金属恵比須の『猟奇爛漫FEST』、今年も楽しい企画が目白押し!

ニュース
動画
音楽
2016.9.17


いよいよ2016年9月18日(日)、今が旬の和製プログレッシヴロック・バンド、金属恵比須が主催する『猟奇爛漫FEST』の第2回目が、1年ぶりに高円寺HIGHで開催される。前回は複数のバンドが出演する通常のフェスティヴァル形式をとったが、今回は趣向を変えて金属恵比須の金属恵比須による金属恵比須だけに特化した「金属恵比須まつり」となる。

このイヴェントにおける目玉企画が、18日の本番を目前にして色々と明らかとなったので、ここに紹介する。

【その1】
2004年発表のアルバム『紅葉狩』全曲を16年を経て史上初の“完全再現”。今秋イエスが来日して『海洋地形学の物語』全4曲中2曲(「神の啓示」「儀式」)を“完全再現”するが、アルバム的には“不完全再現”だと思う。しかし金属恵比須のほうはアルバム1枚まるごと“完全再現”してみせるのだ。といっても、全3曲(「紅葉狩」「彼岸過迄」「猟奇爛漫」)なのだが、プログレなので一曲一曲が長いのである。その中でもとりわけ長い組曲形式の「紅葉狩」は、通常「第三~四部」しか演奏されないが、今回に限り全パートの「第一~五部」がすべて演奏されるから大変に貴重である。その「紅葉狩」リハーサルの一部が下の映像だが、リーダー兼ギタリストの高木大地は「この繋ぎのギターアルペジオを奏でるのは2011年と今回で2度目になります。なかなかやらないレアなパートです」と得意げに語っていた。


【その2】
ファースト・アルバム『箱男』から15年ぶりに演奏される曲あり。なんじゃろな? 箱の中身はなんじゃろな?

【その3】
昨年9月以来1年ぶりの新曲を披露。

【その4】
もちろん、おなじみの、あの名曲、この名曲も披露。

【その5】
金属恵比須の”フラクタル分裂”「projeKYt(プロジェキュト)」が2つ始動。"KY"とは"Kinzoku-Yebis"を指す、たわいないダジャレである。このプロジェクト構想の狙いは「各々を調査・開発部門として機能させることで金属恵比須本体に役立てること」だそうです……。

projeKYt 1(フォーク・プロジェキュト)
・稲益宏美:ヴォーカル
・高木大地:アコースティック・ギター
・宮嶋健一:カシオトーン

projeKYt 2(ドラムン・ベース・プロジェキュト)
・後藤マスヒロ:ドラム
・多良洋祐:ベース

【その6】
ファーストアルバム『箱男』の2001年発表時の自主製作盤(解説書付)が発掘されたので限定販売。価格は発表念に因んで2,001円。1円玉がなければ1円引きに。

【その7】
物販コーナーで何らか商品を1品でも購入すると、2011年6月4日ライヴ『塗仏の宴』の豪華12ページのパンフが贈呈される。

【その8】
バーカウンターでは、カクテル『紅葉狩』をこの日だけ販売。

【その9】
終演後は会場内でそのまま打ち上げ開催。「お客さまどなたでも参加できます」とのこと。某一流飲料メーカーの営業マンでもある高木が率いるバンドだけあって、アンバサダー・マーケティングや上得意客づくりには抜かりがない。そんなわけだから、このような機会に直接、メンバーや関係者に感想や忌憚のない意見をぶつけるもまた有効であろう!

……とまあ、こんな具合に楽しい企画が目白押しの「金属恵比須まつり」=『猟奇爛漫FEST VOL.2』。鬼気迫る演奏の凄さはもちろんのこと、最近はトークもかなり面白くなってきた彼らに期待度は高まる一方だ。三連休の中日だが、プログレ道を究めたい人なら高円寺まで足を運んでみてはいかがだろうか? 当日券有。撮影、録音なども拡散してくれるなら歓迎とのことである(フラッシュ撮影はご遠慮くださいね)。

ライヴ情報
金属恵比須 『Ryouki-World Records presents 猟奇爛漫FEST Vol.2』

■日時:9月18日(日)18:30開演(17:30開場)
■会場:高円寺High
東京都杉並区高円寺南4-30-1 http://koenji-high.com/access/
■出演:金属恵比須

・稲益宏美………ヴォーカル
・後藤マスヒロ…ドラム、コーラス
・髙木大地………ギター、キーボード、ヴォーカル
・多良洋祐………ベース
・宮嶋健一………キーボード
:前売 3,000円 / 当日 3,500円 +1drink(整理番号順)
:当日券あり
■公式サイト:http://yebis-jp.com/post-711/​
シェア / 保存先を選択