき参加できる人みんなで、少々のアルコールとともに気合いを入れるというのがあります。

Ni~ya:アルコールといってもほんのひと口ぐらいですけど。でも、それをやるのとやらないのでは違うんですよ、テンションが。そこでメンバーとスタッフが一丸となって。

咲人:そう!

Ni~ya:ライヴに挑めるんです。

NIGHTMARE(Ni~ya)/撮影=大塚秀美

NIGHTMARE(Ni~ya)/撮影=大塚秀美

――いつ頃から始まった儀式なんですか?

YOMI:去年(2015年)ぐらいからだよね?

咲人:最初は飲みの場でよくやってたんですよ。みんなで「今日もお疲れさまでした」というようなノリで“イーハー”って。掛け声の生みの親は、照明チームにオー(太田)さんという方がいて。

Ni~ya:その人が音頭をとって。

咲人:酔っ払ったときにみんなでうわ~ってなりながら“イーハー”てやってたんですけど。そのオーさんというのがまたいいキャラしてて、熱い人なんですよ。その熱をみんなで分け合う感じでライヴ前もやるようになりましたね。

――会場のどの辺でやってるんですか?

Ni~ya:楽屋とか廊下とか。

咲人:でもゾジー(YOMI)は歌う前だから、このときはいつも撮影係になってる。

Ni~ya:毎回本当に(お酒を)飲むからね。

YOMI:そう! だから俺は写真を撮ってます。

咲人:人によっては“ライヴ前に酒なんて”って思う人もいるし、ファンのなかにもいるかもしれないけど、多少のアルコールは血流をよくしてくれるから、違うんだよね。

Ni~ya:うん、違う。体が軽くなる。

咲人:だから“イーハー”で飲む少々のアルコールは、やる側のSPICEかな。

――ちなみに、アルコールは何を飲むことが多いんですか?

Ni~ya:だいたい日本酒だよね。

咲人:柩(G)がプレゼントでもらった日本酒を提供してくれることもある。

――“イーハー”で使うMyおちょこ的なものも用意してるんですか?

Ni~ya:ううん。毎回紙コップ(笑)。

咲人:今度から盃みたいなもの用意する?

Ni~ya:いいね~。せっかくだからね。

――その後にメンバーだけで気合い入れをやる訳ですか?

Ni~ya:うん。それはステージに出る直前に。SEが鳴ったら集まって。

――そこで、メンバーの誰かがひとこといったり?

Ni~ya:それは柩がやってます。柩がひとこと話して“いくぞ”っていったら全員で“オー!”って。

咲人:これも、最初はゾジーさんがやってたんじゃなかった?

YOMI:そう。1回その気合い入れで声が潰れちゃったときがあったんですよ。そこから、柩がやるようになったんですよね。

NIGHTMARE(YOMI)/撮影=大塚秀美

NIGHTMARE(YOMI)/撮影=大塚秀美

得たものは大きい、けれど失ったものも大きい!? カッコつけないMC

――では、そのあとステージに立ってからのライヴに欠かせないSPICEといえば?

YOMI:MCかな。俺はそう思いますね。メンバーみんなで微笑ましいMCができると、会場の空気がよくなるし。自分一人でしゃべってるときでも、真面目なMC一つで会場の空気は変わる気がするんで、MCは大事なSPICEかな。

――バンドを始めた頃は、MCも微笑ましいものではなく、クール系でしたよね?

