Kalafina×SPICE 「Road to Arena LIVE」最終リハで見えてきた彼女たちの「扉の向こう」独占コメントも入手
Kalafina
SPICE では、今秋9月にアリーナライブを控えるKalafinaに独占密着取材を敢行。彼女たちのアリーナライブまでの道のりを、稽古場レポートや、 Wakana・Keiko・Hikaruのそれぞれへの単独インタビュー、そしてライブレポートを通じて連載で追いかけます。
Kalafinaアリーナライブを追いかける連載である『Road to Arena LIVE』アリーナライブを追いかける連載である今回の企画。いよいよ神戸本番を直前に迎えた某日、都内某所において全スタッフを入れての最終リハーサルが行われた。
「6月から準備してきたものがようやく形になろうとしています。Kalafinaは今新しい扉を開こうとしています、皆さんのお力をお借りしてその扉を開きたいと思っているので、宜しくお願いします!」
演出担当の南流石氏の力強い挨拶から始まった最終リハーサルはバンドもフルで入っての通し稽古となった。勿論本番直前の今、内容に詳しく触れることは出来ないが、今回のアリーナライブは南氏の言葉通り、「Kalafinaの扉」を開く内容となっていた。
出し惜しみという言葉を忘れてしまったかのようなそのライブ内容は、今までのKalafinaの全てを出し尽くし、同時に新しいKalafinaを見せていく、その決意表明のように見えた。瞬きすると一瞬で別の世界に連れて行かれるような目まぐるしい展開がそこにあった。
Kalafinaはただ大人しくハーモニーを響かせるだけのグループではない、時には躍るようにステージを飛び回り、ほほ笑み、悲しみ、世界を表現し伝えようとする。躍動し、存在を示すそのライブのあり方は今までのKalafinaのライブには無いものだった。確かに彼女たちは自らが作ってきた道筋の上に立つ扉の先に向かおうとしている。バンドの圧倒的な演奏力に支えられながらも彼女たちの歌声は既にアリーナを見据えているようだ。
「今日だけの響きを感じたいから、イヤモニ取れる所は取ってみようかな」と笑ってみせたKeiko。今まで以上に歌うこと、ステージに立つことを楽しんでいるように見えた3人は、今回のライブで“Kalafinaのその先”に向かうことができるのか?それを確かめるために、僕たちはアリーナに集う。
今回のリハを見て思ったのは、歌うことも演ずる事に通じている、という「表現の根幹」を感じたということ。
エモーショナルに歌を伝えようとする時、歌い手はある意味演者となる。見ている者はその姿に目をひきつけられ、歌声に耳をひきつけられ、心を奪われる。まさに彼女たちが言い続けてきた「視覚でも音楽を感じられるライブ」とはこういうことだったのか、これにステージや照明、そして観客が入った時にこの世界は完成する。その瞬間を楽しみに待ちたいと心から願う。
そして最後に、今回の衣装にも是非注目してもらいたい、きっとある意味驚くはずだから。
レポート・文=加東岳史
神戸公演を直前に控えたKalafinaからコメントが到着!
9月10日(土)~9月11日(日) 神戸ワールド記念ホール
9月16日(金)~9月17日(土) 日本武道館
Kalafinaライブ情報専用サイト http://www.kalafinalive.com