『イタズラなKiss THE MOVIE 〜ハイスクール編〜』佐藤寛太(劇団EXILE)&美沙玲奈インタビュー ラブレターは手書きが絶対! 王道ラブコメと現実の違いも?
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左から、佐藤寛太、美沙玲奈 撮影=岩間辰徳
累計発行部数3,500万部を誇り、日本のみならず世界中で愛され続けているラブコメ漫画『イタズラなKiss』( 以下、『イタキス』 )を原作とした映画『イタズラなKiss THE MOVIE 〜ハイスクール編〜』が11月25日に公開される。
本作で、女子生徒の憧れの的・天才イケメン入江直樹を演じるのは佐藤寛太(劇団EXILE)。ヒロインのドジでおバカだけど友達思い、直樹に何度フラれても諦めないポジティブガール琴子を美沙玲奈が演じている。佐藤はドラマ・映画『HiGH&LOW』のテッツ役で脚光を浴び、美沙は『コープスパーティー』などに様々な映画・舞台出演を経て、今作で映画初主演を果たした。そんな二人に初の王道ラブコメ、地元福岡での撮影エピソードなどざっくばらんに語ってもらった。
佐藤寛太は美沙玲奈の弟そっくり?
左から、佐藤寛太、美沙玲奈 撮影=岩間辰徳
――佐藤さんは『HiGH&LOW』シリーズとは一転してラブコメへの出演ですが、いかがでしたか?
佐藤:『HiGH&LOW』のテッツは、ドレッドヘアーでアクションがたくさんある役で、そこからクールな少女漫画の主人公を演じさせていただいて、また違う楽しさや難しさがありました。『HiGH&LOW』では、先輩方がいたのでのびのびとさせていただいたんですが……ぼくが直樹という役を偏った目で見ていたせいかもしれませんが、「琴子を見ちゃいけない」とか「ここは礼儀正しく」など、演じるうえでのルールが大変でした。
――美沙さんは、ラブコメ出演はいかがでした?
美沙:漫画をよく読んでいたので、最初は「わたしがラブコメのヒロイン役がいいのかな?」と思いました。でも、キュンキュンよりも冷たくされるほうが多すぎて、「ラブコメってこうだったっけ?」って思ったんです。でも、後から来るタイプの作品で、“氷河期”から入る 新しい形のラブコメだと思いました。キュンキュンするまでが長い(笑)。琴子は“耐える系”の女性で、私も負けず嫌いだったり、冷たくされても頑張ってついていく部分が似ているので、演じられたのは嬉しかったです。
――高校生を、しかも制服で演じるのはいかがでした?
美沙:テンションが上がりました。わたしは女子高でセーラー服だったので、ブレザーを着たことがなくって。ブレザーに憧れていたぶん、リボンを着けられた時は嬉しかったです。共学っていう設定だったので、憧れが『イタキス』で叶いました。そういう意味でもテンションがさらにあがりました。
佐藤:ぼくは(高校時代が)2年前なんですが、ブレザーじゃなかったのでネクタイが結べなかったんです。『イタキス』のおかげで結べるようになりました(笑)。
――撮影で苦労したことはありますか?
