東京オペラシティコンサートホールにて、日替わりで公演を繰り広げる『オーケストラ・キャラバンTOKYO』 開催が決定

ニュース
クラシック
2021.6.25

画像を全て表示(5件)


2021年8月17日(火)~8月20日(金)東京オペラシティコンサートホールにて、日替わりで公演を繰り広げる『オーケストラ・キャラバンTOKYO~オーケストラと心に響くひとときを~』の開催が決定した。

『オーケストラ・キャラバンTOKYO』は、文化庁の「大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業」の一環として実施。文化芸術の重要性や魅力を発信することで、コロナ禍におけるエンターテインメントの縮小を乗り越え、文化芸術領域の活性化を図る目的で開催する。

『オーケストラ・キャラバンTOKYO』に参加するオーケストラは、大阪を拠点にジャンルを超えたさまざまな形態のコンサートにも積極的に取り組む日本センチュリー交響楽団、東北エリアを中心に全国各地での演奏活動も展開する仙台フィルハーモニー管弦楽団、聴衆を熱く感動させる演奏で「魂の叫び」「情熱の音」と評される大阪交響楽団、東海地方の音楽界をリードし続ける名古屋フィルハーモニー交響楽団の4楽団。

今回の企画は、それぞれの地元を中心に活動を展開する一流オーケストラの公演を、東京で楽しめる貴重な機会となる。

8月17日(火)は秋山和慶指揮&日本センチュリー交響楽団演奏によるブラームス「交響曲第1番」や竹澤恭子を迎えてのブラームス「ヴァイオリン協奏曲」、同18日は角田鋼亮指揮&仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏によるモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲やヴァイオリニスト・辻彩奈を迎えてのラロ「スペイン交響曲」、同19日は髙橋直史指揮&大阪交響楽団演奏でソプラノ歌手・並河寿美を迎えてのマーラー「交響曲第4番」、同20日は坂入健司郎指揮&名古屋フィルハーモニー交響楽団によるチャイコフスキー「交響曲第4番」や堀江裕介を迎えてのグラズノフ「サクソフォン協奏曲」、など各日とも名曲の数々を披露。これら充実のプログラムをリーズナブルな価格で上演する。

竹澤恭子

竹澤恭子

辻彩奈

辻彩奈

並河寿美

並河寿美

堀江裕介

堀江裕介

公演情報

『オーケストラ・キャラバンTOKYO ~オーケストラと心に響くひとときを~』
(※文化庁の 「大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業」)
 
■主催: 日本オーケストラ連盟/日本センチュリー交響楽団/仙台フィルハーモニー管弦楽団/
大阪交響楽団/名古屋フィルハーモニー交響楽団
■助成: 文化庁
 
■日時: 2021年8月17日(火)・18日(水)・19日(木)・20日(金)19:00 開演
■会場: 東京オペラシティ コンサートホール
 
■プログラム:
【8月17日】
指揮:秋山和慶(あきやまかずよし)
ヴァイオリン:竹澤恭子(たけざわきょうこ)
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
曲目:ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
ブラームス/交響曲第1 番 ハ長調
 
【8月18日】
指揮:角田鋼亮(つのだこうすけ)
ヴァイオリン:辻彩奈(つじあやな)
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団
曲目:モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
ラロ/「スペイン交響曲」 ニ短調
グリンカ/スペイン序曲第2 番「マドリードの夏の夜の思い出」
ファリャ/バレエ音楽「三角帽子」第1 組曲・第2 組曲
 
【8月19日】
指揮:髙橋直史(たかはしなおし)
ソプラノ:並河寿美(なみかわひさみ)
管弦楽:大阪交響楽団
曲目:シェーンベルク/浄められた夜
シェーンベルク/6 つの歌
マーラー/交響曲第4 番 ト長調
 
【8月20日】
指揮:坂入健司郎(さかいりけんしろう)
サクソフォン:堀江裕介(ほりえゆうすけ)
管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
曲目:ボロディン/交響詩「中央アジアの草原にて」
グラズノフ/サクソフォン協奏曲 変ホ長調
チャイコフスキー/交響曲第4 番 ヘ長調
 
■料金: S 席:3,500 円(ペア席6,000 円)/A 席:2,500 円/B 席:1,500 円 ※いずれも税込
■発売日: 6月28日(月)10:00 より
イープラス https://eplus.jp/ (インターネット受付)
■公演HP: https://www.orchestra.or.jp/caravan2021/(近日公開予定)
■一般問合せ先: NHK プロモーション 03-5790-6439(平日10:00~17:00)
 
出演者プロフィール
 
【8月17日】
 
◆秋山和慶 Kazuyoshi Akiyama
トロント響副指揮者、アメリカ響音楽監督、バンクーバー響音楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響音楽監督を歴任。サントリー音楽賞など多数受賞。2014年文化功労者に選出。2015年渡邉暁雄音楽基金特別賞を受賞。現在、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者、日本センチュリー交響楽団ミュージックアドバイザー(2020年4月より)、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者など多くの任を務める。
 
◆竹澤恭子 Kyoko Takezawa
1986年インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。NYフィル、シカゴ響、ロンドン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など世界の主要オーケストラと共演。指揮者では、メータ、デュトワ、シャイー、ケント・ナガノ、ブロムシュテット、小澤征爾らと共演。国際コンクールの審査員も数多く務め、国内外の音楽祭にも出演を重ねる。使用楽器は、1724年製アントニオ・ストラディヴァリウス。現在、東京音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授。
 
