BIGMAMA、盟友ユニゾンと大阪で二夜連続ツーマン「こんな贅沢ないでしょ」

BIGMAMA(撮影:渡邉一生)

BIGMAMA(撮影:渡邉一生)

BIGMAMAが6月2日に大阪・BIGCAT、翌3日に大阪・umeda AKASOにて、UNISON SQUARE GARDENを迎えた対バンライブを開催した。

この2公演はBIGMAMAがデビュー10周年を迎える2016年に毎月行うイベント企画「MAMonthly Special」の一環として実施されたもの。“スペシャルな対バン相手”を招いたツーマン企画「You Are The SPECIALS」の第1弾として行われたこのイベントには、10年来の仲であるUNISON SQUARE GARDENが登場した。

色めき立つBIGCATに先陣を切って現れたのはUNISON SQUARE GARDEN。「to the CIDER ROAD」でライブを開始した彼らは、田淵智也(B)がステージ上を縦横無尽に駆けまわった「セレナーデが止まらない」、鈴木貴雄(Dr)が軽快なビートでフロアを揺らした「kid, I like quartet」とアップチューンを連発し、さっそくオーディエンスを熱狂させる。MCで斎藤宏介(Vo, G)は弾き語りでもカバーし、楽屋やカラオケでも歌うほど大好きだというBIGMAMAの楽曲「かくれんぼ」を、BIGMAMAメンバーに「斎藤くんが歌う『かくれんぼ』は『きゃくれんぼ』だ」と指摘されたことを報告。実際に斎藤が「かくれんぼ」を「“きゃ”くれてなんかいないで 出ておいで」と歌い始めると大爆笑が巻き起こった。

その後、ユニゾンは7月6日にリリースするニューアルバム「Dr.Izzy」収録の「パンデミックサドンデス」や昨年大ヒットした「シュガーソングとビターステップ」などを披露。フロアを更なる盛り上がりへと導き、ラストの「crazy birthday」まで駆け抜けた。

後攻のBIGMAMAはステージに登場するやいなや「荒狂曲“シンセカイ”」を爆音で鳴らし、フロアを瞬く間に沸騰させる。最新シングルの表題曲「SPECIALS」では大合唱を巻き起こし、会場の一体感を作り上げた。中盤には柿沼広也(G, Vo)がエッジーなギターを掻き鳴らす「alongside」や東出真緒(Violin)が幸福感のある旋律を奏でる「計算高いシンデレラ」、リアド偉武(Dr)と安井英人(B)がパワフルなリズムでリードする「秘密」など、ライブで人気の高いナンバーが次々と繰り出される。MCでは「みんなに申し訳ないぐらい自分たちが楽しんでます」(金井)、「こんなに幸せな日があっていいのかっていうぐらい幸せ」(柿沼)と盟友との競演を喜んだ。

金井が「やりにくいなあ……」と言いながら歌い始めたのは「かくれんぼ」。5人が盤石のアンサンブルを奏でると、フロアにはダイバーが続出する。バンドの演奏とオーディエンスの歌声が会場に力強く響いた「Lovers in a suitcase」「Sweet Dreams」、そして大阪バージョンの歌詞で歌った「MUTOPIA」でライブ本編は幕引きとなった。アンコールでは柿沼がユニゾンの「ライドオンタイム」をワンコーラス歌う一幕も。最後にBIGMAMAは斎藤のリクエストでHYとのコラボレーションアルバム「Synchronicity」に収録される新曲「Weekend Magic」を披露し、この日のライブを終了させた。

2日目も先攻はUNISON SQUARE GARDEN。斉藤と田淵が豪快なソロで観客を煽り、鈴木が切迫したビートを刻む「サンポサキマイライフ」で演奏をスタートさせる。斉藤は「ここまで続けてきたご褒美なんじゃないかっていうぐらい楽しませてもらってます!」とはにかみ、BIGMAMAのリクエストを受けて披露した「マスターボリューム」や陽気でコミカルなフレーズを盛り込んだ「デイライ協奏楽団」、ポップで爽快な「桜のあと(all quartets lead to the?)」などでフロアを熱くさせた。

