ORANGE RANGE×K レーベルメイトにして友人でもある同世代2組が語るこれまで、そしていま思うこととは
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ORANGE RANGE / K 撮影=樋口隆宏
今夏、ORANGE RANGEの15周年を記念してリリースされたコラボベストアルバム『縁盤』。様々な相手とともに多様なアプローチで自らの代表曲たちをセルフカバーするというこの作品で、デビュー当時からの国境を越えた盟友とコラボレーションが実現していた。その相手とは、シンガーソングライター・Kである。そこでの共演をフックに、20歳そこそこの頃に出会い交友を重ねながら、CD文化の衰退やフェスやライブの隆盛など2000年代中盤からの激動する音楽シーンをそれぞれ過ごしてきた2組に、これまでの歩みと今感じていること、互いへの思いなど、たっぷりと語ってもらった。
――『縁盤』でのコラボレーションを果たした、keywords/0000002546">ORANGE RANGEとkeywords/0000004019">Kさんですが、意外な組み合わせと受け取った人も多かったんじゃないでしょうか。
YAMATO:もともと僕らとkeywords/0000004019">Kはレーベルメイトだったんです。はじめて日本に来たときに一緒にやって。まだ片言で、一生懸命勉強中のkeywords/0000004019">Kに出会って、万国共通……じゃないですけど、下ネタで打ち解けて(笑)。そこから色々と、自分たちのカウントダウンイベントに呼んだりだとか、一緒に過ごす機会も多かったんです。はじめは2004年くらい?
keywords/0000004019">K:そうだね。2004年くらい。当時まわりのスタッフも結構一緒だったので。
YOH:そうだね。
keywords/0000004019">K:だからそれこそ一緒にゴルフに連れて行ってもらえたりとか、沖縄で。
YAMATO:あったね。MTVの授賞式でも……(笑)。
――?
keywords/0000004019">K:あの、向こうのエロい言葉を僕が教えて、向こうのミュージシャンとそれでベラベラしゃべって。……楽しかったなぁ、なんも考えてなかったもんなぁ(笑)。
――20歳そこそこの頃ですもんね。
HIROkeywords/0000004019">KI:ですよね、20とか21くらい。まぁ歳も一緒ということもあって、すぐ打ち解けて。うちらはあまり喋る方ではないし、比較的人見知りだったりするんですけど。でもね、keywords/0000004019">Kはそんな状況でも喋りやすかったよね。
YAMATO:そうだね。やっぱ同い年っていうのは大きかったかもしれないね。会話がさ、アレが流行ったとか、韓国ではどうなの?とか、日本ではこうだよ、とか。共通の話題が多いから会話も弾んでました。
――コラボに至る最初のキッカケはだいぶ前だったんですね。
HIROkeywords/0000004019">KI:そこから僕たちがこのアルバムを出すことになったときに、「花」っていう曲をどうしようか?って、もちろん自分たちにとっても大事な曲だし……今回、いろんなパターンでコラボが決まっていて、人から先に決まったパターンもあったんですけど、「花」に関してはやっぱり「この曲をどうしよう?」っていうところで考えてたんです。それでポロっと「keywords/0000004019">Kとか良いんじゃない?」って言ったら満場一致というか。
keywords/0000004019">K:「花」は、僕がはじめて日本に来た頃の楽曲で、ありがたいことにレーベルメイトということでライブもすごく観に行かせていただいてたし……そもそも、日本ではじめて観に行ったアーティストがkeywords/0000002546">ORANGE RANGEだったんですよ。
YAMATO:マジか!
keywords/0000004019">K:そう。だから、そういう面での思い出もあるので、特にこの楽曲は当時の自分とこう、重ねる部分もあったり。僕にとっても大切な一曲だったし、それを演奏してくれっていうオファーを受けたときはものすごく嬉しかったですね。
keywords/0000002546">ORANGE RANGE・YAMATO 撮影=樋口隆宏
――「花」はkeywords/0000002546">ORANGE RANGEのレパートリーの中でも、特にバラードの代表的な楽曲ですが、それを演奏するにあたって何を考えましたか?
