染谷将太×チェン・カイコー『空海』に阿部寛が出演、遣唐使・仲麻呂役
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©New Classics Media Corporation and Kadokawa Corporation 2016
チェン・カイコー監督の映画『空海―KU-KAI―』の追加キャストが発表された。
日中共同製作となる同作は、夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』をもとにした作品。日本から遣唐使として唐に渡ってきた若い僧侶・空海が、詩人・白楽天と共に首都・長安を揺るがす謎に迫るというあらすじだ。空海こと沙門空海役を染谷将太、白楽天役をホアン・シュアンが演じるほか、日本から唐に渡った女性・白玲役に松坂慶子がキャスティングされている。
今回出演が明らかになったのは、奈良時代に遣唐使として唐に入り、第9代皇帝・玄宗に仕えた安倍仲麻呂役を演じる阿部寛。劇中では、空海が白楽天と共に謎の事件の核心に迫る中で、安倍仲麻呂の足跡を辿る様が描かれるという。
同作は7月にクランクインし、現在も中国で長期間にわたる撮影が行なわれている。年末にクランクアップを迎え、完成は2017年末、公開は2018年になる予定だ。
阿部寛のコメント
映画『空海―KU-KAI―』に参加した感想
スケールがすごく大きくて、俳優人生の中でもこんなスケールの作品に出演するのは初めてです。このセットの凄さ、エキストラの凄さ、監督がそれをまとめあげる凄さ。そして、凄くこだわって1日ワンカットしか撮れない日もありますが、そのような撮影をしているチェン・カイコー監督を尊敬しています。
また、監督が撮りたいことを俳優陣一人一人にきちんと説明して撮影してくれるので、一緒に一つのワンカットを最高のものにしようという意識とその意識の高さを感じます。今回この作品に参加でき、非常に勉強になり凄く良かったと思います。安倍仲麻呂役を演じたことについて
今回、約1300年前にこの唐に遣唐使として渡って来た安倍仲麻呂を演じています。
生きて海を渡り唐に行くだけでも大変な時代に、日本人でありながら玄宗皇帝の側近になった人です。彼はとても優秀で、玄宗皇帝からとても信用を得た人であり、そんな凄い人を僕は演じさせていただいています。本を色々読んだら、魅力的な人であって容姿的にもカッコいい人だったみたいですね。今回中国に来て、私は安倍仲麻呂を演じさせていただいて、染谷くんは空海を演じていますが1300年前の二人に敬意を称するとともに幸せなことだと思い一生懸命頑張ります。