池松壮亮と菅田将暉の会話は「ガチ」だった 映画『セトウツミ』メイキング画像

2016.5.29
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7月2日公開の映画『セトウツミ』から、池松壮亮、菅田将暉らキャストの撮影中のようすを伝えるメイキング画像が公開された。

『セトウツミ』は別冊少年チャンピオンで連載中の此元和津也原作の同名漫画を実写化したもの。関西の男子高校生・瀬戸と内海が放課後に繰り広げるユーモラスでシニカルな会話をひたすらに描く作品だ。クールな内海を池松が、天然キャラの瀬戸を菅田がそれぞれ演じている。メガホンをとるのは、『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣監督だ。

同作の特徴は、原作とおなじく瀬戸と内海がひたすらにしゃべり続ける独特の会話劇。ただし、その世界観を作り上げるには、入念な打ち合わせや段取り、そして「ガチ」な演出が必要だったようだ。
 


公開された画像は、白シャツを着た内海(池松)と瀬戸(菅田)によるリハーサル風景、ピエロの恰好をした大道芸人(宇野祥平)が風船を隠して瀬戸に近づくようす、ラフな私服に身を包んだ内海と瀬戸の夜間シーン、監督とスタッフが台本を読みあわせて入念に段取りを確認する姿など、4点だ。画像には、一日中硬い地べたに座っていなければならなかった二人のため、スタッフが用意したクッションも写っているのがわかる。

同作の撮影は、10月上旬の10日間という短い期間で行われたという。しかし、ゆったりとした時間が流れる雰囲気を作り上げる必要があったため、大森監督の計らいで、撮影前には舞台の河原で池松と菅田が2人でしばらく過ごせるよう時間が設けられたという。

大森監督は、『まほろ駅前』シリーズで瑛太演じる多田、松田龍平演じる行天を名コンビへと導いた手腕を同作でも発揮。本番前に2人に「漫才にしないでガチで芝居をして欲しい」と要望したそう。この言葉は現場でここぞというときに繰り返され、本作の世界観を形づくるキーワードとなったという。大森監督は「台本はあるけれど、そのときそのときで相手が何を言っているのかを聞いて、そのつど考えてリアクションするように」と説く。そのねらいが功を奏したか、2人の芝居は絶妙な雰囲気を持つものになっていったという。

クールな内海を演じた池松は「そんなに急いで撮った感じでもないけど、終わってみたらあっという間でしたね。瀬戸と内海が過ごした時間もこんな感覚だったのかなと思いました」と撮影が充実したものであったことを明かしている。大森監督らスタッフとキャストが独自の方法で作り上げた芝居はどのようにスクリーンに映るのか。
 

予告編

 

映画『セトウツミ』は7月2日(土)から新宿ピカデリーほか全国公開
 

イベント情報
『セトウツミ』
 

(C)此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013 (C)2016映画「セトウツミ」製作委員会


7月2日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

池松壮亮 菅田将暉
中条あやみ
鈴木卓爾  成田瑛基  岡山天音
奥村 勲  笠 久美 牧口元美/ 宇野祥平
監督:大森立嗣
原作:此元和津也 (秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
製作:橋本太郎 エグゼクティブプロデューサー:泉 英次
プロデューサー:宮崎 大 近藤貴彦 宣伝プロデューサー:小口心平
構成・脚色:宮崎 大 大森立嗣  音楽:平本正宏  撮影:高木風太
照明:秋山恵二郎録音・音響効果:西條博介
編集:早野亮 衣裳:纐纈春樹 ヘアメイク:寺沢ルミ
VFX:田中貴志 スチール:三木匡宏 助監督:野尻克己
企画・製作プロダクション:アグン・インク
製作協力:ハーベストフィルム 協力:堺フィルムオフィス
製作・配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013
(C)2016映画「セトウツミ」製作委員会
www.setoutsumi.com
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