keywords/0000004019">K:もう10年以上経ってますよね、発売してから。例えばこれが発売したばかりで、すぐのタイミングで僕がカバーをしたりピアノを弾くってなったらプレッシャーもあったかもしれないですけど、この12年間でお互いにいろんな思い出を重ねていて、いろんな経験をしていて。だからか、意外とスラッとできました。特に最初に送ってもらったデモの時点で原曲からガラッと変わって、今回のアレンジになっていたので、これは新しいものとして捉えた方がいいのかなって思いました。だから、自分なりのフレーズをいくつか考えてスタジオに行って、ああだこうだと話しながら録っていきましたね。
NAOTO:僕とkeywords/0000004019">Kとで。
keywords/0000004019">K:そのとき自分なりの譜面を書いていったんですよ。それを元にやり取りしながらだったんですけど、面白かったですね。譜面無しでやる現場っていうのは僕は初めてだったので。譜面が無くても、話しながら「ああ、あそこのアレね」とか言いながらやっているのがすごく楽しくて。しゃべりながら思いつくことってあるんですよね。どうしても譜面に書いてしまうと型に嵌っちゃうこともあると思うから。……って、なんかアーティストっぽいね(一同笑)。
HIROkeywords/0000004019">KI:あの12年前の下ネタの頃とは全然違うよ(笑)。
――(笑)。今回の「花」はジャジーなテイストになっていますから、譜面にとらわれないやり方が合ったのかもしれないですね。
keywords/0000004019">K:そうかもしれないですね! あと、最初レコーディングしたとき、カホンとベースだけだったのかな?
NAOTO:ギターはまだ無かったね。
keywords/0000004019">K:そうそう、だからわりとフリーな状態だったんですよ。メンバーの声もHIROkeywords/0000004019">KIの声しか入ってなかったのかな。
――そうして録ったkeywords/0000004019">Kさんの演奏を聴いたときはどうでした?
RYO:僕は(ピアノが)入ってから初めて聴いて、歌いやすく入れてくれたなっていうのと、テンポが落ちてたのでそこは苦労するかと思ってたけど、音でうまく引っ張ってくれたというか。逆に、先にピアノを入れてもらえて良かったなって。
――RYOさんの低音ボイスが入ってくるBメロ、ピアノの音色とすごくマッチしてますもんね。
RYO:あれは、keywords/0000004019">Kのおかげですよ。
keywords/0000004019">K:いやいやー(照笑)。
――でも弾くときに、「ここは誰々が歌うパートだ」とかも、やっぱり意識されます?
keywords/0000004019">K:それは最初に教えてもらいましたし、原曲も元々知っていたのでここのパートは誰、っていうイメージはあって。たとえば、YAMATOくんが歌うんだったらきっと高音だろうから、僕(のピアノ)が上にいかないほうが良いかな?とか、簡単に言うとそういう押し引きは自分の中でしたかも。
――なるほど。結果としてすごく良いセルフカバーであり、keywords/0000004019">Kさんによるピアノカバーにもなっていると思います。
keywords/0000004019">K:ありがとうございます。今までこういうラップものというか、ラップがメインに入っている曲をやったことがあまり無いので、そういう言葉数の楽曲をピアノで邪魔しないように演奏するのは、すごく勉強になりましたし、「あ、こういう楽曲も作ってみたいな」っていう思いも自分の中で生まれましたし。もし、そのときにはまたkeywords/0000002546">ORANGE RANGEとコラボしてみたいですね。
keywords/0000002546">ORANGE RANGE・RYO 撮影=樋口隆宏
――今回はkeywords/0000002546">ORANGE RANGEの15周年という節目で実現したコラボですけど、keywords/0000004019">Kさんも昨年デビュー10周年でした。お互いに歳も近くてデビュータイミングも近いということは、ここまで音楽シーンで同じ景色を見ていたことも多いと思うんですよ。
HIROkeywords/0000004019">KI:ああ確かに。
keywords/0000004019">K:それはあるかもしれないですね。