佐藤:美沙さんは最初のころ、プレッシャーでご飯が食べられなかったんです。朝から晩まで撮影が続いて、お弁当も食べないで1日スタミナドリンク1本だけで過ごしていた時がありました。監督にも太れと言われていて。初めて見ましたよ、「太れ!」って言われている人(笑)。
美沙:そうなんです。痩せすぎちゃって……。太るって難しいですよ。地元の福岡での撮影だったので、ご飯を食べられなくなった時にお母さんが作って持ってきてくれて、泣きながら食べていました。
佐藤:サンドイッチをもらったことがあったよね。美味しかった。
美沙:いまは、しっかり食べるようにしています。あと、わたしの方言がなかなか抜けなくって、撮影では佐藤君まで巻き添えにしてしまって……。
佐藤:長いセリフの時に訛っていて、普段は気が付かないぼくでも気が付いちゃうんです。しかも何度も。で、ぼくが吹き出してしまって撮り直したこともありました(笑)。
左から、佐藤寛太、美沙玲奈 撮影=岩間辰徳
――お互いの印象を教えてください。
美沙:落ち着きがない(ふたり見つめて大笑)。わたしのほうが2歳上で、3歳下の弟がいるのでイメージが被っちゃって。とりあえず落ち着きがなくって、よくしゃべるし、元気な子なんです。
佐藤:緊張しちゃうと、台本持ってセリフを言いながらウロチョロ歩いちゃうんです。あと、やっぱり(美沙の)弟さんとやることが同じらしいです。最初は「同じ福岡出身だ」と盛り上がったんですが、美沙さんは意外と人見知りなのかな、と思いました。ほかのキャストやスタッフさんにも挨拶していたので。
美沙:(佐藤は)結構、人のことを見ているんですよ。ちょっとしたことでも気が付かれるんで「見てたんだ!?」って思うことが多かったです(笑)。人間観察が得意だと思います。誰のことでもよく見ている感じでした。
――休憩中はいかがでしたか?
美沙:ふたりのときは割と静かですね。わたしが台本を読んでいると、(佐藤は)15分に1回くらい生存確認するんです。何回も覗きにくるんですよ。「生きてる?」って(笑)。
佐藤:「いないのかな?」って思って(笑)。
美沙玲奈 撮影=岩間辰徳
――お二人とも福岡出身なので、ロケ地は懐かしかったのでは?
美沙:地元も近くて出かけていた場所もほとんど一緒だったんです。
佐藤:絶対にすれ違っているよね、っていうくらい近い場所でした。二人でいるとだいたい方言です。
――やりやすかったでしょうね。
佐藤:コミュニケーションがとりやすかったです。話が盛り上がって、相談もしやすくて楽しい撮影でした。
美沙:仲良くなるまでが早かった。
――映画の関係とは逆ですね。
美沙:(わたしは)入江君ほど冷たくないですよ(笑)。
佐藤:ぼくは、性格は金ちゃん(編注:『イタキス』に登場する池沢金之助。大阪出身の情に厚いキャラ)ですから。あんまり男女関係なく、ワイワイしゃべる。
美沙:年が近いから、同い年みたいな感覚で。高校の同級生ってこんな感じなんだろうな、と思いました。
――本当に仲がいいですよね。
美沙:最近ですよ、ここまで仲が良くなれたのは。
佐藤:ハイスクール編では、冷たい言葉を浴びせ続けるしかなかったので。続編を撮っているうちに、少しずつ仲良くなっていきました。
佐藤寛太 撮影=岩間辰徳
本当の気持ちは手紙で伝えることが大事
左から、佐藤寛太、美沙玲奈 撮影=岩間辰徳
――物語はラブレターから始まります。今の時代では珍しいのでは?
佐藤:いま、ラブレターないのかな?
美沙:本当の気持ちはメールや電話じゃなくて、手紙で伝えるってことがこれから先も大事だと思います。
佐藤:メールで伝える感覚はないです。ちょうど中学・高校あたりで携帯が流行りだしたくらいだから、遠い昔の話じゃないです。家に固定電話があって、「佐藤ですけど、〇〇さんいらっしゃいますか?」と会話していたのを覚えています。
美沙:もちろん、ラブレターは印刷じゃない。手書き! 手書きがいいです。気持ちがまっすぐ、本当の気持ちが伝わる。告白するのはラブレターだよね。
佐藤:うん。
――もらったらどうです?
佐藤:もらったら、絶対に嬉しい。
美沙:これは、永遠にやってほしい。
佐藤:でも、ラブレターを持って体育館の裏に呼び出すのはダメ。それはこっちも、体育館裏イコール(告白)だから。机の上にね、さっとね。
美沙:堂々とみんなの前で渡しちゃえばいいのに!
――実際にラブレターをもらったり、書かれた経験はありますか?
