『くまの子ウーフ』井上洋介の展覧会、「エログロナンセンス」な作風紹介

2016.11.23
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アート

『井上洋介 絵画作品展』メインビジュアル

『井上洋介 絵画作品展』が、11月26日から東京・渋谷のアツコバルー arts drinks talkで開催される。

『くまの子ウーフ』シリーズの挿絵で知られる絵本作家・イラストレーターの井上洋介。1931年に東京で生まれ、東京大空襲を経験したのち、初の絵本『おだんごぱん』を1960年に刊行。多数の創作絵本や挿絵を手掛けたほか、絵画作品も制作し、今年2月に胃がんのため84歳で没した。

井上の画家としての一面にフォーカスする同展。会場では1960年代から2000年代にかけて制作された油彩、墨絵、版画などの作品約50点を展示する。井上は生前、戦争体験が画業を志した動機の1つであったことを明かしており、作風はエログロナンセンスとも評されている。