池松壮亮&菅田将暉の空気感が中国で大ウケ 映画『セトウツミ』上海国際映画祭上映
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1,000人の大きな会場が満席となる盛況ぶり
6月14日(現地時間)、中国で開催中の第19回上海国際映画祭で映画『セトウツミ』が公式上映され、大森立嗣監督が現地で舞台挨拶を行った。
『セトウツミ』は別冊少年チャンピオンで連載中の此元和津也原作の同名漫画を実写化したもの。関西の男子高校生・瀬戸と内海が放課後に繰り広げるユーモラスでシニカルな会話をひたすらに描く作品だ。クールな内海を池松が、天然キャラの瀬戸を菅田がそれぞれ演じ、『まほろ駅前』シリーズの大森監督がメガホンをとっている。
同作の上海国際映画祭での上映は、キャパシティ1,000人の大きな会場が満席となる盛況ぶり。中国語の字幕でも作品の空気感が伝わったようで現地の観客も大ウケ。終始、大きな笑いが起こっていた。
Q&Aのコーナーでは、熱心な映画ファンが「マンガ原作を映画化する際に難しかったことは?」という質問を投げかける。大森監督は「映画のカット割りとマンガの(コマの)割り方は全然違うので、マンガと同じにならないようにしました」が回答。さらに「脚本のリズムや役者の芝居の動きを見ながら、撮り方も変えて、長回しを使ったりとバランスをみながら撮影しました」と明かすと、学生らしき姿の観客が熱心にメモをとる場面も。また、「主演の池松壮亮さん、菅田将暉さんと、もう一度新しい映画を撮る気持ちはありますか?」との質問に、大森監督は「もちろん、ぜひまたやりたいと思っています」と意欲満々。すると、客席からは「またお願いします!」と日本語で声も上がり、池松、菅田の中国での人気ぶりをうかがわせるコーナーとなった。
大森立嗣監督にサインや写真を求める人が殺到
上映後には監督にサインや写真を求める人が殺到。会場を出るほどの盛況ぶりに大森監督は急遽裏口から出ることになった。大森監督は上映を終えて「こんなに大きい劇場で上映するとは思わなかった、しかも満席で圧巻でした。スクリーンが大きすぎて『セトウツミ』には似つかわしくないかな(笑)。中国の映画ファンは純粋に映画を観てくれている感じがしました。若い観客が多かったのも嬉しいね」と感慨深げに語っている。
映画『セトウツミ』は7月2日(土)から新宿ピカデリーほか全国公開
『セトウツミ』 (C)此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013 (C)2016映画「セトウツミ」製作委員会
7月2日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
池松壮亮 菅田将暉
中条あやみ
奥村 勲 笠 久美 牧口元美/ 宇野祥平
原作:此元和津也 (秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
製作:橋本太郎 エグゼクティブプロデューサー:泉 英次
プロデューサー:宮崎 大 近藤貴彦 宣伝プロデューサー:小口心平
構成・脚色:宮崎 大 大森立嗣 音楽:平本正宏 撮影:高木風太
照明:秋山恵二郎録音・音響効果:西條博介
編集:早野亮 衣裳:纐纈春樹 ヘアメイク:寺沢ルミ
VFX:田中貴志 スチール:三木匡宏 助監督:野尻克己
企画・製作プロダクション:アグン・インク
製作協力:ハーベストフィルム 協力:堺フィルムオフィス