――なので、これまでのヒストリー的な部分もお聞きしていきたと思います。あらためて調べたところ、2003年にkeywords/0000002546">ORANGE RANGEがメジャーデビューして、2004年にkeywords/0000004019">Kさんが初来日、keywords/0000002546">ORANGE RANGEが大ブレイク、2005年にkeywords/0000004019">Kさんがデビューして大ブレイクという、まさに同時代感があって。先ほどkeywords/0000004019">Kさんが日本で初めて観たライブがkeywords/0000002546">ORANGE RANGEだという話もありましたが、逆にkeywords/0000002546">ORANGE RANGEのみなさんは初めて会ったときのkeywords/0000004019">Kさんの印象ってどうでしたか。
YAMATO:最初は音を聴く前に、こういう韓国からのアーティストがいて、って紹介されて出会って。その後からkeywords/0000004019">Kのライブも観に行って「あ、めちゃくちゃ歌上手い」って驚いて。
NAOTO:僕らは5人ですけど、keywords/0000004019">Kはバックバンドはいても基本的には1人で、そのあたりの違いを感じたというか。技術もそうなんですけど、改めて身が引き締まる思いにもなったし、切磋琢磨というか。刺激になりましたよね。
HIROkeywords/0000004019">KI:……今ね、もう始まってますよ。「切磋琢磨」って四文字熟語、難しい言葉使ったじゃないですか。これkeywords/0000004019">Kが返してきますからね、はじまりましたよバトルが(笑)。
keywords/0000004019">K:えーと……えぇ!?
HIROkeywords/0000004019">KI:さっきヤマさんからも出てるからね、「万国共通」が。
keywords/0000004019">K:ちょっと待ってよ、これ(笑)。
HIROkeywords/0000004019">KI:keywords/0000004019">Kがすごいのは、会うたびにどんどん日本語が上手くなっていってたこと。日本人にしか分からなそうな”間”とかツッコミみたいな感覚的な部分も、飲み込むスピードが速すぎて。だから(当時のレーベルで)keywords/0000004019">Kを中心にチームが動いてたし、笑いが絶えなくて。
keywords/0000004019">K:当時の自分の環境って、今思えばすごくありがたくて。keywords/0000002546">ORANGE RANGEは沖縄から出てきて東京で勝負する、僕は韓国から出てきて勝負するっていう状況ですよね。国籍が違うだけで、あとは全く一緒だっていう風に感じさせてくれたんですね、スタッフとかみんなが。そうしてもらえている中で、だからこそ僕がもっと自分の口で、日本語でしゃべって、ちょっとでも分かち合っていかなければっていう。それができなかったら、……それこそ「本末転倒」なのかなっていう?
keywords/0000002546">ORANGE RANGE一同:うおー!!(笑)
NAOTO:しかも結構スムーズに、話の文脈通りに。
keywords/0000004019">K:あーよかったー! 緊張したー今ー!
YAMATO:今まで付き合ってきた中で一番のドヤ顔してたけど(笑)。
keywords/0000004019">K:あっはっはははは!(爆笑)
RYO:やっぱね、ライブとか観に行ってもね、(keywords/0000004019">Kの)MCは聞いてて楽しいもん。
HIROkeywords/0000004019">KI:上手だよね。ちゃんとフリがあってオチもあるし、日本人に合ってるっていうか。……それってさ、もともと気質的に日本に合ってたのか、日本に来たんだから……って合わせたのか。その辺どうなの?
keywords/0000004019">K:あ、それは前からよく言われてた。向こうの人っぽくないって。
HIROkeywords/0000004019">KI:韓国にいた頃から?
keywords/0000004019">K:そうそう。韓国ってもっとYES/NOがすごくハッキリしてて。だからか、日本に来たときすごく居心地がよかったの。話の間とかさ、そういうものが自分のタイミングに近くて。
HIROkeywords/0000004019">KI:ストレスにはならなかったんだ?
keywords/0000004019">K:全然ならなかった。合わせたっていうことではなく。
keywords/0000004019">K 撮影=樋口隆宏
――その来日当時からの付き合いの中で、表に出ていないけどkeywords/0000002546">ORANGE RANGEとkeywords/0000004019">Kはこんな絡みがあるよ、みたいなことってあるんですか?
