清竜人25 コンサート 2016 春 は愛に溢れた興奮と癒しの世界だった

レポート
音楽
2016.4.15
清竜人25@中野サンプラザ

清竜人25@中野サンプラザ

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禁断の共同幻想。それを目の当たりにしたとき、我々オーディエンスはあらためて“幸せとは何なのか”という、ごくシンプルにして深遠なるクエスチョンを突きつけられることになったのではなかろうか。

今や各方面で話題にのぼる存在にまでなった、一夫多妻制アイドルユニット・清竜人25がこのたび自身最大キャパのワンマン公演会場として選んだのは、昭和の名だたるアイドルたちにとっても大きな桧舞台とされていた、あの中野サンプラザだ。もちろん、当日のチケットは完全ソールドアウト。ざっと場内を見渡してみたところ、おおよそ3割ほどは女性ファンが占めているようにも見えたのだが、一般的な女性アイドルグループのコンサートに関して言えば、この男女比はまずありえない。しかし、清竜人25の場合はそもそも“竜人クン”のファンと、“その妻たち”のファンが混在していることが大前提となるため、むしろこれが普通の状態であるらしい。

開演時刻を少し過ぎて、舞台手前に垂らされた白い紗幕に伊達男・清竜人の姿がシルエットで映し出されると、場内から湧き上がったのはどよめきにも似た大歓声と、大きな拍手にほかならない。それらを受けるかのように、次々と6人の妻たちが清竜人めがけて小走りで駆け寄ったり、嬉々と抱きついたりする様がこれまたシルエットとして躍りだすと、ほどなく紗幕が振り落とされて『清竜人25 コンサート 2016 春』はラブリーでハッピーな雰囲気が満載の「Call♡Me♡Baby」から、華々しくスタートすることに。

清竜人25@中野サンプラザ

清竜人25@中野サンプラザ

ちなみに、レトロでヒップなコーディネイトで決めている清竜人たちに対し、今宵の妻たちは色違いのヒッピー風ミニワンピと、揃いのショートブーツで可愛くおめかし。「やっぱりWifeがNo.1♪」では、そのキュートな姿で観客たちの掛け声に合わせたラインダンスを披露する一幕もあり、場内はより一層に盛り上がってゆくこととなった。

「こんばんはー! 待ちに待ったこの日ですよ。オーディションで受かったあの当時には、まさかこんなに大きなステージに立たせていただけるようなグループになるなんて、夢にも思っていませんでした(笑)。こうして素敵な機会をいただけるようになったのは、何時も応援をしてくださっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます!!」(第3夫人・清亜美)

かなりの季節外れ感は否めないながらも、ジャジーで小粋なサウンドがやけに心地よかった「Christmas♡Symphony」しかり。曲中において、6人の妻たちと清竜人の微妙にして絶妙な駆け引きを垣間みることが出来た「プリ〜ズ…マイ…ダ~リン」しかり。清竜人25が繰り広げる、無邪気で屈託の無いパフォーマンスに触れているうち、この度ふと気付かされてしまったことがある。それは、いわゆる“NTR属性”的な要素というものが、実は人間の何処かにデフォルトで眠っているのではないか、ということだ。

清竜人25@中野サンプラザ

清竜人25@中野サンプラザ

他方では、恋愛禁止なる枷を課されたアイドルが人気を博す事実がある中で。なにしろ、清竜人25については一夫多妻制という半ば荒唐無稽なこの設定を最大限に利用し、演出の一環として公衆の面前でイチャコラしたり、イヌどころかミジンコでも食わないような微笑ましい痴話げんかをしたり、ということを延々と繰り返してみせてゆくのだ。しかも、ファンはそれを傍から見て楽しみ、そして喜んでいるのだから、これはもはや男性ファン・女性ファンに限らず、清竜人25のコンサートに集う人々は、自らの内に眠っていたNTR=ネトラレ属性を活性化させてしまっている人々、である可能性が高い。

なお、この度のワンマンコンサートでは各夫人と清竜人のデュエットコーナーも大きな目玉のひとつであり、ここではよりディープに、そしてよりハートフルな絡みを見せながらの、ラブい歌舞が観衆に対して供されたのだった。(ここで歌われた全6曲は、配信限定音源『DUET』として現在配信中とのこと)

清竜人/清咲乃

清竜人/清咲乃

清竜人/清桃花

清竜人/清桃花

清竜人/清亜美

清竜人/清亜美

清竜人/清美咲

清竜人/清美咲

清竜人/清可恩

清竜人/清可恩

清竜人/清優華

清竜人/清優華

6人の妻たちがヨメイリをする前の、初々しいオーディション映像が赤裸々に流された幕間を経てのアンコールでは、メンバーそれぞれが花嫁・花婿を思わせるような出で立ちで登場し、「誓いのワルツ」で静かなる感動の場面を生み出した清竜人25。

「ここで重大発表があります。わたしたち、清竜人25は!この夏に……『アバンチュール♡ツアー』を行ないます!!」
このコンサートに至る前、清竜人氏は各媒体などで何かと思わせぶりな発言をしていたようだが、つまるところそれも巧妙な演出のひとつであったということだろうか。

清竜人25@中野サンプラザ

清竜人25@中野サンプラザ

誰もが愛し合い、誰もがいがみあわず、だれもが癒し合う愛の世界。清竜人25が織りなす禁断の共同幻想は、究極に甘くて柔らかな幸せの味そのものなのかもしれない。

レポート・文=杉江由紀

イベント情報
清 竜人ハーレム♡フェスタ  2016 vol.7

2016/5/16(月) 17(火) TSUTAYA O-EAST
開場:18:00開演19:00
一般発売中)




清 竜人25“アバンチュール♡ツアー”

2016/7/11(月) 【愛知公演】名古屋 ElectricLadyLand
2016/7/12(火) 【大阪公演】BIGCAT
2016/7/15(金) 【東京公演】品川ステラボール
開場:18:00開演19:00

 

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