「蜷川幸雄さんは僕の芝居を変えてくれた人」柿澤勇人が思わず涙 「ラディアント・ベイビー」公開稽古

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2016.5.14
(左から)岸谷五朗 知念里奈 柿澤勇人 平間壮一 松下洸平

(左から)岸谷五朗 知念里奈 柿澤勇人 平間壮一 松下洸平

今も世界中で愛され続ける伝説的アーティスト、キース・ヘリングの短く濃い生涯を描いたミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~」が6月6日(月)から日比谷シアタークリエにて上演される。13日(金)午後、本作の公開稽古が行われた。
演出を務めるのは地球ゴージャスはじめ様々なジャンルで活躍する岸谷五朗、そして主人公キース・ヘリング役を演じるのは柿澤勇人。このほか知念里奈松下洸平平間壮一らが出演する。
 

「ラディアント・ベイビー」

「ラディアント・ベイビー」

「ラディアント・ベイビー」

「ラディアント・ベイビー」

「ラディアント・ベイビー」

「ラディアント・ベイビー」

「ラディアント・ベイビー」

「ラディアント・ベイビー」

公開稽古では「THIS IS THE WORLD」「FASTER THAN THE SPEED OF LIFE#1」「PARADISE」の場面、そしてオールキャストで歌い上げる「STAY」を披露。名作ミュージカル「RENT」を彷彿とさせる、はじけんばかりの明るさと愁いを帯びたナンバー、そしてキャストのほとばしるエネルギーに圧倒されるひと時となった。

「ラディアント・ベイビー」

「ラディアント・ベイビー」

柿澤勇人

柿澤勇人

知念里奈

知念里奈

平間壮一、エリアンナ

平間壮一、エリアンナ

稽古披露のあと、囲み取材となり、柿澤、平間、知念、松下、そして岸谷がマスコミからの質問に答えた。それぞれデザインの異なるキース・ヘリングのイラストが描かれたTシャツに身を包む5人。岸谷は本作について「エンターテイメントな作品。今みんなで作品と戦っているところ。振付・歌・楽曲が本当に多い作品で、演出も新しくしているので非常に時間がかかっている。今一幕がやっと終わり二幕にさしかかっているところで、丁寧に作っています。いい感じで遅れています」と笑った。また、20数年前から岸谷自身が携わっている「AAA~アクト・アゲインスト・エイズ」の立ち上げのときのシンボルマークがキース・ヘリングのイラストだったことも踏まえ、「今回この作品の演出をすることはキースへの恩返しと思っている」と言葉にしていた。

岸谷五朗

岸谷五朗

柿澤は「声の色も、歌も、踊り方も違うアツい奴らが集まっているので、そのエネルギーが集まれば、80年代といういろいろなものが混在した時代のエネルギーを映し出すことができるんじゃないかな」と語りつつも、逆に難しいと思う点については、「現在から過去に遡ったり、短いスパンでまた現在に戻ってきたりする展開を、どうお客様にわかりやすく伝えていくか。台本を読みながらそれぞれ確認しあっています。あとは80年代をつかむためにいっぱい資料を読んでいますね」と舞台裏を明かした。

柿澤勇人

柿澤勇人

「稽古はすごく楽しい。岸谷さんはこんな演出をするんだ」と語るのは知念。「みなさん個性が全然違うので、ワクワクしています」そして、岸谷演出の経験者である平間は「楽しいという言葉しか出てこない。プライベートのチームワークも舞台上に出てくるんじゃないかな。(岸谷)五朗さんと一緒にやるときは、そういうパワーを大事にしているんじゃないかなって思う」松下も「稽古が部活みたいになっている。久しぶりにこういう感覚を味わっている。また、五朗さんがすごくほめてくれるんです(笑)役者のモチベーションを絶対下げない演出をしてくださる」と大変ながらもこの座組みの過ごしやすさに触れていた。

知念里奈

知念里奈

平間壮一

平間壮一

松下洸平

松下洸平

前日、日本演劇界を代表する演出家・蜷川幸雄が亡くなったばかりということもあり、これについてコメントと求められると、岸谷は「ショックを受けていない演劇関係者はいない」と口にしつつ「我々はまだ作品を作れる幸せがある。蜷川さんに観てもらっても、恥じない作品を作りたい」と決意を新たにした。また、舞台「海辺のカフカ」で蜷川の演出を受け、世界ツアーにも参加した柿澤は「今でも信じられない。死ね!この野郎!ブス!やめちまえ!とどなられ、家に帰って40度の熱を出したこともあります。すごく悔しかったけど、それでも食らいついて。世界ツアーが無事終わったときに『本当にいい役者になったな』とほめてもらえたことが本当に励みになりました。僕の芝居を変えてくれた人です」と目を潤ませ、声を詰まらせながら恩師を追悼していた。

柿澤勇人

柿澤勇人

公演情報
ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~」

■日時・会場:
2016年6月6日(月)~22日(水) 日比谷シアタークリエ
2016年6月25日(土)~26日(日)森ノ宮ピロティホール


脚本・歌詞:スチュアート・ロス
音楽・歌詞:デボラ・バーシャ
歌詞:アイラ・ガスマン     
演出:岸谷五朗
出演:柿澤勇人、平間壮一、知念里奈、松下洸平 ほか
■公式サイト:
http://www.tohostage.com/radiantbaby/
 
☆6月8日(水)~10日(金)の合計4公演は「キース・ヘリング スペシャルデイズ」と題し、以下のイベントが行なわれる。
6月8日(水)18:30の回:「ラディアント・ベイビー」×「RENT」スペシャルカーテンコール「Love Heals」
6月9日(木)13:30の回:Stage Photoプレゼント(来場者全員プレゼント)
6月9日(木)18:30の回:Photo with YOU!カーテンコール(キャストが客席を背にして撮影)
6月10日(金)18:30の回:ストラボ東京 ライブ@クリエ(トークイベント)

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