keywords/0000004019">K:さっきもちょっと出ましたけど、沖縄に呼んでもらったりとか、あとはお互いの結婚式に招待したり、メッセージを送ったり。言ってみれば日本でできた友達って20歳過ぎてからでしょ? だからあまりそういうことって無くて、結婚式に呼んでもらったのも初めてで。
YAMATO:keywords/0000004019">Kが除隊するときもさ、メッセージ送らなかったっけ?
keywords/0000004019">K:あ! そうだ、いただいた。軍隊に行って戻ってくるときに。
YAMATO:ね、ゴッツくなって帰ってくるのかと思ったら、以外と引き締まったまま帰ってきて。
keywords/0000004019">K:トレーニングしてたので今よりは体重もありましたけど、アーミーバンドで慰問に行ったりとか、そういう隊だったので。
HIROkeywords/0000004019">KI:そういう文化の違いみたいな部分もフラットに聞ける存在だから、それが楽しいんですよ。
NAOTO:うん、確かにね。
HIROkeywords/0000004019">KI:打ち上げの席とかで話すくらいの場で、いろんなニュースになっているような問題とかもkeywords/0000004019">Kにだったら聞けるし。で、どっちにも偏らない意見を返してきてくれて。
――すごくフラットな方ですからね。
HIROkeywords/0000004019">KI:そうそうそう。keywords/0000004019">Kの存在で韓国っていう国を身近に感じられるようになったし。
keywords/0000004019">K:それは嬉しい。
HIROkeywords/0000004019">KI:いろんな問題があっても、結局は人単位の話なんだなっていう。
YAMATO:気づけばツアーで韓国も行くようになったしね。
keywords/0000004019">K:え、そうなの? 今度行くとき、俺通訳で行くよ(笑)。
YAMATO:助かるね、それに食べ物が一番困るから、色んなところに連れて行ってほしい。
HIROkeywords/0000004019">KI:宿もいらないね。
keywords/0000004019">K:あーもう、ウチでいいよいいよ! 親、喜ぶから(笑)。
keywords/0000002546">ORANGE RANGE・NAOTO 撮影=樋口隆宏
――韓国でやってみて、keywords/0000002546">ORANGE RANGEの受けとめられ方はどんな感じなんですか?
YAMATO:僕たちが外タレを観てるときのような感じというか、ノリ方も日本とは全然違いますし、あらためて海外だなぁっていう印象はありました。韓国の夏フェスにも出させていただいたんですけど、それこそ色んな韓国のバンドやヨーロッパのバンドが出ている中に、日本からは僕らがいて。日本だと(曲中で)手を振ったりとかするじゃないですか。そういうのが一切無くても盛り上がれるっていう環境で、こんなにも楽しんでくれるんだ!って思いましたね。多分日本語とかそんなに分からないと思うんですけど、それぞれが集まってくれて、好き好きにサークル作ったり盛り上がってくれる感じが「日本にはないなぁ」と。
――音そのもので楽しむ。
YAMATO:そう。統一感みたいなものを出さなくても楽しめるんだなっていうことは、日本から出ないとわからなかったことですね。
keywords/0000004019">K:僕は逆に向こうでライブをやったことがないので、もちろん観に行ったことはありますけど、あまりその辺の差っていうのは感じたことがないかもしれない。
YAMATO:今後は?