◆日本センチュリー交響楽団 Japan Century Symphony Orchestra
豊中市に本拠地を置くオーケストラ。1989年に活動を開始し、2019年に楽団創立30周年を迎えた。現在は50名のメンバーが在籍。飯森範親が首席指揮者、秋山和慶がミュージックアドバイザーを務め、2021年4月より久石譲が首席客演指揮者に就任。音楽の殿堂ザ・シンフォニーホールや豊中市の芸術拠点として親しまれている豊中市立文化芸術センターなどで定期的に演奏する他、地域発展や教育プログラムにも力を入れている。 https://www.century-orchestra.jp/
 
【8月18日】
 
◆角田鋼亮 Kosuke TSUNODA
東京藝術大学大学院指揮科ならびにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。これまでに、ベルリン・コンツェルトハウス管、ブランデンブルグ響、札響、山響、読響、都響、東響、東京フィル、日本フィル、名古屋フィル、アンサンブル金沢、京響、大阪フィル等と共演している。セントラル愛知交響楽団常任指揮者、および仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者。いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。
 
◆辻彩奈 Ayana Tsuji
1997年岐阜県生まれ。東京音楽大学卒業。2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位。モントリオール響、スイス・ロマンド管、N響、読響、都響などと共演。第28回出光音楽賞受賞。これまでに小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎、レジス・パスキエの各氏に師事。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されているJoannes Baptista Guadagnini 1748。現在、東京音楽大学アーティストディプロマに特別特待奨学生として在籍中。
 
◆仙台フィルハーモニー管弦楽団 Sendai Philharmonic Orchestra
1973年創立。芥川也寸志、外山雄三、パスカル・ヴェロら指揮者のもと発展を遂げ、2018年度より常任指揮者に飯守泰次郎が就任している。2011年の東日本大震災後は、「音楽の力による復興センター・東北」と協力し音楽を被災者のもとに届け絆をつむぐ活動も展開。2011年度エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞、渡邉曉雄音楽基金特別支援を受賞。東北エリアと中心とした全国各地での演奏活動を展開し続けている。
 
【8月19日】
 
◆髙橋直史 Naoshi Takahashi
新日本フィル、ブランデンブルク響、読響、プラハ国立歌劇場、名フィル、セントラル愛知響、チェコ・ピルゼン放送響、大阪響、東響等を指揮。これまで、ドイツ・ブランデンブルク市立歌劇場客演指揮者、オズナブリュック市立歌劇場専属指揮者兼コルペティトール、エルツゲビルゲ歌劇場音楽総監督及び同交響楽団首席指揮者を歴任。現在金城学院大学文学部音楽芸術学科教授。
 
◆並河寿美 Hisami Namikawa
大阪音楽大学卒業、同大学院オペラ研究室修了。びわ湖ホール・神奈川県民ホール『トゥーランドット』『アイーダ』、兵庫県立芸術文化センター『蝶々夫人』『トスカ』等数多く主演。コンサートでも、ヴェルディ「レクイエム」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「第九」等で高い評価を得ている。平成30年度文化庁芸術祭大賞、令和元年度兵庫県文化賞等多数受賞。大阪音楽大学特任准教授。二期会会員。
 
◆大阪交響楽団 Osaka Symphony Orchestra
1980年創立。永久名誉楽団代表・敷島博子が『聴くものも、演奏するものも満足できる音楽を!』を提唱。いつも聴衆を“熱く”感動させるその演奏は、「魂の叫び」「情熱の音」であると評されている。2010年4月に楽団名を「大阪交響楽団」と改称。2018年11月に公益社団法人となった。名誉指揮者 外山雄三、正指揮者 太田弦。両指揮者陣のもと、楽団のさらなる発展が期待されている。 http://sym.jp
 
【8月20日】
 
◆坂入健司郎 Kenshiro Sakairi
1988年生。指揮法を井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄各氏に師事。また、V・フェドセーエフ氏と親交が深く、指揮のアドバイスを受けている。13歳ではじめて指揮台に立ち、2018年には東京シティ・フィルへ客演、「カルミナ・ブラーナ」を指揮し成功を収めた。マレーシア国立芸術文化遺産大学では新作を世界初演するなど海外での指揮活動も精力的に行う。現在、川崎室内管、東京ユヴェントス・フィルの音楽監督を務めている。
 
◆堀江裕介 Yusuke Horie
ソリストとして名古屋フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、愛知室内オーケストラ、セントラル愛知交響楽団等と協演。また名古屋フィルハーモニー交響楽団では15年以上にわたって客員奏者を務めている。近年はソロリサイタルの他、レクチャーコンサートなどの教育活動にも力を入れている。愛知県立芸術大学大学院修了。サクソフォンを古溝徹、雲井雅人の両氏に師事。愛知県立明和高等学校音楽科教諭。
 
◆名古屋フィルハーモニー交響楽団 Nagoya Philharmonic Orchestra
名古屋市を中心に東海地方の音楽界をリードし続けており、地元では“名(めい)フィル”の愛称で親しまれ、確固たる地位を築いている。現在、小泉和裕(音楽監督)、川瀬賢太郎(正指揮者)を指揮者陣に擁し、2020年4月には坂田直樹が第3代コンポーザー・イン・レジデンスに就任している。2021年は楽団創立55周年を迎え、意欲的なプログラミングの「定期演奏会」をはじめ、年間約110回の演奏会に出演している。
シェア / 保存先を選択