葉加瀬太郎、藤井フミヤ、高嶋ちさ子ら共演『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』初開催

レポート
音楽
クラシック
2016.7.26
藤井フミヤ、高嶋ちさ子『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

藤井フミヤ、高嶋ちさ子『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

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福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016
2016.7.24(SUN)福岡護国神社

RKB毎日放送の創立65周年を記念し、福岡護国神社にて7月24日(日)に『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』が開催された。

同イベントのプロデューサーでもある葉加瀬太郎をはじめ、LE VELVETS(ボーカルグループ)、西村由紀江(ピアノ)、ウェイウェイ・ウー(二胡)、沖 仁(ギター)、高嶋ちさ子(ヴァイオリン)等のクラシカル系ミュージシャンに加え、森山良子、地元・福岡出身の藤井フミヤら8組が出演し、4時間の熱いパフォーマンスを繰り広げた。

高嶋ちさ子『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

高嶋ちさ子『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

トップバッターを務めたLE VELVETSは、テノールとバリトンの美しい声を広い境内に響き渡せ、西村由紀江とウェイウェイ・ウーは自身のステージの他に、両名で結成した新ユニット・PiaNicoでも参加。ギタースタンダード曲「禁じられた遊び 」でスタートした沖 仁は、時には静かに時には激しくと、緩急自在にフラメンコギターを爪弾く。森山良子のステージでは「涙そうそう」で二胡のウェイウェイ・ウーが、「子犬のワルツ」に西村由紀江のピアノ、そして世界中のミュージシャンにカバーされる名曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」を葉加瀬太郎と共にと、曲毎に豪華なコラボレーションを披露。高嶋ちさ子は「リベルタンゴ」で圧倒的なヴァイオリンを響かせ会場を圧倒した。

そして日が沈み始めた18:30過ぎ。ステージには藤井フミヤが登場。まず本殿に一礼した後、1曲目「鎮守の里」をゆっくりと歌い出す。続いては高嶋ちさ子をゲストに迎えての「TRUE LOVE」。フミヤの歌声に高島のヴァイオリン、その美しい共演に場内もうっとりと聴き入る。この日はヤフオクドームで開催される『鷹の祭典2016』の最終日でもあったため、フミヤはリハーサルを終えた後に球場に駆けつけ、試合終了後には38,500人で埋まったスタジアムで1曲歌い、再び護国神社に戻ってきたという。

藤井フミヤ『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

藤井フミヤ『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

ここで『鷹の祭典2016』専用の青いユニフォームに着替えると、客席も大喜び。「ほんのさっきなんですが、歌ってきた曲を歌いたいと思います!」と福岡ソフトバンクホークス公式セレモニーソングでもある「勝利の空へ」を熱唱し、「今年も優勝するぞーーーーー!」とホークス優勝宣言、その声に客席も大歓声で応えた。そして昨年、木梨憲武、ヒロミと福岡を旅した話しを混じえながら、3人で歌った「友よ」を歌唱。ラストは葉加瀬太郎と息のあった競演で観客を魅了した。

沖 仁、葉加瀬太郎『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

沖 仁、葉加瀬太郎『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』の締めは、このイベントのプロデューサーである葉加瀬太郎。新曲「風の向こうに」を初披露したほか、『NEWS23』のエンディング曲「Someday Somehow」からは高嶋ちさ子も参加し、演奏前には神社の絵馬にまつわる絶妙なトークを繰り広げた。高嶋が「今年は悪い女のレッテルを貼られてるから後半はおとなしくしていこうかと」と神妙な願い事を書いたと話すと、葉加瀬は「じゃ、もういろんな物を壊したりしないんだ」と茶化し、「いや、壊しても人には言わない!」というやりとりに会場は大爆笑に包まれた。

高嶋ちさ子、葉加瀬太郎『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

高嶋ちさ子、葉加瀬太郎『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』

その後、バッハが2つのヴァイオリンのために書いたコンチェルト「スウィンギン・バッハ」では沖 仁も加わって3人で演奏。そして最後はお馴染み「情熱大陸」で場内を総立ちにさせ、初開催となった『福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016』は終了した。

護国神社で奉納演奏をするにあたり、音楽に恩恵を受けた我々が音で返す事が出来たら、という想いを込めて葉加瀬太郎が『音恵(ONKEI』)と名付けたこのイベント。来年以降の開催が望まれる。

なお、葉加瀬太郎と藤井フミヤは、7月31日の大阪からスタートする『情熱大陸SPECIAL LIVE』にも出演することが決定している。

セットリスト
福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2016
2016.7.24(SUN)福岡護国神社

◆LE VELVETS
ボラーレ
TIME TO SAY GOODBYE
'O SOLE MIO

◆西村由紀江
終わらない旅
Dear 

◆PiaNico(西村由紀江&ウェイウェイ・ウー)
夢の扉

◆ウェイウェイ・ウー
JIN
月光

◆沖 仁
禁じられた遊び
tremolo ~別れのうた~
Someone to watch over me

◆森山良子
この広い野原いっぱい
涙そうそう with ウェイウェイ・ウー
子犬のワルツ with 西村由紀江
さとうきび畑
ユー・レイズ・ミー・アップ with 葉加瀬太郎

◆高嶋ちさ子
カプリス第24番
ツィゴイネルワイゼン
リベルタンゴ

◆藤井フミヤ
鎮守の里
TRUE LOVE with 高嶋ちさ子
勝利の空へ
友よ
夜明けのブレス with 葉加瀬太郎

◆葉加瀬太郎
ひまわり
風の向こうに
Someday Somehow with 高嶋ちさ子
スウィンギン・バッハ with 高嶋ちさ子・沖 仁
Asian Roses with 沖 仁
情熱大陸

 

イベント情報
情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA'16

7月30日(土)大阪:万博記念公園もみじ川芝生広場
開場11:00/開演12:30 (終演予定19:00)
<出演>
葉加瀬太郎/藤井フミヤ/押尾コータロー/清木場俊介/
May J./Kalafina/ナオト・インティラミミ/miwa/クリス・ハート/
カサリンチュ/LE VELVETS/新山詩織

8月27日(土)東京:夢の島公園陸上競技場
開場11:00/開演12:30 (終演予定19:30)
<出演>
葉加瀬太郎/藤井フミヤ/SING LIKE TALKING/押尾コータロー/
清木場俊介/山内恵介/May J./Kalafina/ナオト・インティライミ/
家入レオ/クリス・ハート/
カサリンチュ/LE VELVETS/新山詩織

<バンドメンバー>
小林 信吾(Keyboards&Band Master)
藤井 尚之(Sax)
屋敷 豪太(Drums)
小笠原 拓海(Drums)
種子田 健(Bass)
大島 俊一(Keyboards&Sax&Flute)
古川 望(Guitar)
石成 正人(Guitar)
藤井 珠緒(Percussion)
柏木 広樹(Cello)
大滝 裕子(Chorus)
吉川 智子(Chorus)
八巻 誠(Manipulator)

料金
ブロック指定(レジャーシート付・自然文化園入場料込) 8,800円
小学生(レジャーシート付・自然文化園入場料込) 1,200円 ※未就学児入場無料
 
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