[韓国PLAY]故イ・へラン生誕100年記念公演『ハムレット』を7月上演

ニュース
2016.4.27
(写真前列左より)ソン・ジンチェク(演出家)、クォン・ソンドク、パク・チョンジャ、チョン・ムソン  (写真後列左より)パク・ドンウ(舞台美術作家)、キム・ソンニョ、チョン・ドンファン、ユ・インチョン、ソン・スク、ユン・ソクファ、ソン・ボンスク、パク・ミョンソン(シンシカンパニー代表)

(写真前列左より)ソン・ジンチェク(演出家)、クォン・ソンドク、パク・チョンジャ、チョン・ムソン (写真後列左より)パク・ドンウ(舞台美術作家)、キム・ソンニョ、チョン・ドンファン、ユ・インチョン、ソン・スク、ユン・ソクファ、ソン・ボンスク、パク・ミョンソン(シンシカンパニー代表)


シンシカンパニーと韓国国立劇場が、韓国演劇史に大きな足跡を遺した、故イ・へラン氏の生誕100周年を記念して演劇『ハムレット』を共同制作する。

イ・へラン(李海浪 1916-1989)は、戦前戦後の韓国演劇界を牽引した人物。祖父は朝鮮王朝末期の王室に勤務、父は大病院の医師という由緒ある家庭に生まれ、若くして日本に渡り日本の神奈川県中学を卒業。中国留学を経て日本大学芸術学部に入学し、在学中の留学生とともに「東京学生芸術座」というアマチュア劇団を旗揚げして演劇活動を始めたという。日大を卒業後、韓国に帰国してすぐに韓国でも劇団で俳優活動をしていたが、当時は大学で演劇を学んだ者はまだ少なかったこともあり日本植民地からの解放後は劇芸術協会を組織するなど、演劇界を率いる指導者としての活動を強めていった。1950年には国立劇場の立ち上げにも尽力。朝鮮戦争中にも演劇活動を止めることはなく、30代で芸術院会員となり、1959年には東国大学演劇映画科教授に就任している。現在、東国大学には彼の名を冠した「イ・へラン芸術劇場」があり、劇場には数々の資料も展示するスペースを設け、その偉業を称えている。

今回の生誕100周年記念公演に参加するのは、イ・へランの没後、1991年から設立された「イ・へラン演劇賞」を受賞経験のある俳優、制作陣たち。演出家のソン・ジンチェク、舞台デザイナーのパク・ドンウ、プロデューサーのパク・ミョンソンはもちろん、俳優たちも全員が受賞歴がある大御所ばかりだ。韓国演劇の半世紀を導いたと言っても過言ではない俳優たちが、一堂に会するのは今回が初めてとあって、俳優たちも感激しているという。

記念公演の演目を『ハムレット』にした理由は、1951年にイ・へランが韓国で初めて上演し、また生前最後に精魂傾けた作品が『ハムレット』だったため。加えて、今年はシェイクスピアの没後400年という節目の年でもあり、タイミング的にも作品的にもこれ以上の演目はないといえるだろう。

いまだに一線で活躍する大御所俳優たちの豪華な顔合わせが見られる『ハムレット』は7月12日から国立劇場へオルム劇場で上演される。


【公演情報】
故イ・へラン先生誕生100周年記念公演 演劇『ハムレット』(햄릿)
2016年7月12日~8月7日
国立劇場へオルム劇場
出演:クォン・ソンドク、チョン・ムソン、パク・チョンジャ、ソン・スク、チョン・ドンファン、キム・ソンニョ、ユ・インチョン、ユン・ソクファ、ソン・ボンスク
原作:ウィリアム・シェイクスピア/演出:ソン・ジンチェク/脚本:ぺ・サムシク/舞台:パク・ドンウ

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