シロテテナガザルが樹高10メートルで枝渡り、可愛い赤ちゃんサルも誕生「ときわ動物園」vol.1
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2016年3月19日に全ゾーンがグランドオープン
『ときわ動物園』(山口県宇部市)は、常盤湖を中心に広がる「ときわ公園」内にある動物園。2012年に、動物の生態や生息環境、命の大切さなど、幅広い学びの場となる動物園を目指して、全面リニューアル整備が開始されました。2015年には、「アジアの森林ゾーン」と体験学習館「モンスタ」がひと足先にオープン。さらに、「中南米の水辺ゾーン」、「アフリカの丘陵・マダガスカルゾーン」、「山口宇部の自然ゾーン」の3ゾーンを加え、2016年3月19日にグランドオープンを迎えました。
シロテテナガザル
「アジアの森林ゾーン」で最も注目を集めているのが、シロテテナガザルが展示されている2つの島。同園は、シロテテナガザルの飼育数では国内最多です。シロテテナガザルは水を怖がり、泳ぐことができないという性質を利用し、オリや柵が一切ない、池の中にある島で放し飼いになっています。樹高10メートルほどの木に登って、枝渡りをする様子などは、ほかではなかなか見られません。複数の群れを、隣り合う島で展示するのも、国内初です。
ハヌマンラングール
ハヌマンラングールの赤ちゃん(2015年7月に誕生)
同園では、2016年春のベビーラッシュなどで、取材時には、赤ちゃんがたくさん見られました。「アジアの森林ゾーン」の最初に展示されているのが、ハヌマンラングール。国内では、同園を含めて2園でしか飼育されていません。日本にいる6頭のうち、4頭がここで見られます。同園では、2014年4月と2015年7月に、メスの赤ちゃんが誕生しました。母親に子育ての経験がなく、うまく育てられなかったため、2頭は飼育員さんに育てられましたが、スクスクと成長しています。
シシオザル
シシオザルの赤ちゃん(2016年3月に誕生)
シシオザルには、今年3月に、待望の赤ちゃんが誕生。大人は、ライオンのようなタテガミが特徴ですが、赤ちゃんにはまだありません。これから、成長していく姿が楽しみです。
トクモンキーの母親と赤ちゃん(2016年1月に誕生)
トクモンキーは、1月に姉妹がそれぞれ出産したのですが、妹の方はうまく子育てをすることができなかったそうです。すると、姉が妹の赤ちゃんまで育てるようになり、2頭を抱いている動画がテレビでも話題となりました。
「ばなもんきー」(単品195円、3個入り584円 税込)
3月19日のグランドオープンを記念して、「ときわ動物園応援スイーツグランプリ」が開催されました。園内で飼育している動物の形をしたクッキーやケーキなど、「ときわ動物園」をPRするスイーツのナンバーワンを決めるというもので、宇部市内の27店舗から28種類の商品がエントリー。
投票の結果、パティスリーケンジの「ばなもんきー」がグランプリに輝きました。バナナのソフトクッキーをベースに、甘さ控えめのバナナジャムを乗せ、同店の創作菓子「宇部ダイヤ・黒」(生チョコレート焼き菓子)をかぶせたスイーツです。生チョコレート焼き菓子の部分が、しっとりとしていて濃厚な味わいで、見た目がカワイイだけではない本格派。動物園の出口前にある売店、「ZOOベニア館」にて販売されています。
左:シロテテナガザル(1620円税別)右:ワオキツネザル(1730円税別)
「ときわ動物園」オリジナルのぬいぐるみも人気です! 口先と手先の3カ所に、マグネットが入っています。