俳優・志村喬の展覧会で『七人の侍』台本展示、出演作のフィルム上映も
展覧会『生誕110年 映画俳優 志村喬』が、8月18日から東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。
1905年生まれの志村喬は、黒澤明の監督作品全30本のうちの21本をはじめ、本多猪四郎監督の『ゴジラ』、熊井啓監督の『お吟さま』など、生涯で400本以上の映画に出演したことで知られる俳優。
同展は、志村の生誕110年を記念して開催。志村が使用した『七人の侍』の台本や、香川京子、三船敏郎と志村の3人が『ベルリン国際映画祭』に参加した際の写真など、2010年にフィルムセンターへの寄贈が完了した志村にまつわるコレクションを展示する。また、会期中は『生きる』『七人の侍』『ゴジラ』など志村の出演作15本をフィルムで上映。展示と上映を通して志村のキャリアを辿っていくという。
また、10月3日の関連上映後には『生きる』以降に公開された黒澤監督の全作品に記録・編集・制作助手として参加した野上照代をゲストに招いたトークイベントも開催される。イベントの詳細は、オフィシャルサイトをチェックしよう。
イベント情報
『生誕110年 映画俳優 志村喬』
2015年8月18日(火)~12月23日(水・祝)
会場:東京都 京橋 東京国立近代美術館フィルムセンター 7階展示室
時間:11:00~18:30(入場は閉場の30分前まで)
休室日:月曜、9月8日~9月11日、9月25日、9月29日~10月1日、10月13日~10月15日、10月20日~10月22日、11月10日~11月12日、11月17日~11月20日
料金:一般210円 大学生・シニア70円
※高校生以下無料
『生誕110年 映画俳優 志村喬』関連上映イベント
2015年9月26日(土)、9月27日(日)、10月2日(金)~10月4日(日)、10月16日(金)、10月18日(日)、11月13日(金)~11月15日(日)
会場:東京都 京橋 東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール
上映作品:
『赤西蠣太』(監督:伊丹万作)
『鴛鴦歌合戦』(監督:マキノ正博)
『右門捕物帖 拾萬両秘聞』(監督:荒井良平)
『酔いどれ天使』(監督:黒澤明)
『野良犬』(監督:黒澤明)
『醜聞(スキャンダル)』(監督:黒澤明)
『生きる』(監督:黒澤明)
『七人の侍』(監督:黒澤明)
『ゴジラ』(監督:本多猪四郎)
『男ありて』(監督:丸山誠治)
『どたんば』(監督:内田吐夢)
『総会屋錦城 勝負師とその娘』(監督:島耕二)
『砂糖菓子が壊れるとき』(監督:今井正)
『男はつらいよ 寅次郎恋歌』(監督:山田洋次)
『お吟さま』(監督:熊井啓)
料金:一般520円 高校生・大学生・シニア310円 小・中学生100円
※障がい者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料