長瀬智也の鬼シャウトに観客大興奮!『TOO YOUNG TO DIE!』大ヒット御礼舞台挨拶

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2016.7.6
「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」

「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」


宮藤官九郎監督最新作、長瀬智也・神木隆之介出演『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』」が、ヒット公開中!ということで、7月4日(月)TOHOシネマズ六本木にて記念の舞台挨拶が催され、映画の上映後に長瀬、神木、宮藤監督が登壇した。

「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」

「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」

司会から、本作が公開から9日間で観客動員が50万7512人、興行収入が6億7750万1300円をたたき出したことが発表されると会場からは大きな拍手が沸き起こった。これに対して「数字を聞いてもピンとこないね」という長瀬。一方、興行収入の末尾「1300円」にひそかにくいつく神木。

まずは長瀬からお礼の挨拶。「宮藤監督とはいくつもの作品をやらせていただきましたが、こういう数字的に褒められるのが初めてで(笑)」
この言葉にカブる勢いで宮藤も「本当なんですよ!報われないことをたくさんしてきたから!」と自虐発言。
宮藤の言葉に笑いつつも長瀬は「どんな時も(宮藤と)同じ気持ちでやってきた。(本作が)鬼ヒットと言ってもらえたり、動員数が…とか興業的にいくらだとか…鬼ヒットした作品がずーっと監督と一緒にやってきた“コメディ”だった。僕はそこがすごく嬉しいです」と満面の笑顔で喜びを表していた。

続く神木も「本当にうれしいです。感謝の気持ちでいっぱい」と話しだすが、「1300円って聞いて…」と冒頭食いついていた金額を思わず口に。すかさず長瀬が「1300円じゃねえよ!」とツッコミ。
「あ、6億…」と言い直そうとする神木に今度は宮藤が「それだけじゃやってらんねえよ!」とさらなるツッコミをかけ、神木を笑わせていた。
気を取り直して挨拶を続ける神木。「…ピンとこないですけど、それだけたくさんの方に観ていただいているんだなと。唯一無二の作品に参加できて誇りに思っています。…それだけ僕が映画の中で拷問されているのを見られているんだなと思うと、複雑な気持ちです(笑)」と自分でしっかりオチを付けていた。

神木隆之介

神木隆之介

そして宮藤は、「初日からそんな日も経ってないのに、舞台挨拶をさせていただけて」と満足げ。これまでの舞台挨拶で本作は「観た回数だけ徳を積める“仏教映画”(!)」だと語っていたことを踏まえて「50万7500人は徳を積んだので成仏できると思います。後の人たちは残念ですけど…行いがよくないということで(笑)」とニヤリ。
ちなみに先日本作のPRキャンペーンで宮藤の地元・宮城県の仙台市に行った際、地元の人に「あ、クドカンだ!映画観るよ!『トゥギャザー・トゥギャザー』!」と言われたそうで「…まだまだ宣伝が足りなかったなと。「TOO YOUNG TO DIE!」です!」と力説していた。

宮藤官九郎

宮藤官九郎

さてこの日はスペシャル企画「主題歌を全員で熱唱!」が用意されていた。長瀬は「僕は忌野清志郎さんのTシャツを着てきたので、歌う気マンマンです」司会から「神木さんもカート・コバーン風のネルシャツですし」と指摘が入るも、宮藤に関しては…「マイケル・ジャクソンは雪駄履いてないし(笑)」と今日の服装をつっこまれていた。

マイケル・ジャクソンはこんな雪駄を履きません…よね!?

マイケル・ジャクソンはこんな雪駄を履きません…よね!?

先ほどまで映画本編が上映されていたスクリーンには、本作の特別映像が流れ、サビになると歌詞が出るのでそれに合わせて全員で歌うことに。

宮藤が「練習とかしないでいきなり本番で…?」と観客を気遣うと、「もう本番でいいっしょ!」と長瀬の鬼発言。そこで「いきなり声を出そうとしても出ないので、その前の“ミャー!”から出してもらおう。声帯を開いてあっためてもらおう」と宮藤が提案。「1分30秒あたりで“ミャー!”が入りますから」と長瀬が説明した上で、映像スタート。

長瀬らはスクリーンを見ながら観客と一緒にサビを熱唱するが…。ほどほどには盛り上がるも、やや恥ずかしさもあってか今一つ声が出ない観客。
これを見て宮藤は「ある意味拷問ですね。歌わなきゃいけない拷問(笑)」長瀬は「みんなが叫ぶまでやり続けますから」とさらに鬼発言。とはいいつつも「キーが低いのかな?」「歌っている感を出しましょう!」とあれこれ検討する二人。

「より、拷問になりますが、皆さん、立ってやりましょう!盛り上がって!」との宮藤の言葉に、観客大喜び。
「カメラさんも三脚(の高さ)をガッと上げて!作戦Bです!予定変更で!」と長瀬。そんな二人の様子を観ていた神木が「あんまり恥ずかしくない感じの暗さと音の大きさで…」と気を使うと「…と、うちの神木が言っております」と宮藤。
「でもテレビに映るくらいの明るさで」「音はあと何デシベルくらいあげればいいかな?」「3デシくらい」と照明や音響を本格的に考え出す長瀬と宮藤に「ここ(の二人)、わかってるし!」と神木が楽しそうにつぶやいていた。

神木隆之介

神木隆之介

「カラオケボックスでいうなら、一番初めに歌う人の気持ちになってるんですよ!」と、観客の心境を理解した長瀬がついに「僕ら、いま“ミャー!”を言ってくれ、とか勝手に言ってましたが、まず自分たちが歌いましょう!自分たちが歌わないとそりゃ恥ずかしくて歌えないっすよ!俺、本気で歌うから!」と高らかに宣言。

そうして2回目の熱唱タイムスタート!長瀬がキラーKの「地獄へようこそ!マザーファッカーーーー!」のハイトーンシャウトを決めると観客の興奮は最高潮に!右足でダン!ダン!ダン!と床を踏み鳴らし、そしてウェーブのかかった前髪を振り乱しながらまるでTOKIOのライブのように激しく歌いまくる長瀬。神木も負けずにサビ前のコール部分で前に出て観客をあおるように拳を突き上げる。その効果もあって、1回目とは全く違う大音量で熱唱する観客だった。

歌い終わった後。「やっぱり立つのがよかったですね」と満足げな長瀬。すると宮藤が思わぬ一言を。「今、衝撃的なことがわかったんですが、“ミャー!”はサビの前じゃなく後でした!」今日初めて主題歌を歌った宮藤の気づきに三人とも大爆笑となっていた。

宮藤官九郎

宮藤官九郎

「かっこよかったので一人残らず地獄行き!映画館がライブハウスと化しました」と語った長瀬は、「全力で歌ったので、最初の『マザーファッカー!』で頭がくらっとした」と笑っていた。

イベントの最後は、映画のさらなる鬼ヒットを祝い、鬼の形をした金色のくす玉を割り、無事閉幕。改めて三人は感謝の気持ちを伝えつつ会場を後にした。

これが特注の鬼くす玉!!

これが特注の鬼くす玉!!

神木隆之介

神木隆之介

映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』

■公開: 2016年6月25日(土)より全国公開
■監督・脚本:宮藤官九郎
■出演:
長瀬智也、神木隆之介
尾野真千子、森川葵
桐谷健太、清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、シシド・カフカ、清
古田新太
宮沢りえ
■映画公式サイト:TooYoungToDie.jp

 

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