キャロル・キングを描くミュージカル『ビューティフル』水樹奈々/平原綾香のWキャスト主演で来夏上演

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2016.9.26
ミュージカル『ビューティフル』 Beautiful: The Carole King Musical

ミュージカル『ビューティフル』 Beautiful: The Carole King Musical


米国のシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を彼女の名曲とともに描いたミュージカル『ビューティフル』が、2017年7・8月に帝国劇場で上演されることが発表された。日本では主演のキャロル・キング役を水樹奈々平原綾香がWキャストで演じる。共演には、中川晃教伊礼彼方ソニン剣幸ら豪華な顔ぶれが揃う。

2013年にブロードウェイ初演、2014年にはトニー賞主演女優賞(ジェシー・ミューラー)、2015年にはグラミー賞やローレンス・オリヴィエ賞などを受賞した。キャロル・キング自身のヒット曲はじめ、関連するヒットナンバーが次々に飛び出す“ジュークボックス・ミュージカル”の傑作として、現在もブロードウェイだけでなく、全米ツアーやロンドン公演など、各地でロングランを続け、多くの観客に愛されている。

主演の1人水樹奈々は、1997年に声優デビュー、2000年に歌手デビュー以来数々のヒット曲を輩出し、2009年に声優として史上初のNHK紅白歌合戦出場&アルバム「ULTIMATE DIAMOND」がオリコンチャートNO.1を獲得、2011年・2016年には東京ドームコンサートを開催するなど、声優・歌手・ナレーターとしてマルチに活躍している。もう1人の平原綾香は、2003年12月17日にホルストの組曲『惑星』の『木星』に日本語詞をつけた『Jupiter』でデビュー。2004年の日本レコード大賞新人賞や、2005年日本ゴールドディスク大賞特別賞をはじめ、様々な賞を獲得。「ノクターン」「明日」「誓い」等の大ヒット曲をはじめとした歌手活動に加え、2014年にミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』のヒロイン・クリスティーヌ役で初舞台に挑戦し話題を呼んだ。


<ストーリー>
ニューヨークに住む16歳のキャロル・キングは、教師になるように勧める母親を振り切って、名プロデューサーのドニー・カーシュナーに曲を売り込み、作曲家への一歩を踏み出す。やがて同じ高校に通うジェリー・ゴフィンと出会い、恋に落ちた二人はパートナーを組み、キャロルが作曲、ジェリーが作詞を担当するようになる。二人は結婚し、子供も生まれ、キャロルは必死で子育てと仕事に邁進する。
その頃二人は、ドニーがプロデュースする新進作曲家と作詞家のコンビ、バリー・マンとシンシア・ワイルと知り合い、良き友人となり、互いにしのぎを削り、ヒットチャートの首位を争うようになる。
数々のヒットを放ち、全てが順調に進んでいるかのように思われたが、ヒット曲を書き続けなければならないという焦燥感から、ジェリーは精神的に追い詰められるようになり、奇怪な行動や浮気を繰り返すようになる。キャロルはやり直そうと必死になるが、すでに手遅れだった。
28才で二人の子持ちのシングルマザーとなってしまったキャロル。だがしかし、ロサンジェルスへ移住した彼女に待ち受けていたのは、まったく新しい門出だった――。


<劇中ナンバー(一部)>
・So Far Away
・It Might as Well Rain Until September
・Will You Love Me Tomorrow
・The Locomotion
・Chains
・It's Too Late
・You've Got a Friend
・A Natural Woman
・Beautiful
・I Feel the Earth Move
 

ミュージカル・ファンのみならず、往年のアメリカン・ポップスにはたまらない内容の舞台となることは必至だろう。ときに余談だが、イープラスが渋谷で運営する「LIVING ROOM CAFE by eplus」の店名は、キャロル・キングの「Living Room Tour」に由来している。

公演情報
ミュージカル『ビューティフル』
Beautiful: The Carole King Musical


■日程:2017年7~8月
■会場:帝国劇場
■出演:
水樹奈々 平原綾香(Wキャスト)
中川晃教
伊礼彼方
ソニン
剣幸

■公式サイト:http://www.tohostage.com/beautiful/
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