YOMI:うん、最初はね。まだ俺がダークサイドにいた頃は(笑)。でも、東京に来始めてから、俺はそっちサイドじゃないなと気づいて。

――俺はクールなカリスマではなかった、と。

YOMI:そうそうそう!(苦笑) だから、あまりキメすぎずにやろうと。それ以降はいまみたいな感じだと思います。

――そうして、MCでは普段の自分たちを普通に出すようになった。

YOMI:そう。

Ni~ya:だから、ゾジーのMCにはちゃんと喜怒哀楽があるんですよ。当時の周りのヴィジュアル系は“楽”がない人の方が圧倒的に多かった。でも俺はこうして全部を見せられるゾジーでよかったと思ってるんですよね。俺らもこういうほうが(ステージで)気も楽だし、MCを振られてもしゃべりやすいんですよ。

咲人:“楽”まで見せるのと見せないの、どっちもいい部分悪い部分はあると思うけどね。MCであまりにもおちゃらけ過ぎて次の曲に入れないってことも度々あるし。「これじゃぁ次の曲入れないよ」って本人がいってるけどね(笑)。

Ni~ya:そういう空気作ったの自分(YOMI)だからって(笑)。

YOMI:まぁまぁまぁ(苦笑)。そこは俺が悪いときもあるし、周りが悪いときもあるから。

咲人:だから、カッコいいところしか見せないのも、それはそれで筋が通っててやりやすいところもあるだろうし。“楽”の部分まで見せてるほうが、観る側としては馴染みやすい部分もあるだろうし。一長一短だね。

YOMI:そうだね。自分的には本当は二枚目でいきたかったんだけど、俺は飾らないほうがいいなというのがあったからね。だから、それで得たものも大きけど、失ったものもデカい気がする(笑)。

――YOMIさんが自分にはクールなカリスマ路線は向いてないと思った決定的瞬間って、いつだったんですか?

YOMI:自分ではカッコつけてるつもりだったんだけど、なんかおかしいというか。

Ni~ya:様にならないんだよ(笑)。

YOMI:そうそうそう(笑)。客観的に見ても、MCしてるときまでキメすぎてると、な~んか自分的に気持ち悪いというか。変な気持ちになるんですよ。

Ni~ya:ゾジーが歌ってるときにカッコつけてるのは、俺が見ててもまだいいんだよ。でも、MCでカッコつけてるのは違うなと。しゃべってるときは自然体でいたほうがいい。そのほうがしゃべりやすそうだもん。

YOMI:そうだね。俺はヴィジュアル系のファンだけじゃなくて、一般の人たちが見ても楽しめるバンドでありたいなと思うから、そこは変わってよかったなと思ってる。

NIGHTMARE(咲人)/撮影=大塚秀美

NIGHTMARE(咲人)/撮影=大塚秀美

オーディエンスがヘドバンをしている光景は
ステージ上のメンバーからどう見えるのか?

――その他に欠かせないSPICEはありますか?

咲人:曲の部分でいうと、NIGHTMAREの楽曲は振り幅があるというところかな。みんなで暴れられるような激しい曲もありつつ、しっとり聴かせられる曲もある。ずっとメタルコアみたいな曲をやり続けるバンドよりかは、1本のライヴでバンドのいろんな側面が見られるところは特徴ではあるかな。

――だから、NIGHTMAREのライヴって“暴れる系”かといわれると、確かにそうなんだけど、でもそれだけではないんですよね。

咲人:そうだね。絶対“聴かせるゾーン”は作るからね。

Ni~ya:しかも、のっけからしっとりと聴かせるときもあるから、ツアーによっては。でも、最終的にはアッパーの曲で畳み掛けていくんだけどね。

――そうしてアッパーの激しいナンバーで畳み掛けていって、場内が観客のヘドバンの嵐に包まれたときのあの一体感。以前ライヴのMCで「すごい!」とYOMIさんも感心してらっしゃいましたけど。ステージからはあのときの景色って、どんな風に見えてるんでしょうか。

咲人:大抵その瞬間は俺もヘドバンやってるから、見てない。

Ni~ya:俺も同じ。

咲人:ただ、ギターソロのときにそうなるときもあって。そのときは“誰が俺のこと観てくれてるんだろう…”と思うときもたま~にある(一同笑)。でも、誰かが観てるんだと思ってパフォーマンスはしっかりやってるけどね。

Ni~ya:誰もこっち見てないよって。

咲人:思いながらも、ね(微笑)。で、場内をパッと見ると“黒い海”みたいなんだよ。あれは凄いよね。

――客席から観ていても、本当に凄い景色なんですよ!