keywords/0000004019">K:やってみたいですね、チャンスがあれば。僕がいた当時、小さい頃は日本からバンドが来るってこともほとんど無くて、W杯があった2002年くらいから増えていった感じだったんですよ。
――両者のヒストリーに戻りますけど、2010年にkeywords/0000002546">ORANGE RANGEは自主レーベルを立ち上げて、keywords/0000004019">Kさんは2011年に兵役で日本の音楽シーンから一度遠ざかっていて。そこから今に至るくらいの間に、音楽シーンってやっぱり様変わりした部分もあると思うんです。
keywords/0000004019">K:あぁ。
――みなさんがデビューしてブレイクした頃が、「CDが何10万、何100万枚売れて」っていう最後の時代でしたよね。そこから2010年代になって、YouTubeだったり、配信サービスが主流になって、ライブやフェスの動員が伸びてきた時期がありました。そんな時代の変遷を、シーンに身を置きながらどんな風に見て感じていたんでしょうか。
YAMATO:その頃がちょうどアナログからデジタルになる境目の時代だったと思っていて。配信とかっていうものに対して当時はまだみんな首をかしげるというか、「どうなんだ?」っていう感覚があったんですが、僕たちはちょうどその頃自主レーベルを立ち上げる中で、何よりも一番ライブをコンスタントに続けていきたいと思っていて。だから、(記録)メディアの種類とかはあまり気にしてなかったですね。僕らはライブを軸にやっていれば良いっていうスタンスだったので。
HIROkeywords/0000004019">KI:新しいことをやりたかったんですよね、テレビだけが全てじゃないっていうか。だから配信とかそういうものにも積極的に。まだ中心にはなっていない時代でしたけど。
――配信シングルとかも早い時期から出されてましたもんね。
YAMATO:「やってみよう」感はありましたね。
HIROkeywords/0000004019">KI:でもね、早すぎて誰にも気づかれてないんですよ、出してたことを(笑)。まぁ何でもできる環境ではあったから。
YAMATO:そのために自主レーベルを立ち上げたっていうのもあるし、もっとワールドワイドにいろんな活動をしていきたい、その中でも中心はライブで、っていう気持ちでした。それをキッカケにアジアツアーだったりもできたし、これからもヨーロッパなのかアメリカなのか、もっとアジアの幅を広げるのか、わからないですけど、結構待ってくれてる人はいるので、その人たちにちゃんと届けていけるようなスタンスでいたいと思います。……やっぱりライブが一番わかりやすいじゃないですか。観て、聴いて、判断がつきやすいというか。盤も大事ですけど、一番はやっぱり生でいろんな事を体験、体感してもらいたいなって。
――keywords/0000004019">Kさんは音楽シーンの移り変わりやライブについて、どう感じていますか。
keywords/0000004019">K:ライブを大事にするっていうのは僕も賛成で。それに、これはデビュー前から思っていた事なんですけど、音楽の記録媒体って、レコードとかの「カタチ」になったのってここ100年も無いくらいなんですよね。言ってみれば、そのくらい歴史が浅いんです。誰かがパッケージしてレコードにして、売り始めて。その次にCDというものが出てきたときには今と同じだったと思うんですね。「レコードが売れない、音楽は終わった」、「音が悪くなってどうこう」とか。でもCDはそこからどんどん売れた。
――そうですね。
keywords/0000004019">K:で、CDが売れなくなって配信とかが出てきて、今の若い人はそこで音楽を求めて、お金を出して買って聴く環境になっている。さらにはネットのストリーミングでも聴けちゃう。僕はすごく音オタクなので、音が良い/悪いっていう面では残念なこともあるんですけど、メディアの形が変わっていくのは仕方がないことで、これを止めることはできないと思うんですよ。こんな短い歴史のものを無理に守るんじゃなくて、今話していたように、人前で歌う、演奏するっていうことは100年どころか、何千何万年前からやってきたことで、人に歌を届けるっていう本質自体は何にも変わってない。それをより多くの人に届けるためにレコードやCDが出来たっていうだけの話なんですよね。だから、人前でライブをする人は、時代の変化にこだわらずに自分たちの良さを出していく、それだけを信じてやっていけばいいのかなと思います。僕は、ライブを観たい、音楽を、声を聴きたいっていう想い自体は絶対に無くならないと思うんですよ。
NAOTO:そうだよね。
keywords/0000004019">K:僕、歌を歌い始めたのが教会だったんですよ。日曜日になると勝手に人が集まってくる。別に僕の歌を聴きたい訳じゃなくて、教会には歌が付きものだっただけなんですけど、そこで聴いてもらえて、聴く人がいたことで初めて僕の音楽は成立したというか。そんな原点を去年、一昨年くらいに思い出して、それからあまり気にしなくなりましたね。
HIROkeywords/0000004019">KI:……(RYOに)いやぁ、全く同じ話を俺らも昨日してたもんなぁ。
RYO:いや……会ってないですけどね(一同笑)。
keywords/0000002546">ORANGE RANGE・YOH 撮影=樋口隆宏
――ライブといえば、keywords/0000002546">ORANGE RANGEはガッツリとしたツアーが控えていて、keywords/0000004019">Kさんもビルボードのライブなどがありますね。
YAMATO:僕たちは今回結成15周年ということで、今までも全国まわってますけど、1回のツアーで47都道府県を回るのは今まで無かったことなんです。まぁ、いつも通りって言ったらおかしいですけど、自分たちのパフォーマンスを存分に届けて。それに今回”CARNIVAL”っていうタイトルを引っさげてますんで、各地でカーニバルを巻き起こせるようなセットリストを組んで、全ての都道府県で楽しい時間を過ごせたらいいなと思ってます。これが終わったときには新たな経験になると思いますし。
keywords/0000004019">K:僕は今回、ピアノを弾かないライブをやろうと思っていて。
HIROkeywords/0000004019">KI:何それ?
