Rayインタビュー 旅を通じて思いを伝えたい

インタビュー
音楽
アニメ/ゲーム
2016.6.3
Ray

Ray

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Rayが動き出している、約二年ぶりに発売となる3rdアルバム『Little Trip』、そしてそれを引っさげてのツアーも控える中、全国のアニメイト50店舗超を回るキャンペーンも実施中の彼女、小さな体のどこにそのパワーが潜むのか。アルバムに込めた思いについてインタビューを敢行した。


――アルバムが6/9に出ますが、二年ぶりになるんでしょうか?

約二年ぶりですね!

――久々のリリース、いかがですか?

すごい楽しみでした!アルバム制作自体がすごい好きなので嬉しかったですね。

――今回のタイトルは『Little Trip』という事ですが。

今回のアルバムのコンセプトに直結してて、今回の新規楽曲には歌詞の中に「君」や「あなた」という言葉が入っているんですね。なのでこのアルバムを聞いてくれている「君」と一緒に色んな旅にでかけましょう、という楽しい一枚にしたいなと思ってつけました。

――今回のアルバムはいつものRayさんの楽曲のイメージ以上に、じっくりと聴かせる楽曲が多い気がしますね。

ありがとうございます!

――レコーディングはいかがでした?

とてもスムーズでした!唯一歌を撮り直したりニュアンスを考えたのは「Wonder Little Trip」くらいですね。この曲は少し歌の声色を調整するというか、アルバムの中では可愛いポジションの曲にしたかったので、声も可愛く寄せた感じで録音しました。

――「secret arms」、「初めてガールズ!」の頃から表現の幅を広げてきた感じがしているんですが、それが更にパワーアップしている気がしました。

あまり皆さんのイメージ無いかもしれないんですけど、実は私はいままで元気!可愛い!って曲に挑戦してなかったと思ってるんです、「初めてガールズ!」は私の中でかなり挑戦した楽曲だったんですけど、歌ってみたら楽しいし、私に合ってるかなと思えたんです。でも今回の新規収録曲では可愛いだけじゃなくて、ポップなものも多いので、それも新しい挑戦だと思っています。

――そう言われたら、もうデビューから4年たったんですよね。

そうなんです!!

――全力で駆け抜けた4年間だと思いますが、ここまでどうでした?

波の激しい4年間でしたね、色んな事がありすぎて思考がついていかなかったのが最初の1年で、何が正しいか何を求められているのかも手探りでした。二年目からは私がやりたいこととか、もとめられてることも少しづつわかってきて。3年目はとても沢山ライブをやらせてもらった年でした。ツアーをやらせてもらって新しい見せ方を模索したりして…最近は事務所の移籍もあったりして、今まで以上にたくさんのことにチャレンジ出来てると思いますね。

――去年は沢山ライブやっていましたが、お客さんとの距離感とか変わったりしましたか?

ぐっと近づいている感じはしますね、来てくれた人と一緒につくり上げるライブというのをずっと考えてはいて、どんどんそれに近づいて来ていると思いますね。

――Twitterなどを拝見していると、そのまんまのRayさんが見える気がしてるんですけど、とてもナチュラルで面白いです。

そうですか!(笑) 私普段からもうこのまんまなので、ぱーっと全部出しちゃう感じというか!(笑)それを隠してしまうと逆にRayじゃなくなると思うんですよ、大人っぽいこと書け!と言われても書けないと思うし…(笑)自分が好きなモノや思ってることをさらけ出すのもアーティストとしてのやり方なんじゃないかなと思うんです。普段の自分を見てもらって、そこも全部好きになってもらいたいなと思いますね。

――アーティストとしてのRayと、プライベートのRayにあまり差はない?

ないですねー!(笑) ごくまれに町でファンのかたに声をかけてもらうこともあるんですけど、全然普通にはしゃいじゃうから周りの人に凄い見られます(笑)。

――そんなそのままのRayさんが作詞されている曲もあります。

うわ!そのフリ凄い!なんか恥ずかしい!(笑)

――タイトルが「星」ですが、アルバムの中でも大事なポジションな楽曲になっていると思うんですが、いかがでしょう?

