小林豊の特製ケーキに武田梨奈が感極まる「ケーキ屋さんで食べるケーキよりも100倍美味しい!」映画『海すずめ』の完成披露プレミア上映会
後列左から、大森研一監督、目黒祐樹、BOYS AND MEN小林豊、宇和島伊達家13代・伊達宗信当主、前列左から、佐生雪、武田梨奈、吉行和子
6月15日、映画『海すずめ』の完成披露プレミア上映会が東京・ヤクルトホールにて行われ、キャストの武田梨奈、BOYS AND MEN小林豊、佐生雪、目黒祐樹、吉行和子、そして、大森研一監督と宇和島伊達家13代・伊達宗信当主が登壇した。
『海すずめ』は愛媛県・宇和島伊達400年祭を記念して製作され、『瀬戸内海賊物語』の大森監督がメガホンをとった青春映画。宇和島を舞台に、武田演じる創作に行きづまった小説家・赤松雀が図書館に勤めながら、自転車で本を届ける“自転車課”の仕事を通して成長していく姿描く。同僚の元ロードレーサー岡崎を小林豊が演じ、物語のカギを握る女性・トメを吉行が、雀の両親を内藤剛志と岡田奈々が、祖父を目黒が演じている。
左から、大森研一監督、佐生雪、武田梨奈、吉行和子、目黒祐樹、宇和島伊達家13代・伊達宗信当主
雀役で主演した武田は「製作発表会見の時に『いい作品になるとしか思えない』と言ったけれど、素晴らしい脚本で……それを越えなければいけないというプレッシャーがあった」と緊張の面持ちで打ち明ける。すると、小林はすかさず「そんなの感じていました?」とつっこみ、さらに「一日何食食べていましたか?」と続ける。これに武田は「1日7食くらい食べていました」「30分でも時間に空きがあると、『よし、食べに行くぞ!』という感じで……」と宇和島グルメに心を奪われていたことを明かし、会場の爆笑を誘っていた。
雀の同僚を演じた小林は「岡崎は男らしい」と自身の役柄を分析。自身が「女子力高い男子」との異名を持つことに触れ、「舞台上にいるこの僕は、スクリーン上にはいないと思ってくださいね」とコメントした。大森監督は「皆さんが見たことのない豊ちゃんを見ていただければ」と、劇中で小林の新たな一面を引き出していることを明かす。 自転車課のアルバイト・原田ハナ役の佐生は「(武田・小林とは)何がきっかけかわからないけれど急激に仲良くなった」と回想。すると、武田は「食べ物じゃないかな?」と宇和島グルメをキャストの絆を深めた理由に挙げる。目黒も「宇和島は食べ物が美味しくて人がいい。この映画を成功させようとする応援体制が100%だった」と現地の協力体制に感謝の言葉をのべた。図書館の常連・三好トメ役の吉行は「瀬戸内海がとても綺麗で、楽しく撮影が出来ました」と振る。
また、舞台挨拶中には、この日25歳の誕生日を迎えた武田のために、サプライズでバースデーケーキが登場。このケーキは、元パティシエでもある小林の手による、美を意識した宇和島産“パールパウダー”入りの特製ケーキとのこと。武田は、観客・キャストによるバースデーソング合唱に感極まった表情を浮かべながらケーキを口にし「ケーキ屋さんで食べるケーキよりも100倍美味しい!」と声を弾ませていた。
7月2日(土)有楽町スバル座ほか全国ロードショー
(2016年/日本/カラー/16:9/5.1ch/108分)
(C)2016「海すずめ」製作委員会
出演:武田梨奈、小林豊、内藤剛志、岡田奈々、目黒祐樹、吉行和子ほか
監督・脚本:大森研一
主題歌「ただいま。」植村花菜(キングレコード)
企画・製作:ウサギマル
配給:アークエンタテインメント
【ストーリー】
愛媛県宇和島市。小説家デビューを果たすものの2作目の小説が書けない主人公の赤松雀(武田梨奈)は、地元に戻り図書館の自転車課(自転車で図書を運ぶ)で働き始める。共に働くのは元ロードレーサーの岡崎(小林豊)とアルバイトで嫌味な上司の娘・ハナ。ある日、本の常連客であるトメ(吉行和子)から「もともと現在の市立図書館の前には、空襲で全焼した私立伊達図書館があった」(史実) という事とトメ自身も戦前はそこで働いていたことを教えられる。そんな最中、街は”伊達400年祭の武者行列”で使用される着物の刺繍模様の復元するための資料‘御家伝来の本‘を探して騒ぎとなっていた。一方で、図書館では自転車課の廃止案が浮上していることも発覚。雀は資料となる本を求めて、そして自転車課廃止を阻止するべく走り出す。はたして刺繍図録は見つかるのか?図書館自転車課の存続は?! そして がむしゃらに走り続ける雀は、新たな小説執筆へ歩み出すことができるのか?
(C)2016「海すずめ」製作委員会
公式サイト:http://umisuzume.com/