――ストリングスが入るんですよね?
keywords/0000004019">K:はい。ストリングスで。弦楽器が入って、ピアノの人も別にいるんです。それ用のアレンジを今ずっとやっていて。とりあえずカバー曲なんかも自由にできるようなライブをしたいなって考えてます。
YAMATO:楽しみだね。
keywords/0000004019">K:そうだね。ピアノを弾かないっていうのは、ね。
HIROkeywords/0000004019">KI:2時間しゃべる。
keywords/0000004019">K:そう、2時間しゃべる。……さだまさしか!(一同笑)
HIROkeywords/0000004019">KI:ほら! やっぱりツッコミが。これは日本人でもなかなか出てこないよ。
NAOTO:早いし。これですよ!
――今、最高の“間”でしたけどね、すごく記事にしづらいなぁ(笑)。
keywords/0000004019">K:いやいや!(笑) 僕、大好きですからね、さだまさしさん。カバーもしてますし、大好きですから。 ……ともかく新しいライブをやりたいと思っているので楽しみにしてほしいです。
取材・文=風間大洋 撮影=樋口隆宏
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開場/開演:17:00/17:30
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開場/開演:16:00/17:00
問い合わせ:SOGO TOKYO 03-3405-9999
開場/開演:18:00/18:30
問い合わせ:PMエージェンシー 098-898-1331
公演日 2016.11.21(月)
地域 大阪府
会場ビルボードライブ大阪
開場/開演 【1st】17:30 / 18:30
【2nd】20:30 / 21:30
料金(税込) サービスエリア 7,900円
カジュアルエリア 6,900円(1ドリンク付)
問い合わせ先ビルボードライブ大阪 TEL:06-6342-7722
発売中
地域 東京都
会場ビルボードライブ東京
開場/開演 【1st】17:00 / 18:00
【2nd】20:00 / 21:00
料金(税込) サービスエリア 7,900円
カジュアルエリア 6,400円(1ドリンク付)
問い合わせ先ビルボードライブ東京 TEL:03-3405-1133
発売中
K Premium Live 2017
公演日 2017.01.05(木)~2017.01.06(金)
地域 東京都
会場ビルボードライブ東京
開場/開演 【1st】17:00 / 18:00
【2nd】20:00 / 21:00
料金(税込) サービスエリア 7,900円
カジュアルエリア 6,900円(1ドリンク付)
問い合わせ先ビルボードライブ東京 TEL:03-3405-1133
発売日 2016.11.7(月)11:00~
地域 名古屋
会場名古屋ブルーノート
開場/開演 【1st】16:00 / 17:00
【2nd】19:00 / 20:00
料金(税込) ミュージックチャージ 7,900円
問い合わせ先名古屋ブルーノート TEL:052-961-6311
発売日 2016.11.16(水)11:00~
プレイガイド 電話予約センター:052-961-6311
◆名古屋ブルーノートWeb購入
地域 大阪
会場ビルボードライブ大阪
開場/開演 1/13(金)
【1st】17:30 / 18:30
【2nd】20:30 / 21:30
1/14(土)
【1st】15:30 / 16:30
【2nd】18:30 / 19:30
料金(税込) サービスエリア 7,900円
カジュアルエリア 6,900円(1ドリンク付)
問い合わせ先ビルボードライブ大阪 TEL:06-6342-7722
発売日 2016.11.7(月)11:00~
プレイガイド 電話予約センター:06-6342-7722