高田漣と萩原健太、B・ウィルソン映画に感動「新発見された録音風景のよう」

左から高田漣、萩原健太。

左から高田漣、萩原健太。

ブライアン・ウィルソン(The Beach Boys)の半生を描いた映画「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」の公開記念イベントが昨日7月28日、東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで行われ、高田漣と音楽評論家の萩原健太がトークを繰り広げた。

「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」はブライアン公認の自伝的作品。1960年代と80年代、2つの時代をパラレルワールドのように行き来させる大胆なアイデアで、名曲誕生の裏側とブライアンの苦悩が描かれている。ブライアンを2人1役で演じるのは、ジョン・キューザックとポール・ダノ。大のThe Beach Boysマニアであり、ブライアンに何度もインタビューを行っている萩原は、この映画の日本公開にあたり監修で携わっている。

8月1日からの日本公開に先駆けて実施された昨日のトークイベントでは、ライター / エディターの内田正樹を聞き手に、高田と萩原が映画の魅力とあふれるThe Beach Boys愛を熱弁。高田は映画の中でリアルに再現されているレコーディングスタジオの風景など、記録写真で目に焼き付いていた風景がドキュメンタリーフィルムのように動き出す映像には「映画を観ているというよりは、新発見された録音風景を観ているような気持ちになる」と言う。細かいディテールの再現ぶりについては萩原も同感で、The Beach Boysメンバーのマイク・ラヴ(G)を演じるジェイク・アベルのギターを持った姿に「このネックの角度がね、マイクだよね(笑)」とマニアックな視点で指摘し、高田や会場に集まったThe Beach Boysマニアを二ヤっとさせた。

また高田は音楽家視点での本作の観どころについて問われると、「そういう目線で観ると、この手の作品は大概不具合が見つかるけど、この作品はそれがあまりにないんです」とその出来映えを絶賛。「マニアではなく、初心者にこの映画を薦めるとしたら?」という質問には、萩原が「ブライアンを知らない人のほうが衝撃が大きくて楽しめるかもしれない。……いいね。うらやましい。新鮮な気持ちで観たいもん(笑)」とくやしがった。映画公開前につき、核心に迫るシーンについては具体的に話せずもどかしそうにしていた2人。萩原は8月23日に東京・Naked Loftで行うイベント「感動倍返し!オレたちの『ラブ&マーシー』徹底検証ナイト!」を紹介し、「ここで答え合わせをしましょう!」と会場に集まった観客およびタワーレコードのストリーミングメディア・タワレボで生配信を楽しむ視聴者に呼びかけた。

 

CRT & レココレpresent Vol.193
《映画『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』公開記念》
感動倍返し!オレたちの『ラブ&マーシー』徹底検証ナイト!

2015年8月23日(日)東京都 Naked Loft
<出演者>
萩原健太(音楽評論家)/ 祢屋康(「レコード・コレクターズ」編集部)/ 能地祐子(音楽評論家)

音楽ナタリー
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