咲人:よく(隣の人と)ぶつからないなって思うよ。気をつけてねって思う。

Ni~ya:確かに。

YOMI:“一体感”が凄いんですよ。本当に。あれを見ると、5人でじゃなく「ここにいるみんなでNIGHTMAREなんだ!」という感覚になれる。それを感じられる瞬間です。

Ni~ya:別にヘドバンするのはウチらだけじゃないし、ロックバンドならどこでもやってることかもしれないけど。ただ、そのなかでも他のロックバンドのDVDとか観てると、ウチらほどみんなのヘドバンが一斉に揃ってるバンドはいない気がする。

NIGHTMARE/撮影=大塚秀美

NIGHTMARE/撮影=大塚秀美

――では、一体感のあるヘドバンもNIGHTMAREのライヴに欠かせないSPICEということですね。NIGHMAREのライヴでは、お客さんがヘドバンしだすといい匂いが漂うんですけど(微笑)、ステージではどうですか?

YOMI:ライヴハウスでお立ち台に立ってるときは熱気のほうがすごいんで分からないです。

咲人:たまーに、前のほうにいるとシャンプーみたいな匂いがしてくるときもある。

――では、そんなSPICEを盛り込んだNIGHTMAREの全国ツアーが間もなくスタートしますが。今ツアーの見所を教えてください。

YOMI:「Awakening.」じゃないですかね。最新のNIGHTMARTEと、ベスト盤に入ってる昔の曲たちとの違いを感じられるところ。

――ベスト盤を聴いて初めてNIGHTMAREのライヴに行ってみよと思った人たちに向けて、何かアドバイスがあったらお願いします。

咲人:盛り上がるところの曲でいうと“ジャイアニズム”シリーズの曲たちは押さえておくと楽しいかもね。

Ni~ya:俺が思うに、ウチのファンはいい子たちばっかなんですよ。手紙とか読んでると。例えば、ライヴ中に身体がぶつかったときでも「すいません」って会釈してくれるみたいなんですよね。だから、ファン同士がピリピリしているようなライヴじゃないんで、初めての人も、なにも不安がらずに安心して観に来てく下さい。

咲人:メンバーそれぞれ性格はバラバラだったりするんで、方向性がバラバラだかからこそ、誰か一人ぐらいは好きなメンバーが見つかるような気がするし。そのバラバラの人たちが一つのバンドで同じ曲を演奏しているというところもすごい面白く見えるんじゃないかな。

YOMI:NIGHTMAREは、ファンの子たちも閉鎖的ではないですし、自分たちもラフなので、全然曲が分かんなくても全然ノリ方が分かんなくても楽しめると思います。ぜひ遊びに来て下さい。

撮影=大塚秀美 インタビュー・文=東條祥恵

>>NIGHTMARE インタビュー:ある意味どれもが衝撃作。ニューシングル「Awakening.」に込めたバンドの覚悟とは?



 
リリース情報
シングル「Awakening.」
2016年3月23日発売
【TYPE-A】(CD+DVD)YICQ-10370/B ¥1,800+税

<CD>1. Awakening./2. Twelve
<DVD>1. Awakening. Music Clip
NIGHTMARE「Awakening.」TYPE-A

NIGHTMARE「Awakening.」TYPE-A


【TYPE-B】(CD+DVD)YICQ-10371/B ¥1,800+税
<CD>1. Awakening./2. Twelve
<DVD>1. Live Clip NIGHTMARE 15th Anniversary Tour「東北へ愛をこめて」@2015.8.28 仙台MACANA
NIGHTMARE「Awakening.」TYPE-B

