RaphaelのYUKITOが2016年9月で“音楽を卒業”、バンドは終了へ

4月7日（木）渋谷O-EASTでRaphaelの単独公演『KAZUKI 17th memorial「蒼の邂逅」』が開催された。

Raphaelは2001年に活動を休止し、2012年に約12年ぶりにライヴを行ない、今回は約3年半振りの公演。4月7日は、2000年に急逝したギター華月の誕生日にあたる日だった。当日はスペシャルゲストとしてANCHANG(SEX MACHINEGUNS)と咲人（NIGHTMARE）という二人のギタリストが演奏に華を添え、また、YUKI(Vo)、YUKITO(B)、HIRO(Dr)の3人の演奏に在りし日の華月が奏でたギターの音を重ねるなど、現在のRaphaelとしての充実のパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。

さらに、8月には『天使の檜舞台』と題した主催イベントの2days開催、そして16年ぶりのファンクラブイベント『夏だ!天使だ!林間学校 -リターンズ-』の実施という嬉しいニュースを発表し、場内を歓喜の渦に巻き込んだ。

しかし、YUKIが神妙な面持ちになり、YUKITOからファンに伝えたいことがある旨が告げられた。YUKITOは自分の気持ちを整理するように、きちんと自分の気持ちを伝えるためにと用意してきた手紙を読み上げる。この数年間、いろいろな活動をしながら自身の中に心境の変化があったこと、その気持ちのままではいられないことなどを包み隠さずに語り、「音楽を辞める」という決断をしたことを明かした。

これにともない、Raphaelとしてのツアーは5月から行なう『Raphael Live Tour 2016「癒し小屋」』が最後になることも、この日発表された。SPICEでは後日、この『KAZUKI 17th memorial「蒼の邂逅」』の詳細ライヴレポートを掲載する。

撮影＝外林健太

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