佐藤:ぼくですか!?(ちょっと照れながら)靴箱の中はありました。でも、すごく質の悪いいたずらでした……。
――ああ……。
佐藤寛太 撮影=岩間辰徳
美沙:わたしはラブレターを書いた経験があります。靴箱の中に入れました。振られましたけど。女の子からもらったこともあります。女子高だから、ちょっとモテたというか。「気持ちはありがとう」と伝えましたが。
――お互いに直樹、琴子みたいな方はタイプですか?
美沙:わたしは、実際に入江君みたいな人が大好きです。私自身も冷たい人が好きで、相手にされていないと余計に好きが強くなって伝えたくなります。あんまり優しくされるよりも、冷たくされるほうが好きです。どうにかして振り向かせたいじゃないですか。そこに対する勢いは人よりもありますよ。冷たくされてもめげないです。追いかけます!
佐藤:ぼくは(琴子は)素敵だと思います。まっすぐで、4回振られるんですよ。できないって決めつけないで頑張るところに惹かれます。
――そういうタイプが好きなんですか?
佐藤:タイプかというと、そうでもないです。何でも頑張る人は好きですが……ぼくはサバサバしている人が好きなので。ボーイッシュな人が好き。でも、琴子のめげない姿勢は好きです。
美沙玲奈 撮影=岩間辰徳
――本作を観るとどんな効能があると思いますか?
佐藤:琴子というパワフルな女性がいて、その明るいエネルギーが周りに与える影響も大きい。この物語にはアンハッピーな人は一人もいないし、嫌な人もいない。それに、恋をして明るく過ごしている琴子を見ると前向きになれます。キュンキュンしてほしいですけど、それ以上に明るくなれる映画だと思います。
美沙:女の子のメンタルも強くなると思います。プライベートで何かあっても強くなれる。ポジティブ。ネガティブなことがほぼないので。
――最後に、これから映画をご覧になる方にメッセージをお願いします。
美沙:直樹と琴子の物理的な距離は近いんですが、心の距離は遠い。その絶妙な距離感は見どころだと思います。心の距離を徐々に詰めていく。女の子は琴子ちゃんに自分を重ねて観ていただくと楽しめるんじゃないかと思います。
佐藤:無関心で生きてきた直樹が、琴子の明るい力で体育祭の公衆の全面でおんぶするような人間になる。そういう、あり得なかったことをしてしまうほど琴子に影響を受けるところを見てほしいです。それに、キャラクターが本当に明るくって、楽しいドタバタ劇が続くので、ティーン世代の方にも見てほしいですね。カットを忠実に再現しているので、原作ファンの方にも喜んでもらえるんじゃないでしょうか。危ない表現もなくて小さい子どもも安心して見られるので、老若男女に観に来てほしいです。
左から、佐藤寛太、美沙玲奈 撮影=岩間辰徳
映画『イタズラなKiss THE MOVIE 〜ハイスクール編〜』は11月25日(金)TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー。
取材・文=Hirayama Masako、撮影=岩間辰徳
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映画『イタズラなKiss THE MOVIE 〜ハイスクール編〜』
(C)「イタズラなKiss THE MOVIE」製作委員会 (C)多田かおる/ミナトプロ・エムズ
山口乃々華(E-girls) 大倉士門 灯 敦生 石塚英彦 石田ひかり 陣内孝則 ウド鈴木(キャイ〜ン特別出演) 文音 井出卓也 鶴久政治 佐藤瑠生亮 声の出演:水樹奈々(友情出演)
原作:多田かおる 監督・脚本:溝口 稔
主題歌:Happiness「Always」(rhythm zone)
エグゼクティブ・プロデューサー:依田 巽 上野由洋
統括プロデューサー:竹村友里
プロデューサー:市川 篤 百武弘二
撮影:堂前徹之
照明:大坂章夫
録音:小原善哉
編集:金子尚樹
製作:「イタズラなKiss THE MOVIE」製作委員会
配給:ギャガ・プラス
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