この曲は初めて私一人で作詞させてもらったんですけど、せっかくやらせてもらうなら、普段言ってそうで言えてない事を書こうと思ったんです。それを素直に並べた感じですね。ありがとうって言葉はファンのかたに伝えていると思うんですけど、皆さんに支えられて成り立っている職業だなって感じることが多くて。悩んだりするときもライブで皆の笑顔を貰ったり、Twitterでコメント貰えたりするから勇気をもらっているので、私が歌えているのは皆のお陰なんだよっていうのを伝えたかったんです。

――今後も作詞など、意欲的にチャレンジされていくんですか?

今回も頭から煙出して何とか出来たんですけど(笑)。どうも思ってることをうまく言葉にするのが苦手で、いいことをトークで言おうと思ってもうまく出せなくて笑っちゃったりすることもあって。でもこの「星」って曲を書いたことをキッカケに、思ってることとかを積極的に言葉に残して伝えていきたいですね。また挑戦したいです!

――今行われてるイベントも凄い量ですよね。

リリースイベントもそうなんですけど、予約会イベントで実際店舗さんを回ってチラシをまかせて貰ったりして、予約すると握手するというのをやってまして!

――(資料を見ながら)凄い数ですね…。

全部でアニメイトさん50箇所超えを目指すんですよ!

――ほぼ日本全国ですね、体力的にもしんどいとは思いますが、大丈夫ですか?

そうですね、体力的にはきついこともあると思うんですけど、でもお客さんに直にふれて握手してお話するのがとても好きなので楽しみのほうが大きいです!

――そしてツアーもあると。

そうです!しかも初日は地元北海道なんですよ、緊張します…。

――地元でも緊張するんですね?

私北海道出身だからこそ分かるんですけど、なかなかアーティストさんは海を超えて来てくれないんですよ、東北で止まっちゃう(笑)。だからライブ慣れしてない人も多いと思うんです。Twitterとかでも「Rayちゃんがキッカケで今回はじめてライブに行きます!」とか頂いてて。ひょっとしたら会場に来ても雰囲気を探っちゃうところもあるのかな…と。その不安を私がどうやってふっ飛ばして盛り上がっていけるかってのは課題ですね。責任重大ですよ。

――確かにファーストインプレッションがRay、という人はかなりいるかもしれませんね。

握手会とかも今日が始めてきたんです!とか行っていただけたりすること多いので。でもリハ―サルから私自身が緩まないように引き締めていかないといけないですね。

――緊張はするけど、引き締めないとまったりしちゃいますか。

ええ!やっぱり北海道はいいですよねぇ…(一同爆笑) 独特の空気感もあるし、時間の流れがゆっくりしてる気もするんですよ。

――さて、改めてアルバムの話しに戻りますが、Rayから聞いた聞き所はありますか?

そうですね、旅をテーマにしたアルバムなので、一曲目の「Wonderful Catcher」はこれから旅立ちます!という曲。3曲めの「Wonder Little Trip」は度に出た第一歩のワクワク感、という風にストーリーが進んでいく感じなんです。アルバム一枚を通して一つの物語になるようになっているので、最後の「約束train」にはかなりメッセージを込めています。

――川田まみさん作詞の楽曲ですね。

そうです、ここで今回の旅は終わり、でもまた新しい旅が始まるという思いを込めているので、是非順番通りに聞いて欲しいですね。

――シャッフルとかしないで、って事ですね。

そうそう!せめて新規収録曲だけでも順番通りでお願いしたい!(笑)。できれば最初は一曲目から通して聞いて欲しいです!

――さて、そんな旅を続けるRayさんですが、今年下半期の目標などありますか?

来年五周年になるので、そこで凄いことをしたいから、そのためにいろいろな経験を積んでいきたいですね!どんどんと新しいRayを見せていきたいと思いますので、まずはこのアルバムを楽しんで欲しいです!何か共感してもらえるものになってると思っているので、是非チェックして下さい!
 

インタビュー・文=加東岳史

製品情報
Ray 3rd ALBUM 『Little Trip』​

2016年6月8日発売(水)発売

<初回限定盤 (CD+特典Blu-ray+写真集)>

『Little Trip』初回限定盤ジャケット

『Little Trip』初回限定盤ジャケット


GNCA-1484/¥3,800(税抜)
<通 常 盤 (CD only)>
 

『Little Trip』通常盤ジャケット

『Little Trip』通常盤ジャケット


GNCA-1485/¥3,000(税抜)

 

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