インディーズゲームのススメ第2回 すごい速度でテンポよく逝ける即死系アクションゲーム「Super Meat Boy」

コラム
アニメ/ゲーム
2015.8.15
 ©TeamMeat

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素早いけど脆い主人公が彼女を救出するため死地に赴くアクションゲーム

  筆者がオススメのインディーズゲームや、インディーズゲームに関するイベントなどを紹介するインディーズゲームのススメ。第2回目のテーマは、アクションゲーム「Super Meat Boy」を紹介します。

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 「Super Meat Boy」とは、TeamMeatにより開発された横スクロールアクションゲームで、2010年12月1日より配信されている本作は、現在ではXBOXLIVEとsteamで購入できます。海外ではかなり人気のタイトルで、最近では日本でも実況プレイ動画が配信された影響で人気が出てきています。本作は、ステージクリア型のアクションゲームで、ダッシュやジャンプ、壁貼りつきを駆使してゴール地点にいる彼女の元までたどり着くことが目標です。難易度がとても高く、クリアするためには死んで覚える必要がある、いわゆる死にゲーと呼ばれるジャンルのゲームです。また、14,99ドルと安価でありながら、そのステージ数は驚愕の300超えと、そのボリュームの多さが特徴です。今回は、そんな本作の魅力を紹介します。

プレイが苦痛にならない快適さと動かしていて楽しい操作感

 本作はステージ一発クリアは難しく基本的に何度も死にながら少しづつ先に進めるような難易度となっています。ですが、残機が無限であることと、死亡後の復帰がとても早いため、ゲームのテンポがとても良いです。なので、何度もやり直すことがそこまで苦になりません。

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 また、ステージの難易度は本当に高く、steamのレビューでは「難しいゲームを想像してくれ、その29倍は難しい」や、「挽肉を作り、焼いてハンバーグにするゲーム」と言われるほどです。ですが、上記の要素と面が比較的に短めなことから、何度もプレイすればいずれクリアできる絶妙なゲームバランスとなっています。その他、短い時間で手軽にプレイできることも嬉しいポイントで、そのため、手軽に死にゲーの大きな魅力である理不尽な死と、それを乗り越える達成感を味わえます。

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 その他、本作の大きな特徴として、動かしていて楽しい操作感があります。本作の主人公はとても動きが素早く、壁貼りつきからジャンプ、また張り付きといったアクロバティックな動きで上下左右に大きく移動することが出来ます。そのアクロバティックな動きのお陰で、動かしているだけで楽しく、多少の難しさは苦にならずに死地に赴けます。

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 また、本作では主人公の他に、性能が違うキャラクターが10体以上います。それぞれ短い時間空を飛べたり、走る速度が違うなど特徴がありますので、ステージに詰まったら別のキャラクターを試してみるといいでしょう。案外、あっさり先に進める場合なんかもあります。ただし、使用キャラクター固定のステージもあるので、ある程度主人公の操作には慣れておいたほうがいいと思われます。

クリア後のお楽しみ、死亡シーン集が圧巻

 ステージクリア後、自分のプレイのリプレイが見られますが、それが他のゲームとは違った特殊な仕様となっています。というのも、自分が進んだ軌跡が全員分一斉に表示されるのです。なので、クリアした自分以外の大量の屍を乗り越えてクリアに進む主人公の姿を拝むことが出来ます。アクションゲームの残機の意味を少し考えさせられる瞬間ですね。

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 その結果、そのステージに苦戦すればするほど、クリア後のリプレイが楽しいことになります。同じ場所で何人もの自分が一緒に朽ち果てていくさまは圧巻です。

死にゲーの入門として最適な「Super Meat Boy」

 本作は、死にゲーの醍醐味である、死にながら少しづつ面を覚えて、ステージをクリアする達成感を味わえる死にゲー特有の魅力と、気軽に遊べて、動かしているだけで楽しいアクションゲームの魅力が共存したゲームです。なので、アクションゲームが得意な玄人プレイヤーはもちろんのこと、普段死にゲーをプレイしないような方にもオススメしたいタイトルとなっています。

 その他、本作には「ロックマン」や「マリオ」といった有名レトロゲーや、その他インディーズゲームの大量のパロディがあります。なので、ゲームに詳しい方は、ぜひその点にも注目して遊んでみるのも面白いかもしれません。

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