芳醇なバラードナンバー「クローバー」を経て、斎藤は「BIGMAMAに対してしゃべりたいことが多すぎるし、ばらしてやりたい秘密とか死ぬほどあって……」と5人全員のささやかな秘密を暴露し、「Wikipediaに追加しておいて」と観客を笑わせる。なごやかなトークもほどほどに「パンデミックサドンデス」「シュガーソングとビターステップ」「天国と地獄」をたたみかけ、「つまり今夜のライブも最高ですわ」と歌う「アイラブニージュー」でライブをフィニッシュ。3人は充実した表情でステージを下りた。

BIGMAMAは、昨日は本編ラストを飾ったナンバー「MUTOPIA」を1曲目に配し、フロアの温度を急速に引き上げる。リアドのパワフルなツービートと東出が弾く高速フレーズが特徴の「#DIV/0!」、安井の弾くヘビーなビートと柿沼のワウの効いたギターソロが印象的な「Swan Song」など、彼らは序盤からライブアンセムを惜しみなく投下していった。

金井は「あなたは好きな人とどこへ行きたい? その行きたい場所で一番したいことをする……今日はそんな日なんだよ。UNISON SQUARE GARDENと大阪の皆さんとライブハウスにいるなんて最高。こんな贅沢ないでしょ」とニヤニヤしながら語る。「No.9」から始まった後半戦では「Mr. & Mrs. Balloon」や「SPECIALS」などシンガロングで会場が一体となって盛り上がるナンバーがノンストップで投下され、ラストの「until the blouse is buttoned up」まで、観客たちは場内に歌声を響かせ続けた。アンコールでは鈴木のリクエストを受け、初期ナンバーの「CPX」を披露。5人はステージ上を入り乱れながら渾身のプレイを見せつけ、盟友とファンと作り上げた2日間のライブを締めくくった。

なお「You Are The SPECIALS」は7月7日に愛知・名古屋CLUB QUATTRO、翌8日に愛知・THE BOTTOM LINEでも開催される。7月度のゲストはTHE ORAL CIGARETTESで、こちらもツーマンライブとなっている。

BIGMAMAnniversary 2016~2017
MAMonthly Special「You Are The SPECIALS」

2016年6月2日 BIGCAT セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN

 

01. to the CIDER ROAD
02. セレナーデが止まらない
03. kid, I like quartet
04. instant EGOIST
05. メカトル時空探検隊
06. 桜のあと(all quartets lead to the?)
07. harmonized finale
08. パンデミックサドンデス
09. シュガーソングとビターステップ
10. 天国と地獄
11. crazy birthday

BIGMAMA

 

 

01. 荒狂曲“シンセカイ”
02. Paper-craft
03. Theater of Mind
04. SPECIALS
05. alongside
06. 秘密
07. 計算高いシンデレラ
08. かくれんぼ
09. Royalize
10. Lovers in a suitcase
11. Sweet Dreams
12. MUTOPIA
<アンコール>
13. Weekend Magic

 

2016年6月2日 umeda AKASO セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN

 

01. サンポサキマイライフ
02. ライドオンタイム
03. フルカラープログラム
04. マスターボリューム
05. デイライ協奏楽団
06. 桜のあと(all quartets lead to the?)
07. クローバー
08. パンデミックサドンデス
09. シュガーソングとビターステップ
10. 天国と地獄
11. アイラブニージュー

BIGMAMA

 

 

01. MUTOPIA
02. #DIV/0!
03. Swan Song
04. 最後の一口
05. ダイヤモンドリング(2035/09/02)
06. A KITE
07. No.9
08. ワンダーラスト
09. Mr. & Mrs. Balloon
10. SPECIALS
11. 神様も言う通りに
12. until the blouse is buttoned up
<アンコール>
13. CPX

 

音楽ナタリー
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