NIGHTMARE「Awakening.」TYPE-B


【TYPE-C】(CD)YICQ-10361 ¥1,200+税
1. Awakening./2. Twelve/3. VISUAL-KEI IS NOT DEAD, CUZ THEY'RE UNDEAD
NIGHTMARE「Awakening.」TYPE-C

NIGHTMARE「Awakening.」TYPE-C

 
ベストアルバム『best tracks 2000-2005 [ćlowns]』
2016年3月23日発売
YICQ-10373~4 ¥3,600+税
[DISC-1]
01
自傷/02ジャイアニズム痛〜生涯皆殺し〜/03ジャイアニズム惨/04Fly me to the Zenith/05dogma [refined]/06Nadirecur [refined]/07わすれな草 [refined]/08love tripper [refined]/09バックストリートチルドレン [refined]/10Star[K]night
[DISC-2]
01
Believe/02茜/03HATE/04Over/05Varuna/06東京傷年/07シアン/08時分ノ花/09Raven Loud Speeeaker/10livEVIL/11極東乱心天国/12赤触/13惰性ブギー/14ナヅキ/15邪神ト薔薇

 

ライヴ情報
『NIGHTMARE TOUR 2016 Awakening of Clowns』
2016.04.02(土)仙台・PIT
2016.04.03(日)青森・Quarter
2016.04.08(金)東京・Zepp DiverCity Tokyo
2016.04.10(日)郡山・HIP SHOT JAPAN
2016.04.14(木)川崎・クラブチッタ
2016.04.22(金)新潟・LOTS
2016.04.24(日)高崎・Club FLEEZ
2016.04.29(金)京都・KBSホール
2016.05.01(日)松山・サロンキティ
2016.05.03(火)高松・オリーブホール
2016.05.05(木)福岡・DRUM LOGOS
2016.05.07(土)熊本・B.9 V1
2016.05.08(日)大分・DRUM Be-0
2016.05.14(土)東京・EX THEATER ROPPONGI
2016.05.20(金)札幌・ペニーレーン24
2016.05.22(日)函館・金森ホール
2016.05.28(土)岐阜・club-G
2016.05.29(日)浜松・窓枠
2016.06.04(土)岡山・CRAZYMAMA KINGDOM
2016.06.05(日)広島・CLUB QUATTRO
2016.06.10(金)金沢・EIGHTHALL
2016.06.12(日)名古屋・Zepp Nagoya
2016.06.17(金)神戸・チキンジョージ
2016.06.18(土)大阪・なんばHatch
2016.06.25(土)東京・豊洲PIT
2016.06.26(日)東京・豊洲PIT


 
NIGHTMARE TOUR 2016 Awakening of Clowns 追加公演

1)〜僕が見た悪い夢〜
2016.06.09(木)秋葉原・P.A.R.M.S
OPEN 18:00 / START 19:00
info.ディスクガレージ 050-5533-0888

2)〜Welcome to Ni~ya's hometown〜
2016.06.23(木)宮城・かくだ田園ホール
OPEN 18:00 / START 19:00
info.キョードー東北 022-217-7788

3)〜暴THDAY〜
2016.06.29(水)東京・Zepp DiverCity Tokyo
OPEN 18:00 / START 19:00
info.ディスクガレージ 050-5533-0888

4)〜YOMI Barsbey & 地元凱旋公演〜
2016.07.14(木)宮城・大崎市民会館
OPEN 18:00 / START 19:00
info.キョードー東北 022-217-7788

【チケット料金】
[前売]
1)スタンディング ¥6,000(消費税込み)・ドリンク代別途
2)スタンディング ¥6,000 / 指定席 ¥7,000(消費税込み)
3)スタンディング ¥6,000 / 指定席 ¥7,000(消費税込み)・ドリンク代別途
4)全席指定 ¥6,000(消費税込み)
[当日]
前売価格より¥1,000(tax in)UP
 

 

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